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Public Library of Science(PLoS)は,論文購読者ではなく,投稿者に費用負担を求めるビジネスモデルでオープンアクセス出版を行う非営利機関である。2011年10月に行われたSTM Frankfurt Conferenceで,PLoSの出版ディレクターMark Patterson氏は,"Peer review - separating impact assessment from technical assessment"という題目で講演を行い,PLoS Oneのピアレビューの方針について発表した。その中で主題となった"Impact Assessment"と"Technical Assessment"について下記に紹介する。 Impact Assessmentを重視したピアレビューでは,論文が雑誌の権威と同程度の内容のインパクトがあるか,雑誌がカバーする領域と適合しているか判断し採択が行われる。この場合論文の重要性と妥当性の判断は,査読者の主観で先入観や存在する興味の影響を受けやすい。また研究者の業績は,インパクトが高いと言われる雑誌に論文が採択されたかによって評価されることが多く,研究者はよりレベルが高い雑誌への掲載を目指す傾向がある。インパクトが高い雑誌にリジェクトされるとそれよりも低いタイトルに投稿を繰り返すことも多い。こうしたプロセスは,著者,査読者,編集者にとって労力がかかるほか,新しく重要な研究が普及するのに時間がかかってしまうことがあるという。 一方,PLoS Oneがピアレビューで重視しているのは,技術的なチェックによって論文の信頼性を高める"Technical Assessment"であるという。すべての投稿論文は,訓練され要件を満たしたスタッフによって段階的なピアレビューが行われる。内部と外部の各分野の専門家が加わることもある。Technical Assessmentのピアレビューでは,論文の研究手法と結果の解釈が科学的に妥当であれば採択され,インパクトや雑誌との関連性は採択の基準とはならない。 2009年3月にPLoS Oneでは,Technical Assessmentを補完するため,一文献ごとに分析を行う"Article-Level-Metrics"を提供している。Article-Level-Metricsでは,アクセス数,被引用数,ユーザーによる5段階のレート付けやコメント,文献情報をウェブ上で管理するCiteULikeやConnoteaでのブックマーク数,特定のブログでの掲載数などを提供している。アクセス数に比べ,レート付けやコメントが少ない,出版されたばかりの文献はアクセス数が少ないといった点もあるが,雑誌ごとではなく文献単位で分析を行う指標の一つとなっている。Patterson氏は,オンライン出版の普及で,従来の紙媒体では難しかった出版後のレビューに,様々な可能性ができてきたと述べている。 PLoS Oneは,2006年の運営開始時は約200論文のみの掲載で,新しいビジネスモデルが安定的に継続できるのか疑問視されることもあったが,2011年の見込みでは,投稿数は22,000,出版数は14,000,PubMedに掲載される文献の1.5%を 占めるまでに膨張している。増え続ける投稿論文に対し,各出版機関のピアレビューにかかる時間と労力は大きくなっている。PLoSは,BMJ GroupがBMJ Open,SAGE Publications Ltd がSAGE Openを出版するなど,他出版機関のオープンアクセス誌リリースにも影響を与えていると主張している。 ・STM Frankfurt Conference 2011 http://www.stm-assoc.org/events/stm-frankfurt-conference-2011 (accessed 2011-12-28) ・PLoS One http://www.plosone.org/ (accessed 2011-12-28) ・Written evidence submitted by the Public Library of Science (PLoS) http://www.publications.parliament.uk/pa/cm201012/cmselect/cmsctech/856/856we06.htm (accessed 2011-12-28)
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