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日本人論文紹介:詳細

2020/09/07

ダイナクチンサイドアームの構造多型性とp150サブユニットのドメイン構成

論文タイトル
Conformational diversity of dynactin sidearm and domain organization of its subunit p150
論文タイトル(訳)
ダイナクチンサイドアームの構造多型性とp150サブユニットのドメイン構成
DOI
10.1091/mbc.E20-01-0031
ジャーナル名
Molecular Biology of the Cell
巻号
Molecular Biology of the Cell Volume 31, Issue 12(1201–1313)
著者名(敬称略)
斎藤 慧, 豊島 陽子 他
所属
東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系

抄訳

 ダイナクチンは微小管上で働くモータータンパク質ダイニンの運動機能を制御するタンパク質複合体である。微小管との結合やダイニン機能制御に重要な部位の「サイドアーム」については詳細構造が知られていなかった。本研究では、電子顕微鏡観察を用いてサイドアームの柔らかく多様な構造について報告する。金ナノ粒子標識と欠損体の解析により、サイドアーム中のp150サブユニットのドメイン構成とコイルドコイル1(ダイニン結合部位)の構造変化が分かった。さらに、サイドアーム全体が複数の特徴的な構造をとり、それらの割合は溶液の塩濃度に応じて変化した。ダイナクチンの構造多型性は、ダイニンや微小管との結合様式の理解の手掛かりとなるであろう。

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