学生や研究者がレポートや論文等をパソコンで作成する際に、インターネット上の文献からコピーペーストを行うことが社会問題となっています。コピペルナーは『考える力や表現する力を養ってほしい』という願いのもと、金沢工業大学知的財産科学研究センター長の杉光一成教授が仕組みを考案し、株式会社アンクが開発しました。
コピペルナーは、日本語はもちろん、英語にも対応した数少ないコピペ検出ソフトです。語尾変化やあいまい一致にも対応しています。コピペルナーを使うことで、コピペや剽窃行為の発見が効率化でき、学生への抑止力としての効果も期待できます。
●操作は①判定レポートの指定、②検索条件の指定、③判定 の3ステップで簡単!
●コピペと思われる箇所をハイライト表示し、直感的にコピペ状態を把握
●完全一致はもちろん、語尾のゆらぎ(変化)も一致とみなす、あいまい一致も検出
●コピペ判定結果リストの他に、コピペ判定結果の詳細も印刷可能
●コピペ割合や、コピペ元のWebページ・文書ファイルを表示
●英語のレポートにも対応
1.同義語でのあいまい一致対応
異なる単語 (「世界」と「ワールド」など) でも、同義語であれば、あいまい一致判定になります。
※ コピペルナーV6のもつ同義語辞書の範囲内に限定されます。
2.ChatGPT のAPIで生成された文書との比較機能
ChatGPTのAPI (GPT-4)で生成された文書との比較ができるようになりました。
※1 お客様の方で、Open AI APIキー (有料) を取得して頂く必要があります。
※2 ChatGPTで生成された文書であるかどうかを判定する機能ではありません。
3.サブフォルダ内のファイルをまとめて登録する機能
判定する文書で、サブフォルダ内のファイルをまとめて登録できるようになりました。
インターフェースは非常にシンプルで直感的に使っていただけます。判定結果ではコピペを行ったと思われる個所をハイライトし、かつコピペの元文献の情報を表示します。また、判定結果リストのCSV出力と印刷ができます。
2013年4月からの学位規則改正により博士論文をインターネットで公表することが原則義務化されました。学位授与大学では、2重投稿などの不正行為対策が議論されています。
●「論文投稿に関わる剽窃等の問題についての考察」
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review/Vol. 5, No. 3, P 239-243, 2011年
●博士論文のインターネット公表:学位規則改正
カレントアウェアネス-E/No.235 2013.04.11
●コピペ判定支援ソフト『コピペルナー』の紹介
オンライン検索/ Vol.35, No.4, P163-167, 2014.12