※本ページは EndNote X9 以下のバージョン向けに作成したページです。
EndNote 20 には該当しない項目が多いので、予めご了承ください。
EndNote をご利用になる上で推奨される設定をご紹介します。
【ライブラリを作成するときの注意点】
ライブラリとは、収集する文献情報を溜めていく受け皿のことです。
EndNote は開くライブラリが見つからないとき自動的に [書類] フォルダの直下に "My EndNote Library"
という名前のライブラリを作成する仕様です。こちらは初めて EndNote
をご利用になるときや、これまで利用していたライブラリを移動・削除した場合などに発生します。こちらのライブラリは利用せず、新しいライブラリを作成することをおすすめします。
(新規ライブラリ作成手順)
1) メニューバーの [File] → [New] を選択
2) 名前と保存場所を指定し、保存
※デフォルトの名前 "My EndNote Library" で保存すると、今後同様の手順で作成できるライブラリや他のユーザーが
作成するライブラリと同名になりやすく、後々混乱を招く可能性が高いため、固有の名前を付けることを推奨します。
※保存場所はパソコン内のローカルな保存領域を指定することを推奨します。Dropbox や iCloud などの
オンラインストレージや USB メモリなどの外部記憶媒体に保存すると
エラーの原因になりかねませんので、お控えください。
3) 画面上にライブラリが作成されます。
(EndNote の基礎知識)
EndNote のライブラリは原則下記二つのデータで構成されます。
・[ライブラリ名].enl ファイル
・[ライブラリ名].Data フォルダ

ライブラリの新規作成時には指定した保存場所に二つのデータが作成されます。二つのデータは同じ場所に、同じ名前で保存する必要があります。ペアリングが崩れるとデータの損失につながりますので、取り扱いには十分ご注意ください。詳細は
こちらのページをご参照ください。
【ライブラリ内の文字フォントを設定】
EndNote はライブラリ内に表示されている文字のフォントを設定することが可能です。デフォルトの設定だと文字が小さいため、文字を大きくすることをおすすめします。設定方法は
こちらのページをご参照ください。
【ライブラリの Journal Term List を設定】
EndNote は Word
に文献リストを出力するとき、スタイルの設定に応じてジャーナル名をフルタイトルで出力したり、省略形で出力したりすることが可能です。そのためにはジャーナル名の「フルタイトル」は何か、「省略形」は何か、を予め設定しておく必要があります。設定方法は
こちらのページをご参照ください。
※Term List はライブラリごとの設定となりますので、ライブラリを作成するたびに設定することをおすすめします。
【Journal Term List の自動更新をオフにする】
上記
【ライブラリの Journal Term List
を設定】を行っても世の中のすべてのジャーナル名が登録されるわけではありません。登録されていないジャーナル名の文献情報を EndNote
に取り込むと、EndNote は自動的にそのジャーナル名を Journal Term List
に追加します。しかし、残念ながら自動登録される内容には誤りが多いため、本機能はオフにすることをおすすめします。設定方法は
こちらのページをご参照ください。
以上