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ユサコニュース詳細

USACO News:詳細

2025/07/31:7月のニュース (ユサコニュース第375号)
 

ASM:2026年もS2Oモデルを継続
 The American Society for Microbiology(米国微生物学会,ASM)は, 2026年も以下の6誌についてS2O(Subscribe to Open)モデルを継続することを決定しました。

・ Antimicrobial Agents and Chemotherapy
・ Applied and Environmental Microbiology
・ Infection and Immunity
・ Journal of Bacteriology
・ Journal of Clinical Microbiology
・ Journal of Virology

 2025年は,上記の6誌すべてについてS2Oモデルが成立しました。これにより,2025年に各誌で発表される論文は,全て恒久的にオープンアクセス(OA)で公開されます。

 2026年もS2Oモデルが成立するか否かは,購読機関からの継続的な支援に左右されます。ジャーナルの運営資金として最低限の持続可能性目標が達成された場合には,その年のコンテンツはオープンアクセスとなります。目標が達成されなかった場合は,コンテンツは引き続き購読者限定で提供されます。

詳しくはASMウェブサイトをご確認ください。

・ASM Subscribe to Openウェブサイト
https://journals.asm.org/s2o

・ユサコニュース第372号(2025年4月号)ASM:S2Oモデル成立
https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=2429&dispmid=605#un01

EndNote 2025 パッケージ版 国内リリースのお知らせ
 弊社は2025年7月24日(木)よりEndNote 2025 パッケージ版の販売を開始いたしました。
※ダウンロード版は先行して2025年5月15日(木)より販売を開始済み。

■ EndNote 2025 新機能
▼ AI Key Takeaways:AIが論文の要点を抽出
 個々の論文から主要な洞察と要点を抽出するAIが搭載され,研究の発見を強化します。論文の内容を迅速に把握し,文献調査の時間節約をサポートします。

▼ Find A Journal:新しい投稿ジャーナル推薦機能
 Cite While You Write プラグイン内で利用可能な機械学習ツールで,論文に最適な投稿先ジャーナルを提案します。論文投稿プロセスにおいて,適切なジャーナルを効率的に見つけるのに役立ちます。
※Google Docs,Word Online のCite While You Write (CWYW) プラグインでのみ利用可能。

▼ Cite from a PDF:PDFから直接引用
 参考文献(PDF)につけた強調表示とその参考文献の引用を,ボタンをクリックするだけで作成中の論文に挿入できます。PDFを参照しながら執筆する際の引用作業が大幅に効率化されます。

▼ Web of Science Citing Articles and Related Records:Web of Science連携による引用文献・関連文献の発見
 Web of Science の契約がある場合,当該参考文献を引用している論文や関連性の高い文献を確認できるようになり,より包括的な文献調査が可能になります。新たな関連文献を発見し,研究の幅を広げるのに役立ちます。

▼ EndNote 2025 新機能の詳細はこちら
https://rs.usaco.co.jp/product/endnote/new.html

■ EndNote 2025 無償アップグレードのお知らせ
 2025年3月17日(月)以降に国内正規ライセンス(ユサコオンラインショップ,大学生協,全国の小売店など)のEndNote 21 をご注文いただいたお客様はEndNote 2025 を追加費用なしでご利用いただけます。

■ 無償アップグレード用ライセンスをお受け取りいただくための対象と条件
 2025年9月30日(火)までにユーザー登録を完了されたお客様。
【※重要※】ユーザー登録は,会員登録とシリアル番号登録の2つの登録が必要です。
2025年9月30日(土)までにユーザー登録が完了していない場合は,無償アップグレード用ライセンスの付与ができませんのでご注意ください。

▼ 無償アップグレードに関するニュースリリース
https://www.usaco.co.jp/news/detail.html?itemid=2499

▼ 無償アップグレードの詳細はこちら
https://www3.usaco.co.jp/endnote2025_freeupgrade

EndNote 2025 個人用ライセンスをClarivate から直接購入する場合は,下記ページの注意点をご確認ください。
https://www.usaco.co.jp/news/detail.html?itemid=2423

Article Galaxy ScholarとLibKey Discoveryの連携開始
 Research Solutions社のArticle Galaxy Scholar (AGS)が, Third Iron社のLibKey Discovery上で利用できるようになりました。

 この連携により,所属機関の購読・購入やオープンアクセスでは入手ができない,学外手配が必要なフルテキストへ誘導するプロセスをより高度にすることができるようになりました。AGSは出版社,タイトル,利用者別に学外手配が可能な文献数の上限を図書館管理者が設定して運用するドキュメントデリバリーサービスですが,その設定をLibKeyのロジックに反映し,予算枠に応じた学外手配を支援します。

 LibKeyとAGSの連携に関するする概要や説明ビデオは,下記Third Ironサポートページから確認できます。

 現在,本連携は特定の機関でのパイロット運用中ですが,今後,より多くの機関が実装する予定です。また,この連携は現在Primo,Summon,EDSなどで動作するLibKey Discoveryのみで利用可能ですが,2025年夏にLibKey Nomadなど他のLibKeyオプションに拡張される予定です。

・Third Ironサポートページ:
https://support.thirdiron.com/support/solutions/articles/72000644309-article-galaxy-scholar-ags-integration-with-libkey

・Research Solutionsニュース
https://researchsolutions.investorroom.com/2025-06-26-Research-Solutions-Third-Iron-Partner-To-Streamline-Content-Access-For-Academic-Libraries

Cabells:CompassAIベータ版をローンチ
 ハゲタカジャーナルを検索できるデータベース(Predatory Reports)と信頼性の高いジャーナル情報のデータベース(Journalytics)を提供する Cabellsは,著者向けジャーナルマッチングツール,CompassAIベータ版をローンチしました。

 CompassAIは最新のAI技術を用いた便利なツールで,研究者が論文投稿先を決定するのに役立ちます。論文の抄録をコピーしてCompassAIの画面で貼り付けすると,Cabellsのデータベースに登録されている33,000以上の雑誌から,投稿先の候補がリストアップされます。著者はハゲタカジャーナルを回避しつつ,自身の研究発表に適した雑誌を見つけることができます。

 CompassAIベータ版は,Cabellsのデータベース(Predatory Reports,Journalytics Academic,Journalytics Medicine)のいずれかを契約している機関すべてで利用可能です。ベータ版のフェーズが終わった後は,Predatory ReportsとJournalytics Academic両方を契約,またはJournalytics Medicineの契約機関のみが利用可能になります。

・Cabellsプレスリリース
https://blog.cabells.com/2025/07/23/press-release/

・弊社Cabells紹介ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=217

LibKey機能追加:Second Order Retraction
 学術・研究図書館向け電子ジャーナル閲覧支援システムを提供するThird Iron社の「LibKey」において,撤回論文を引用している論文を警告する機能が新たに追加されました。

 Third Iron社では,2022年1月にLibKeyのリンクアルゴリズムにRetraction Watchのデータが追加されたことをはじめ,その後もCrossmarkなどの追加データソースを活用し,論文撤回に関する最も包括的なデータベースの構築を進めています。

 今回の機能追加により,読もうとしている論文が一つ以上の撤回論文を引用している場合,LibKeyが撤回論文を引用していることを警告する画面をポップアップで表示します。この画面ではどの引用が撤回論文であるかが表示され,ユーザーはそのリストをクリックして撤回理由を確認することができるほか,PDFや論文リンクをクリックし,オリジナル論文に進むこともできます。
 この新機能は,全てのLibKeyサービス上で利用が可能で,特別な手続きや追加料金は不要です。

 Third Ironでは50万以上の論文が一つ以上の撤回された論文を引用していることを特定しており,このデータは日々更新されています。撤回件数やその引用の増加に伴い,この数字はさらに増加すると予想されます。
 今回の機能追加は,研究プロセスにおける重要なギャップを埋め,研究公正の向上に向けた図書館の役割を強化するものとなります。

実際の連携画面は下記ニュースレターからご確認ください。
https://thirdiron.com/newsletters/second-order-retraction/

・弊社LibKey商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=307

Research Solutions:Summer 2025 新機能の紹介
 ドキュメントデリバリーサービスを核に文献の発見・取得・管理を合理化するソリューションを提供しているResearch Solutions社のプラットフォームArticle Galaxyに実装された新しい機能をご紹介します。

 AIを活用したArticle Galaxyの新しい検索では,Sciteの高度な技術が統合され,より直感的かつ迅速に科学文献の発見と管理が可能になりました。

■ユーザーアカウントの最新機能
・柔軟な検索モード:キーワード,DOI,PubMed IDでの簡易検索,または複雑なクエリに対応する高度検索を選択できます。また,検索結果のプレビュー画面内で,ライセンスや再利用の許可条件を確認できます。

・フルテキストの引用検索:フルテキストの引用文を直接検索します。ユーザーは,要約のプレビューですばやく内容を把握できます。また関連文献の検索も容易です。

・絞り込みから注文へ:論文タイプ,ジャーナル,著者などで検索を絞り込み,関連性や日付で並び替え可能です。検索結果から,OA誌,購読誌,トークン対象誌などを注文前に自動判定します。それらを除いた文献をワンクリックで注文できます。

・研究管理機能の連携:文献をフォルダーに保存,直近の検索履歴へのアクセス,引用の文脈を表現するSciteバッジの表示,文献データの簡単なエクスポートが可能です。(Article Galaxy References契約機関のみのご利用可能です。)

■管理者アカウントの最新機能
・利用者画面への切り替え:管理者は,管理者アカウントとユーザーアカウントのビューの切り替えを容易にできるようになりました。ユーザー視点でプラットフォームを確認しながら,管理者アカウントで運用管理が行えます。

・管理者一括承認:承認待ちになっている複数の保留発注をチェックボックスを使って,一括で承認できます。承認プロセスが迅速かつ効率的になり,管理業務の負担が軽減されます。

・こちらで紹介した機能に関するお問い合わせ先
https://www.usaco.co.jp/contact/?frmid=33&pdname=Article+Galaxy

・Research Solutions社リリースノート
https://www.researchsolutions.com/resources/release-notes/summer-2025-updates

クラリベイト:公開ウェブセミナーのご案内
 2025年8月開催の,クラリベイト主催の公開ウェブセミナーをご案内します。

 研究者のためのInCites Benchmarking ~Top10%論文リストの作成,投稿先ジャーナルの把握

【日時】2025年8月5日(火)14:00-14:45(予定)
【参加対象】研究者,URA,IRなど研究支援・研究推進のご担当,図書館員,研究者別・ジャーナル分析に興味のある方
【概要】Web of Scienceのデータを多面的に分析できるInCites Benchmarkingについて,本セミナーでは研究者の方を対象に以下の内容を中心にご紹介します。
・ご自身の業績を客観的に把握する方法
・ジャーナル指標を使ってジャーナルのインパクトを多面的に把握し,より適切な投稿先ジャーナルを見つける方法

お申込みは下記リンクをご覧ください。
https://clarivatesupport.webex.com/weblink/register/ra95caacaf95b3e783f383e303276b449

学会展示・セミナー開催スケジュール
  • 日本食品工学会(つくば国際会議場):2025年8月7日(木)~8月8日(金)
  • 医学情報サービス研究大会(札幌医科大学記念ホール):2025年8月23日(土)~8月24日(日)
  • JACET第64回国際大会(東早稲田大学早稲田キャンパス11 号館):2025年8月27日(水)~8月29日(金)
  • 日本食品科学工学会(日本大学生物資源科学部湘南キャンパス):2025年8月27日(水)~8月29日(金)
  • 日本調理科学会(東海学園大学 名古屋キャンパス):2025年8月30日(土)~8月31日(日)
  • 日本看護研究学会(石川県立音楽堂:石川県金沢市):2025年8月30日(土)~8月31日(日)
  • 日本心理学会大会(東北学院大学 五橋キャンパス):2025年9月5日(金)~9月7日(日)
  • 日本味と匂学会(大阪大学会館):2025年9月8日(月)~9月10日(水)(日)
  • JUSTICE版元説明会(一橋大学一橋講堂・中会議場):2025年9月10日(水)~9月11日(木)
  • JMLA/JPLAコンソーシアム提案説明会(全水道会館/水道橋):2025年9月12日(金)
  • 日本畜産学会(岐阜大学):2025年9月12日(金)~9月15日(月)
  • 大学図書館研究会全国大会(奈良女子大学):2025年9月13日(土)~9月14日(日)
  • 日本物理学会(広島大学 東広島キャンパス):2025年9月16日(火)~9月19日(金)
  • 日本病院ライブラリー協会(JHLA)(御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター):2025年10月3日(金)
  • 日本癌治療学会学術集会(パシフィコ横浜):2025年10月16日(木)~10月18日(土)
  • 日本救急医学会総会・学術集会(大阪国際会議場):2025年10月28日(火)~10月30日(木)
  • 日本動物実験代替法学会(パシフィコ横浜):2025年11月1日(土)~11月3日(月)
  • 国際混合研究法学会アジア地域会議2025東京(聖路加国際大学):2025年11月8日(土)~11月9日(日)
  • 第67回日本小児血液・がん学会学術集会/第23回日本小児がん看護学会学術集会/第30回がんの子どもを守る会公開シンポジウム((福岡国際会議場):2025年11月19日(水)~11月21日(金)
  • 日本スポーツ理学療法学会学術大会(札幌市教育文化会館):2025年11月29日(土)~11月30日(日)(金)
  • 日本分子生物学会(パシフィコ横浜):2025年12月3日(水)~12月5(金)
  • 第45回日本看護科学学会学術集会(朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター):2025年12月6日(土)~12月7(日)
  • 第103回日本生理学会大会(東京医科大学):2026年3月10日(火)~3月12(木)

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