2005年12月,米国上院議会に「公的に助成を受けた医学研究成果をPubMed Centralに
デポジットしてオープンアクセスとすることを義務化する」内容を含む法案(通称CURES法案)が
提出された。この法案によると,基礎研究の成果を臨床応用することを主要な目的とする新機関,
American Center for Curesが米国国立衛生研究所(National Institute of Health;NIH)内に
設置される。
オープンアクセスの義務化の対象は米国保健省(Department of Health and Human Services)の
助成を受ける研究であり,NIHやAmerican Center for Curesをはじめ広範囲の機関が含まれる。
過去にもこれに類似した動きとしてNIHのパブリックアクセスポリシー(本誌第146号トピックス参照)
があったが,このポリシーは最終的には学術出版社への譲歩により当初の理想から大きく後退し,
1年以内にPubMed Centralにデポジットすることを推奨するという無難な内容で,2005年5月から
実施されている。
今回のCURES法案では猶予期間は6カ月であり,さらに,従わなかった場合には将来の助成を
打ち切る法的根拠となりうるとまで言及されている。
また,NIHパブリックアクセスポリシーと異なる点として,CURES法案では論文著者が
オープンアクセス雑誌に投稿する際の投稿料に対しては支援しない。さらに法案では,
米国で実施されたNIHによる臨床試験を,オープンアクセスのリポジトリとデータベースに登録する
ことを求めている。
CURES法案は英国ウェルカム財団の計画(本誌第153号トピックス参照)とは異なり,対象が
医学分野だけに限定されているとはいえ,可決されればNIHパブリックアクセスポリシーの当初の
提案をも超えるインパクトとなる。
学術出版社からは再度強く反対の声が挙がることが予想され,法案の行方が注目される。
<参考資料>
・CURES法案
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/bdquery/z?d109:s.02104:
・SPARC Open Access Newsletter
http://www.earlham.edu/~peters/fos/newsletter/01-02-06.htm#cures
・本誌第146号【トピックス】
「NIHのオープンアクセス提案:学術出版業界に大きな波紋」
http://www.usaco.co.jp/u_news/un2fc146.html#topics
・本誌第153号【トピックス】
「英国ウェルカム財団,支援研究論文のオープンアクセス化を義務付け」
http://www.usaco.co.jp/u_news/un2fc153.html#topics
| American Council of Learned Societies(ACLS)が提供する歴史学の電子書籍アーカイブ「History E-Book Project」に,以前より収 |
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開発パートナーとしても参画することになりました。
ACLSは,2002年9月から学会や大学出版局の協力のもと,試験的な試みとして独自に書籍の
電子アーカイブを進め,主にコンテンツの充実とその提供の継続を目的に活動してきましたが,
最近では電子的にアーカイブされた書籍のスキャンデータをそのまま表示させるだけではなく,
コンテンツ内の関連論文へのリンク,論文内から関連図表や外部関連リソースへのリンク等,
拡張性のある閲覧を可能にするXMLフォーマットによるコンテンツ提供にも取り組み,必要な技術の
習得や開発に主眼を置いています。
このようなプロジェクトの拡充期に,歴史書の優良タイトルを保有するCambridge University Pressと
XMLタイトルの共同開発を行うことは,歴史書の電子アーカイブ推進と電子資料による学術情報普及
への貢献というACLSの使命達成にも重要な意味があり,今後の動向が注目されます。
・ACLS History E-Book ホームページ
http://www.historyebook.org/index.html
・XMLタイトルについて
http://www.historyebook.org/description.html
・弊社ACLS History E-Bookサイト
http://www.usaco.co.jp/products/acls/index.html
| OvidのLWWジャーナルアーカイブコレクションのリリースについて本誌第158号(文末のリンク参照)でお知らせいたしましたが,このたび,看護学と心理学関連ジャーナルをそれぞれ分野別にパッケージにしたアーカイブコレクションを提供するサービスを開始しました。 | ![]() |
本サービスは,以下の機関には無償で提供されます。
<対象機関>
・Ovid/SilverPlatterプラットフォームで看護学関連データベース「CINAHL」を購読している機関
・Ovid/SilverPlatterプラットフォームで心理学関連データベース「PsycINFO」を購読している機関
対象となる機関に対しては,各関連分野のアーカイブコレクションが本年2月中旬にかけて随時,
自動的に設定されます。
上記データベースでの検索結果から,ワンクリックで当該ジャーナルのフルテキストを
閲覧できます。
ただし,本サービスはOvid/SilverPlatter CINAHLもしくはOvid/SilverPlatter PsycINFOの購読に
付随するものですので,永久アクセス権は残りません。当該データベースを中止された場合,
本サービスの提供も停止いたします。
他のベンダーのプラットフォームにて上記データベースを購読している機関に対しては,
このサービスは提供されません。
なお,これらの分野別アーカイブ単体での販売・提供は予定されていません。
それぞれのコレクションの収録タイトルにつきましては,弊社までお問い合わせください。
LWWジャーナルアーカイブコレクションの詳細は,本誌第158号の記事も併せてご覧ください。
・本誌第158号「Ovid:LWWジャーナルアーカイブコレクションをリリース」
http://www.usaco.co.jp/u_news/un2fc158.html#5
(AJP)-Consolidated Online」の機関購読者には,「Physiological Genomics Online」の無料トライアル
が本年末まで提供されます。
継続のお客様は出版社でアクセス設定を行っていますので,以下の
Physiological Genomics Onlineサイトよりご利用可能です。
http://www.physiolgenomics.org
新規でご契約の場合は,AJP-Consolidated Onlineのアカウントをactivateすれば,自動的に
アクセス可能になります。
ご不明の点がございましたら,弊社までお問い合わせください。
| 世界で最も権威ある総合科学誌のひとつである「Science」誌を発行している米国科学振興協会(AAAS:American Association for the Advancement of Science)は,同誌以外にも,特定分野の研究者向けに豊富で相互関連性の高い情報を,「Science's Knowledge Environments(KE)」として提供しています。 | ![]() |
(Science of Aging Knowledge Environment)」(ISSN 1539-6150)が,2006年6月30日をもって
廃刊されることになりました。
同協会は廃刊の理由として,高品質の内容と発行頻度の維持が困難になったことを挙げています。
購読中のお客様には,2006年7月1日以降の残りの購読期間分の購読料が返金されます。
廃刊後,SAGE KEのアーカイブ(2001年10月から2006年6月までのコンテンツ)は,
Science Onlineの購読者に無料で提供される予定です。
「Science's Knowledge Environments」については,本誌第157号の記事をご参照ください。
・本誌第157号「AAAS:Science Online関連製品のご紹介」
http://www.usaco.co.jp/u_news/un2fc157.html#2
ACSジャーナル・ユーザー・ガイドの提供を開始しました。
ユーザー・ガイドには,目的別に3種類のオプションが用意されています。
・記事を探す場合
・探索結果をコントロールする場合
・ユーザー・ガイドの目次を拾い読みする場合
化学領域で最も頻繁に頻用され,要請度が高いとされるACS Publicationsのジャーナルを,
さらに快適に検索,利用できるようになりました。
・ACS Publications日本語版Webサイト「ACSジャーナル・ユーザー・ガイド」
http://pubs.acs.org/japan/jp/UerGuideSearching.shtml
知られるOpenly Informatics社を傘下に収めたことを発表しました。
これにより,OCLCはOpenly Informaticsが所有するリンク情報を利用して,同社製品の1つである
世界最大の書誌情報データベース,「WorldCat」のサービス強化を図ることが期待されます。
一方,OCLCが所有する電子ブック,電子オーディオブック,電子学位論文などのメタデータを,
Openly Informaticsのデータベースに追加収録することも計画されており,今回の買収は両製品の
ユーザにとって実り多いものであるといえます。
詳細については,OCLCニュースリリースをご参照ください。
http://www.oclc.org/news/releases/200601.htm
最新かつ信頼すべきユニークな情報源ですが,その最も重要なコンテンツである「Cochrane
Database of Systematic Reviews(CDSR)」が,Web of Scienceの収録対象となりました。
これにより,Web of Scienceを導入している機関では,CDSRのシステマティック・レビュー
(文献の収集,研究の質の評価,統計解析などで構成される系統的なレビュー)の抄録を読むことが
できるようになりました。ただし,レビューの全文を読むためには,別途,コクラン・ライブラリーや
Ovid EBMRなどを購読する必要があります。
コクラン・ライブラリーは年4回発行され,医療における意思決定をサポートするための情報と
エビデンスを提供します。
Web of Scienceやコクラン・ライブラリーなどの医学関連データベースにつきましては,
弊社までお問い合わせください。
大阪で“コンストラクティング・バイオメディカル・アーキテクチャー,順応する新知識集約型設計”と
題するセミナーを開催します。
今回は10回目の開催を記念して,創薬の世界で広く知られているルール・オブ・ファイブの
提唱者であるC.A. Lipinski博士をご招待し,“The Rule of Five and Other Filters: Using Good
Judgment in Selecting Compounds(ルール・オブ・ファイブと他のフィルターについて;優れた判断に
よる物質選択)”というテーマで特別講演をいただきます。
その後,博士を交えて“R&D Trends in the Pharmaceutical Industry(製薬業界における
研究開発動向について)”をテーマにラウンドテーブルを開催する予定です。これらの演題は,
広く創薬研究に携わる方々のご参考となることが期待されます。
上記のほかにも,情報担当者様向けの有益な企画を検討しています。
当日プログラムなどを以下に掲載いたしましたので,ぜひご参加をご検討くださいますよう,
お願い申し上げます。
また,本セミナーにご興味をお持ちいただけそうな方々にご紹介をいただけますよう,重ねて
お願い申し上げます。
【当日プログラム】
8:45 - 9:15 受付
9:15 - 9:30 開会の挨拶
Dr. Josep R. Prous(Prous Science社President)
9:30 - 10:30 "Integrity, Empowering Drug R&D Activities Worldwide since
2001. What's Next?"
Ms. Ann Wescott
(Prous Science社 Director, Strategic Business Development)
10:30 - 11:00 コーヒーブレイク
11:00 - 11:30 "Implications of Advanced Internet Networks in Biomedical
Research and Clinical Practice"
Mr. Jorge Manrique
(Prous Science社, Vice President,Sales and Marketing)
11:30 - 12:00 "New Initiatives in Continuing Medical Education"
Mr. David Prous(Prous Science社New Business Development)
12:00 - 12:30 Prous Science Corporate Developments in Japan
近藤 義広氏(Prous Science社 日本アジア太平洋担当部長)
12:30 - 14:00 昼食,製品デモ
14:00 - 14:45 特別講演
"The Rule of Five and Other Filters: Using Good Judgment in
Selecting Compounds"
Dr. Christopher A. Lipinski
(Adjunct Senior Research Fellow, Pfizer Global R&D)
14:45 - 15:15 "Applying Integrity to the Creation of New Drug Discovery
Hypotheses"
Dr. Josep Prous, Jr.
(Prous Science社Executive Vice President)
15:15 - 15:45 コーヒーブレイク
15:45 - 16:30 ラウンドテーブル・ディスカッション
"R&D Trends in the Pharmaceutical Industry"
16:30 - 16:45 質疑応答,閉会の挨拶
※なお,プログラムの内容は当日変更する場合がありますので,あらかじめ
ご了承ください。
※すべて通訳が入ります。
【日程・場所】
<東京会場>
・日程:2006年3月1日(水)
・会場:東京コンファレンスセンター・品川(東京都港区港南1-9-36 アレア品川内)
・交通:JR・京浜急行「品川」駅
<大阪会場>
・日程:2006年3月3日(金)
・会場:千里ライフサイエンスセンター(大阪府豊中市新千里東町1−4−2)
・交通:北大阪急行電鉄(地下鉄御堂筋線)「千里中央」駅
【参加費用】無料(昼食付)
お申し込みや詳細については弊社までお問い合わせください。
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