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日本人論文紹介:詳細

2019/07/04

マウスES細胞視床下部分化誘導系後期に残存するRax陽性細胞はTanycytesと類似する

論文タイトル
Tanycyte-Like Cells Derived From Mouse Embryonic Stem Culture Show Hypothalamic Neural Stem/Progenitor Cell Functions
論文タイトル(訳)
マウスES細胞視床下部分化誘導系後期に残存するRax陽性細胞はTanycytesと類似する
DOI
10.1210/en.2019-00105
ジャーナル名
Endocrinology
巻号
Vol.160 No.7 (1701–1718)
著者名(敬称略)
加納 麻弓子, 須賀 英隆 他
所属
名古屋大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌内科学

抄訳

Tanycytesは成体視床下部における神経幹/前駆細胞と考えられている。胎児発生初期に視床下部前駆細胞に広範に認められる転写因子Raxが、それ以後もTanycytesには発現し続けることが特徴である。本研究ではこのRax発現に着目することで、マウスES細胞からのTanycytes様細胞を見出すことに成功した。マウスES細胞視床下部分化誘導系後期におけるRax陽性細胞をsortingし、その性質を評価した。SortしたRax陽性細胞は、Sox2、Vimentin、Nestinなどの神経幹/前駆細胞マーカーを発現し、さらに成熟したTanycytesに特徴的なDio2やGpr50の発現を認めた。Rax陽性細胞はFGF2依存性に自己増殖を行い、継代可能なNeurosphereを形成すること、さらに視床下部ニューロンやグリアなど三系統の神経系細胞への分化能を有することから、視床下部神経幹/前駆細胞としての性質を持つことが示唆された。

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