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一度のID・パスワードの入力で複数のサービスを利用するシングルサインオン(SSO)は,学術情報の世界でも,オフキャンパスからの電子ジャーナルやデータベースへのアクセスなどで必要性が増している。 2011年の10月下旬に,NISO(米国情報標準化機構)は,SSOを実践するための最良の実務指針をまとめたレポート"ESPReSSO (Establishing Suggested Practices Regarding Single Sign-On) "を公開した。 このレポートでは利用者がとまどうことなく認証手順を踏めるように,電子ジャーナルなどのサービス提供者であるサービスプロバイダー(SP)と,利用側で認証情報を管理するアイデンティティプロバイダー(IdP)の双方に対する推奨事項が具体的に記載されている。その概要を流れに沿って以下に紹介する。 1) SPの開始ページ ・SPは開始ページを設け,ログインへのリンクを"Login"と表現し右上部に配置すること。また,このページでIPアドレス認証もサポートすること。 2) SPのアイデンティティー・ディスカバリのページ ・SPはIdPを見つけるためのアイデンティティー・ディスカバリのページを提供し,ユーザーが利用しようとするSPが提供しているページと分かるようにすること。 ・利用機関を探すための検索ボックスにサジェスチョン機能を付けること。 ・以前利用した時のCookieで利用機関が分かれば,その機関のロゴ等を表示すること。 ・このページではID/PWの入力を要求しないこと(利用機関のページに移っていないため)。 ・ヘルプと「戻る」のリンクを付けること。 ・IPアドレスから分かる地理的条件や,郵便番号で利用機関をサジェスチョンすること。 ・Athensやベンダの提供しているログイン方法があれば,それもサポートすること。 3) SPの認証が必要なページ ・SPの認証が必要なページへのアクセス要求があった時は,SSOが必要かどうか決定する前にまず自動ログインを行う。 ・IDディスカバリのページで認証に成功した後は要求されたページを表示する。 4) 利用機関のログインページ ・利用機関のログインページでは利用者がID・パスワードを入力するが,認証先とどのSPから移ってきたか分かるようにすること。 5) 利用機関のメニューページ ・ジャーナル/データベースのリストは利用者が機関のネットワークの外にいる時に実行可能なURLを用いること(プロキシサーバ経由など)。 6) プロキシサーバー ・"Access Mode Switch"(SAMLをサポートするSPがターゲットの場合はプロキシサーバーを回避するオプションを使い,そうでない場合はSPならプロキシサーバを経由する)を配置すること。 7) リンクリゾルバー ・リンクリゾルバーはWAYFを使用せずに済むURLを生成するように設定する。 8) SPと利用機関の明示 ・SPと利用機関はアイデンティティー・ディスカバリのページと利用機関のログインページに,自身が分かるようなロゴ等を入れること。 9) その他の機能 ・SPは匿名ログインに対応する("eduPersonTargetedID"属性を利用する等)。 ・SPに個人が特定できる情報を提供する必要があるとき,利用者に同意を得るようにする。 10) エラーの通知 ・エラーの通知は統一性を持たせること。 ・SPは認証に問題があった時はそれを明確に伝えるようにすること。 ・ユーザー自身の行動で訂正・回避できる原因のエラーはユーザー自身が訂正できるように導くように知らせること。 ・問題解決につなげられる報告手段と連絡先を伝えること。 現状では,多くの利用機関がIPアドレス認証に依存しているが,その性質上,利用場所の制約を受けやすく,SSOによる認証でその解決を図ることが期待されている。ESPReSSOがSSOの普及促進する役割を果たすのか今後の動向を注視したい。 ・NISO:Establishing Suggested Practices Regarding Single Sign-On http://www.niso.org/publications/rp/RP-11-2011_ESPReSSO.pdf (accessed 2011-11-30)
医学中央雑誌刊行会は2011年11月16日より,同会ホームページで医中誌Webから抽出した災害医療・放射線医学に関する文献情報を無料提供しています。文献情報は,「放射能ハザード」「環境・食品と放射能」「災害医療」の3つのカテゴリーをテーマごとに細分類したリストから閲覧できます。医中誌Webと同様に、一部の文献はフルテキストにリンクしています。 ・医学中央雑誌刊行会 災害医療・放射線医学の文献情報について http://www.jamas.or.jp/news/news_earthquake.html
ドキュメントデリバリーサービスを提供する米Reprints Desk社は,11月1日に文献情報の収集,共有,フルテキスト入手を効率化するためのウェブアプリケーション"Bibliogo"をリリースしました。Bibliogoでは,740出版機関の14,000誌以上から選んでフィード購読し,文献情報を分類して保存ができるほか,複数名の研究者で情報を共有できます。ほしい文献が購読誌以外の場合は,オープンアクセスの有無を確認の上,ドキュメントデリバリーサービスに接続して入手を容易にします。 【Bibliogoの特徴】 ・740出版機関の14,000誌以上の文献情報をフィード購読 ・文献情報を分類して保存 ・文献情報をPubMedやCSVファイルからインポート ・文献情報へのコメントの記載,タグ付け ・文献情報のグループ内での共有,アクセス権限の付与、メールでの情報送信 ・文献情報に関連ファイルをアップロード(グループ内で閲覧権利があるファイルのみ) ・購読誌,オープンアクセス誌へのアクセス,フルテキストの入手 ・フルテキストを閲覧する権限がない場合,Reprints Deskが提供するドキュメントデリバリーサービスにオーダー可能 現在1機関3ユーザーまでは,申し込みをすれば無料で利用できますが,追加メールドメインの入手や,レポートなど一部の機能に制限がついています。 詳細は弊社までお問い合わせください。 ・Bibliogoホームページ http://info.bibliogo.com/
米ebrary社は,約6,500人の学生を対象としたe-Bookの利用と認知に関するアンケート調査を行いました。調査は2008年と2011年に実施されており,下記結果が報告されています。 ・e-bookの利用と認知は,2008年と2011年とで大きくは変化していなかった ・ 2008年と2011年で,プリントを好むことに変化はなかった。電子も紙も同様に重要である ・ 大部分の学生がe-Bookがあればプリントよりもe-Bookを選ぶと回答した ・ 研究のために信頼性の高いソーシャルメディアの必要とされている ・ebrary社の調査について http://www.ebrary.com/corp/newspdf/ebrary_2011_Student_Survey.pdf 本内容は,11月25日(金)に,日米の学術出版界で活躍されているPADRAC,LLC社CEO杉本理氏のセミナーで紹介されました。セミナーは,利用者の視点で日米の図書館を考察することに主眼を置いていました。 <杉本理氏略歴> -東北大学電気及び通信工学研究科修士卒 -1988-1995:スタンフォード大学客員研究員 -2006-2008:東北大学特任准教授 -現:東北大学情報科学研究科 PADRAC, LLC社CEO 1993年Stanford Publications International (SPI)として設立。日本で早期にE-Commerceによる洋書販売を実現。Bay Modeなどに社名変更を経て,現在洋書販売および関連コンサルティング事業を展開 セミナー内容の詳細については,弊社までお問い合わせください。
アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)は,Journal of Clinical Oncology(JCO)とJournal of Oncology Practice(JOP)のiPhone / iPad向けアプリケーションソフトをリリースしました。 論文や図表はiPhone / iPad向けの画面に最適化されています。なお,現在このアプリケーションソフトをダウンロードすると,学会メンバー,購読者以外も90日間無料でフルテキストにアクセスできます。 ・JCO: iPhone/iPad向けアプリケーションソフトのリリースについて http://jco.ascopubs.org/site/misc/announcements4.xhtml ・JOP: iPhone/iPad向けアプリケーションソフトのリリースについて http://jop.ascopubs.org/site/misc/announcements6.xhtml
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