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2018/05/16

生体試料中薬物濃度分析法における一般的な変更に対するフルバリデ-ション及びパーシャルバリデーションへの科学的リスクベースドアプローチの提案

論文タイトル
Proposal for risk-based scientific approach on full and partial validation for general changes in bioanalytical method
論文タイトル(訳)
生体試料中薬物濃度分析法における一般的な変更に対するフルバリデ-ション及びパーシャルバリデーションへの科学的リスクベースドアプローチの提案
DOI
10.4155/bio-2017-0226
ジャーナル名
Bioanalysis Future Science Group
巻号
Bioanalysis: Ahead of Print, Published Online: 10 Apr 2018
著者名(敬称略)
望月あゆみ、家木克典、上森 浩、永尾 明美、中井 恵子、中山 聡、難波 英太郎
所属
(望月)大塚製薬株式会社 新薬開発本部 クリニカルマネジメント部 臨床薬理室

抄訳

FDA,EMA及びMHLWが発出している生体試料中薬物濃度分析法のバリデーションに関するガイドライン/ガイダンスには,フルバリデーションの評価項目は詳しく記載されているが,パーシャルバリデーションの詳細は殆ど記載されていない。そのような中で,著者らはJapan Bioanalysis Forum(JBF)の活動の一環として,2012年から2014年にかけて製薬企業やCROに在席するメンバーで構成された3つのディスカッショングループを結成し,日本におけるLC-MS/MSを用いた低分子の生体試料中薬物濃度分析で考え得るパーシャルバリデーション項目に焦点を当てて議論を行った。この論文では,各種分析法の部分変更に対するフルバリデーション又はパーシャルバリデーションの必要評価項目について,著者らの経験およびJBFシンポジウムの参加者と行った意見交換を基に導き出した見解並びに推奨内容を紹介する。なお,本論文はJBFの総意を代弁するものではなく,執筆段階の著者の意見である。

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