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日本人論文紹介:詳細

2021/03/01

原発性アルドステロン症における機能確認結果の乖離が診断に及ぼす意義

論文タイトル
Significance of Discordant Results Between Confirmatory Tests in Diagnosis of Primary Aldosteronism
論文タイトル(訳)
原発性アルドステロン症における機能確認結果の乖離が診断に及ぼす意義
DOI
10.1210/clinem/dgaa812
ジャーナル名
Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism
巻号
Vol.106 No.2 (Pages e866–e874)
著者名(敬称略)
福元 多鶴,  馬越 洋宜 他
所属
九州大学大学院医学研究院 病態制御内科学(第三内科)

抄訳

原発性アルドステロン症(PA)の診断において、現在のガイドラインでは、1つ以上の機能検査の陽性確認が推奨されているが、機能検査の結果が乖離した場合に複数の検査を実施する臨床的意義は確立していない。本研究では2種類の機能確認検査の実施がPAの病型診断に与える影響を明らかにすることを目的とした。PAが疑われカプトプリル負荷試験(CCT)と生理食塩水負荷試験(SIT)を施行、1つ以上の検査が陽性であり、副腎静脈サンプリング(AVS)の結果が得られた193人を対象とした。193人のうち127人がCCT、SITともに陽性、 34人がCCT単独陽性、32人がSIT単独陽性であり、58人が片側PA、135人が両側性PAと診断された。単独陽性群は、ともに陽性であった群と比較し、両側性PAと診断された割合が有意に高かった(63/66 [95.3%]対72/127 [56.7%]、P <0.01)。
本研究からCCTとSITの結果が乖離する症例では、AVSで両側性と診断される確率が高率であることが明らかになった 。

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