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日本人論文詳細

日本人論文紹介:詳細

2021/03/04

加温したデキストランを用いて作成した多白血球検体によるエンドトキシン測定の臨床応用の検討

論文タイトル
A dextran-based warming method for preparing leukocyte-rich plasma and its clinical application for endotoxin assay
論文タイトル(訳)
加温したデキストランを用いて作成した多白血球検体によるエンドトキシン測定の臨床応用の検討
DOI
10.2144/btn-2020-0005
ジャーナル名
BioTechniques
巻号
BioTechniques Vol.68, No.6 (2020)
著者名(敬称略)
高橋 学 他
所属
岩手医科大学 救急・災害・総合医学講座 岩手県高度救命救急センター

抄訳

ヒトの血液中のエンドトキシン測定では比濁時間分析法が保険収載されていますが、その精度の低さが問題視されています。エンドトキシンは血液忠では白血球に結合したり取り込まれて存在していることが多く、我々は測定検体に白血球の豊富な検体を用いています。今回この白血球の豊富な検体を作成するにあたり、デキストランを用いた方法を開発し、さらに検体を得るための最適温度を見つけるために、37°Cおよび0°Cで調製したサンプルを使用して測定結果を比較しました。検体の分離時間は、温度が0°Cよりも37°Cの方が大幅に短縮されることが分かりました。またエンドトキシンの測定値は、2つの温度で強い相関関係を示し、37°Cで作成された検体の多くは0°Cでの測定値を超えていました。グラム陰性菌感染の診断精度は、37°Cで作成された方が優れており、感度と特異度はそれぞれ96.8%と100%でした。

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