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EndNote サイトライセンス導入事例 ~順天堂大学様~

研究者の業績情報の抽出作業も効率化できたと同時に、大学全体の業績データの入力作業の効率化も実現できました


順天堂大学様は、2017年にEndNoteサイトライセンスを導入し、文献管理のインフラツールとして研究者や学生への利用を推進しています。
EndNoteサイトライセンスの導入から現在に至るまで、契約担当者として関わっていただいている、研究戦略推進センターの主任URA高野様にお話しを伺いました。

順天堂大学 研究戦略推進センター リサーチ・アドミニストレーター
髙野 秀一 様 博士(農学)


EndNote導入前の課題について教えてください

各大学、研究者の研究業績をとりまとめ公表されているかと思います。順天堂大学は、医学部が講座制のため、管理方法が各講座で異なることから、共通した環境で論文業績管理が可能となるようにEndNoteサイトライセンスを導入いたしました。URAとしては、研究者の研究のための時間確保を支援するのが使命の一つと考えています。

研究者が多くの雑務を抱えるなか、文献に関わる作業の効率化を進め、少しでも多くの研究や教育の時間を確保できるよう支援することを目指しました。 また、IRの観点からも、効率よく研究者の業績を把握するため、論文情報の受け渡し作業の効率化も進めたいと考えていました。

EndNoteを選択いただいた経緯を教えてください

EndNoteはわたし自身が大学で研究をしていた頃に使用したことがあり、特に参考文献スタイルを簡単に変換し、論文の参考文献一覧を作成できる機能や、フォルダに保存した大量のPDF論文を、書誌情報を紐付けながら一括してインポートできる機能に大変感銘を受けていました。

本職にて文献管理ツールの導入を考えた時には、EndNote以外の選択肢は考えられませんでした。

導入後の効果、感想などはいかがでしょうか

期待通り研究者の文献に関わる作業を効率化でき、多くの研究者から感謝の言葉もいただいています。

EndNoteは多機能で研究者一人一人が様々な恩恵を受けていると思いますが、そのほかにも、研究業績データベースへの登録用に指定されているエクセル形式の書誌情報の形式を、EndNoteの書誌スタイルとしてユーザー全員に提供することで、研究者の業績情報の抽出作業も効率化できたと同時に、大学全体の業績データの入力作業の効率化も実現できました。

また、コストパフォーマンスも大変良く、個別にEndNoteを購入している研究者が多数いたことから、大学がまとめて契約することで大学全体の出費を大幅に削減することができています。

これからの研究支援とEndNoteについて教えてください

当センターは研究者の時間確保のため、ワンストップで包括的な支援やサービスを提供することを目標としています。

例えるなら、F1のピットクルーが、ピットインしたドライバーにスピーディに様々なサポートを提供するように、我々も研究者が最善の仕事ができるよう、各メンバーが手分けしつつ一丸となって、研究者をサポートできる体制を目指しています。時代と共に大学や研究者に求められる役割は多様化することが予想されますが、そのような考え方を指針に、時代に即した支援を提供していきたいと思っています。

EndNoteは、研究活動のインフラのひとつとして導入した以上、継続的な利用の提供が責務と思っています。日本語によるサポート情報の提供、EndNoteには含まれない和文誌の書誌スタイルの提供、高頻度かつバリエーションの豊富なセミナー開催など、持続的な利用を支えるアフターサービスが充実している点も大変重要な点として評価しており、引き続き活用していく方針です。