本文へスキップします。

H1

日本人論文詳細

日本人論文紹介:詳細

2019/08/27

プラディミシンのマンノース認識機構と菌細胞表面イメージングへの応用

論文タイトル
Molecular Basis of Mannose Recognition by Pradimicins and their Application to Microbial Cell Surface Imaging
論文タイトル(訳)
プラディミシンのマンノース認識機構と菌細胞表面イメージングへの応用
DOI
10.1016/j.chembiol.2019.03.013
ジャーナル名
Cell Chemical Biology
巻号
Cell Chemical Biology Vol.26 Iss.7 (July 18,2019)
著者名(敬称略)
中川 優 他
所属
名古屋大学 大学院生命農学研究科 応用生命科学専攻 生物活性分子研究室

抄訳

プラディミシン A (PRM-A) は,マンノース (Man) と特異的に結合するユニークな天然物である。現時点において,水中でManを特異的に認識する低分子化合物は他に存在しないことから,PRM-Aは極めて貴重な糖鎖研究用ツールとなる可能性を秘めている。しかしながら,PRM-Aの発見以来約30年間そのMan認識機構は不明であり,実用的なツール分子の開発に成功した例はなかった。  本研究では,X線結晶構造解析と固体NMR解析を用いてPRM-AによるMan認識メカニズムの概要を初めて明らかにするとともに,その知見に基づいてMan認識能を保持したままアジド基を導入したPRM-A誘導体 (PRM-Azide) を開発した。さらに,PRM-Azideを用いて真菌Candida rugosaの細胞壁マンナン (Manを構成糖とする多糖) を蛍光染色できることを実証した。本結果は,PRM-AzideがManを有する糖鎖を蛍光染色するツール分子として利用できる可能性を示唆するものである。

論文掲載ページへ