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COUNTERが利用実績をベースとしてジャーナルの重要性と質を測るUsage Factor(UF)について,実務指針のドラフト「The COUNTER Code of Practice for Usage Factors:Draft Release 1」を2012年3月に公開した。 このリリースでは,ジャーナルに対するUF,Usage Factor: Journals 1(UFJ1)についての仕様を提案している。UFJ1は暦年2年間に当該ジャーナルに掲載された各文献のフルテキストの利用数を昇順で並べ,その中央値を採用する。算定期間とUF年は同一とし毎年更新する。対象とするコンテンツはジャーナルに掲載された,研究論文,レビュー文献,論説,ブックレビューとし,その他の部分は含めない。論文バージョンも制約を設け,著者オリジナルや,レビュー中の原稿を含めない方針としている。 UF中央レジストリが設置され,出版者やその他の論文提供機関からUFデータを集め公開される。同一のジャーナルや論文がアグリゲーターや機関リポジトリなどの複数のソースから重複提供されている場合に必要となるデータ統合の手段を提供する。 UFのベースとなる利用実績のデータは,COUNTER準拠である必要があるが,2012年3月末に公表されるリリース4を採用する方針だ。COUNTER準拠ベンダーは2013年12月末までにこのリリース4に対応することが義務付けられていることから,業界の全体的な移行は2014年と考えられ,UFもそれ以降にスタートすることになる。 UFのプロジェクトは2007年にスタートし現在も進行中で,2013年の最終版実務指針の公開に向け,UFのさらなる計算方法の検証,ジャーナル区分のための分野分類,安定したUFの設定をサポートするためのインフラ,ジャーナル以外の出版物への適用可能性などの調査が進められている。本ドラフトは,2012年9月までパブリック・コメントを募集している。 ・COUNTER:Usage Factorについて http://www.projectcounter.org/usage_factor.html, (accessed 2012-3-30) ・The COUNTER Code of Practice for Usage Factors:Draft Release 1 http://www.projectcounter.org/documents/Draft_UF_R1.pdf, (accessed 2012-3-30)
Ex Libris社は,論文レベルのレコメンデーションを提供するbXに,3つの新サービスを追加したことを発表しました。 ※bXは世界中の研究機関の図書館利用者による数千万のリンク操作の分析(収集されたSFXの利用ログの分析)に基づき論文レベルのレコメンデーションを提供するサービスです。 【新サービスの内容】 ・bX Hot Articles: Agriculture & Forestry,Business,Engineeringなど全30分野毎に,今月人気がある論文を一覧表示。リンクリゾルバーと組み合わせることで,各論文の入手手段を利用者に提供(要事前登録,SFX以外のリンクリゾルバーも登録可)。モバイル用アプリ,およびJSON,XML,RSS,ATOM等のAPIを提供 ・bX Most Popular Articles:前年利用者が最も興味を示した論文トップ100を表示するサービス ・bX Journal Popularity Report:前四半期もっとも利用が多かった学術雑誌50,000タイトルを表示するサービス いずれもbXのデータを基にしたサービスですが,非商用目的の場合はすべて無料で利用することができます。 リンクリゾルバーの設定,モバイル用アプリ,APIの詳細につきましては,弊社までお問い合わせください。 ・Ex Libris bX紹介サイト http://www.exlibrisgroup.com/category/bXUsageBasedServices ・本誌第192号記事「Ex Libris:bXサービスを発表」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=76&dispmid=605 ・本誌第195号記事「Ex Libris:bXサービスをスタート」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=79&dispmid=605
Thieme Publishing Groupの電子ブックコレクション Thieme Clinical Collections (TCC) に新たに2011年の43タイトルが追加されました。TCCは,フルカラーイラストレーション,臨床写真,高解像度放射線画像などを豊富に収録しており,臨床医が日々直面する多様な問題の解決に役立つレファレンスです。 【提供分野】 脳神経外科学(アメリカ脳神経外科学会との共同出版タイトルも収録),整形外科学,放射線医学,耳鼻咽喉科学,歯科学,聴覚学,眼科学,内科学 ほか多数 【提供パッケージ】 ・2000年から2003年刊行タイトル:65タイトル ・2004年から2006年刊行タイトル:87タイトル ・2007年から2009年刊行タイトル:111タイトル ・2010年刊行タイトル:51タイトル ・2011年刊行タイトル:43タイトル 【価格体系】 ・一括買い取り型(永続的アクセス権) ・SMALL,MEDIUM,LARGEの3タイプ(FTEにより決定) ・複数パッケージ購入時の割引あり 詳細については弊社までお問い合わせください。 ・Thieme Clinical Collections ウェブサイト http://www.thieme.de/connect-en/thieme-clinical-collections.html ・TCCタイトルリスト http://www.thieme.de/SID-C66BBE94-65B8FF6C/local_pdf/connect/tcc_titles.pdf ・弊社Thiemeサイト http://www.usaco.co.jp/products/thieme/index.html
The Journal of Bone & Joint Surgery(British Volume)を発行する英国整形外科学会は,隔月刊行となるBone & Joint 360を2012年2月に創刊しました。 Bone & Joint 360は,忙しい臨床医や研究者に,最新の整形外科に関する世界各地の文献から臨床に関する要点をまとめて最新の情報を提供することを目的としています。ジャーナルは,読みやすい形式で編集され,専門領域ごとに分類されています。また,詳細を読むために参考文献が提供されています。編集には,世界各地の著名な整形外科の専門家が参加しています。 【内容】 Roundup360:最新の研究や専門領域ごとのニュースを掲載 Global View:近年の整形外科の発展が一目で分かるグローバルマップ Editorial and feature articles:興味深いトピックなど Mail360:意見やフィードバック Diary360 :最新の会議・イベント情報 ・Born & Joint 360サイト http://www.bj360.boneandjoint.org.uk/ ・弊社The Journal of Bone & Joint Surgeryサイト http://www.usaco.co.jp/products/agent/catalog/JBJS.pdf
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