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DOIは電子化された研究成果を同定するために付与される永続的な識別子(PID:Persistent Identifier)として,今や不可欠な存在になっている。また,研究者IDのORCIDは,表記のゆれや改名の影響を受けないPIDとして現在700万人が登録し,学術コミュニティーにおける世界標準としての地位を確立しつつある。 一方で,著者の所属機関や学会などの組織情報に関しては,主に出版業界で使われているRinggoldや,国際標準名称識別子(ISNI:International Standard Name Identifier)などが存在するものの,DOIやORCIDに匹敵するほど広範囲に影響を及ぼせていない。 学術コミュニティーの間でも機関を同定するための一意の識別子の必要性は以前より認識されていて,2015年Digital Science社がCC0で公開した世界の研究機関情報を収録するデータベースGlobal Research Identifier Database(GRID)のその後の展開には期待が寄せられていた。その後,2016年から2018年にかけて,Digital Science,Crossref,DataCite,ORCID,Ringgold,カリフォルニア電子図書館(CDL),Elsevier,Springer Natureなど17の機関がOrgIDと呼ばれるイニシアティブを発足させ,研究機関用PIDに必要とされる仕様や要件を討議した。その成果を実践するためにGRIDをベースにした試用レジストリを公開するプロジェクトが始動した。このプロジェクトがResearch Organization Registry(ROR,ローア)と命名され,その後のサービスや活動母体などを総称するようになった。RORは,公式には2019年1月に発足し,同年2月に実用最小限のレジストリ(MVR)を公開,以降,現在に至るまで進展を続けている。 RORは,研究に関わるコミュニティーが協調し主導する,オープンで持続可能なレジストリを提供することを基本方針としている。現在,運営グループとして,Crossref,CDL,Digital Science,DataCite,JSTなど8つの機関から代表者1名ずつが選ばれ,意思決定,管理などの役割を担っている。レジストリの収録対象はそのミッションから研究に関係する機関に限定され,収録レベルは機関単位とし,部門までの情報は取り扱わない。またコミュニティーで利用される他のサービスとの相互運用性が重視されている。 ROR IDは9桁の文字列を使い,例えばJSTには「00097mb19」が付与されている。ブラウザに「https://ror.org/00097mb19」を入力すると同機関のデータが参照できる。2019年12月本稿執筆現在97,900の機関データが収録され,その検索のためのインターフェイスやAPIの他に,フリーテキストで書かれた機関名をROR IDに変換したり,リストのクリーニングをするためのOpenRefineリコンサイラがGitHubに公開されている。また,figshareにはレジストリ出力データがアップされダウンロードが可能になっている。 ROR IDの登場で,学術成果と著者,その所属機関が一意のPIDで同定できる意義は大きく,学術コミュニティーにとって待望のレジストリが船出を果たした感がある。3つのPIDが相互に関連付けられれば,研究成果の追跡や分析の効率化,自動化などの恩恵が期待できる。既にデータリポジトリのDryadやDataCiteがROR IDをサポートし,今後Crossrefメタデータへの収載も予定されているようだ。助成機関や出版社のプラットフォームに実装されることも期待したい。 RORの開発や普及のために新たな人員採用や運営グループの増員が必要になる見込みで,活動やシステムの維持などの運転資金調達のための寄付キャンペーンは2021年末まで実施される。持続性を確保するために2022年には無料公開とは別に有料のサービス体系も追加する予定だ。RORのレジストリには既に多くの研究機関が登録されており,まずは自機関のデータの存在と記載を確認することをお勧めする。研究コミュニティーには,動向注視だけではなく何らかの能動的な関与が期待される。 <参考> ・Scholarly Kitchen関連記事 https://scholarlykitchen.sspnet.org/2019/12/04/are-you-ready-to-ror-an-inside-look-at-this-new-organization-identifier-registry/ ・福山樹里. E1773 - 識別子の架け橋:国際標準名称識別子ISNI https://current.ndl.go.jp/e1773 ・Research Organization Registry https://ror.org/ ・ROR ID検索インターフェイス https://ror.org/search ・ROR Community@figshare – レジストリ出力データのダウンロード https://figshare.com/authors/ROR_Community/6832769 * RORを,「吠える」を意味する「roar」と発音することから,その普及活動には「ROR-ing Together」などのようなコピーが使われています。
Ex Libris社は世界的なILS(図書館システム)の大手ベンダーであるInnovative Interfaces, Inc. の買収について,Innovative社と合意したことを発表しました。 Ex Libris社は現在,図書館システム市場では北米のAssociation of Research Libraries(米国研究図書館協会)加盟館において69%のシェアがありますが,この買収によりそのシェアは84%に拡大します。 Innovative社は複数の図書館システムを提供していますが,現在,市場ではSierraとPolarisを展開しており,公共図書館,専門図書館,小規模の学術図書館市場に強みを持っています。一方,Library Technology Guides のデータによるとEx Libris社は現在,アカデミック市場では49%のシェアがありますが,公共図書館市場においては6%に留まっています。Innovative社を買収することで,Ex Libris社は学術図書館において72%にシェアを伸ばし,また公共図書館市場においては54%にまでシェアを拡大することになります。 Innovative社のCEO, Shaheen Javadizadeh氏はこの買収について,以下のように述べています。 「Innovative および我々のお客様にとってエキサイティングな出来事です。今日の変わりつつある図書館環境において,Ex Librisの一員となることで,お客様にとって有益となる先進的なソリューションとサービスの提供を継続していきます。また補完的な製品ポートフォリオ,拡充される知識共有コミュニティ,さらに広く世界に展開することで,お客様により多くの価値を提供していきます。」 買収は2020年初旬に完了する予定です。また買収完了後はEx Libris社のビジネスユニットとなり,現在,Innovative社が提供する製品のサポートは継続されるとのことです。 <参考> ・Ex Libris社プレスリリース https://www.exlibrisgroup.com/press-release/ex-libris-signs-definitive-agreement-to-acquire-innovative/ ・ITHAKA S+R ブログ https://sr.ithaka.org/blog/what-are-the-larger-implications-of-ex-libris-buying-innovative/
早期研究成果の発見・収集・管理のためのプラットフォームを提供するMorressierはデンマークのオールボー大学(Aalborg University)とのパートナーシップを発表しました。オールボー大学の研究者は, ポスターなどの会議コンテンツをMorressierのプラットフォームへ収録することで, 出版機関や商業パートナーからの認知度向上, 研究初期段階での業績構築に役立てることができます。 オールボー大学図書館のCentre DirectorであるNils Thidemann氏は「会議コンテンツを広め, 初期段階の研究者の業績の認知度を高めるために, Morressierと協業を開始することをとても楽しみにしている。研究をオープンに共有することで,オープンアクセスの動きを支援し推進することを誇りに思う」と述べています。 Morressierは, 学術会議で発表されるポスター,アブストラクト,プレゼンテーションなどの文献を収録し,その活用を促進します。研究成果のディスカバリーとしての用途以外に,APIによるシステム連携で業績管理の効率化や,研究トレンドの分析,学会の電子化支援などの目的でもご利用いただけます。 詳細は弊社までお問い合わせください。 <参考> ・Morressier https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=216 ・Morressierプレスリリース https://www.morressier.com/post/aalborg-university-partnership
ユサコオンラインショップにて,SPSSオンライントレーニングの販売を開始いたしました。 SPSS Statistics・SPSS Amosの基本操作について,実際の操作手順を動画で視聴しながら学ぶことができます。動画では初歩的な統計解析手法を用いて,基本操作がわかりやすく解説されています。 SPSSを導入してこれから使用される方,基本の統計解析の復習をされたい方におすすめです。 現在,下記6コースがラインナップされております。 ・SPSSによる基礎統計(基本操作から一元配置の分散分析まで) ・SPSS Amos操作入門(共分散構造分析) ・SPSSによる分散分析と一般線型モデル ・SPSSによる線型回帰とロジスティック回帰 ・SPSSによる対応サンプルの検定と反復測定 ・SPSSによる主成分分析と因子分析 ▼SPSSオンライントレーニングのプラン・詳細・ご購入はこちら http://www2.usaco.co.jp/shop/c/cSPSSOT/ 受講期間中であれば,パソコン・スマートフォン・タブレットから,いつでも・どこでも・何度でもご視聴いただけます。 複数人でご利用いただくプランもございます。詳細はユサコオンラインショップ担当までお問い合わせください。 【SPSS オンライントレーニングのお問い合わせ】 ユサコオンラインショップ担当 shop@usaco.co.jp
EndNote・NVivoの無料オンラインセミナーを下記の通り開催いたします。いずれもこれから使い始める方やご購入を検討中の方など初心者向けの内容となります。受講後アンケートに回答いただくと録画版をご視聴いただけます。 ▼オンラインセミナー詳細・お申し込みはこちら http://www2.usaco.co.jp/shop/pages/en_nvivo_webinar.aspx ● 開催概要: 日時: 【EndNote】 2020年1月16日(木)17:00 - 18:00 2020年1月24日(金)17:00 - 18:00 2020年1月29日(水)17:00 - 18:00 【NVivo】 2020年1月17日(金)17:00 - 18:00 場所を問わず気軽に参加できるオンラインセミナーをぜひご利用ください。 【オンラインセミナーに関するお問い合わせ】 ユサコ株式会社 アカデミア事業部 EC Sales shop@usaco.co.jp 皆様のご参加をお待ちしております。
年末年始の営業体制を下記のようにお知らせします。休業中はお客様にご不便をおかけしますが,ご理解のほどよろしくお願いします。 ■ 年末年始休業日 2019年12月28日(土)~2020年1月6日(月) 年始は1月7日(火)より通常通り営業いたします。 ■ EndNoteカスタマーサポート メールサポートは2019年12月26日(木)午前11:50をもって年内受付を終了いたします。 電話サポートは2019年12月26日(木)17:30をもって年内受付を終了いたします。 新年は2020年1月7日(火)午前9:00より,メール,電話サポートの受付を開始いたします。 サポートに関するお問い合わせ:https://www.usaco.co.jp/endnote/inquiry.html ■ オンラインショップからのご注文および商品配送について 年末年始休業に伴い,下記期間内の業務を休止させていただきます。 休止期間: 2019年12月27日(金)~2020年1月6日(月) 上記期間中もご注文は24時間承っております。 年末年始の各商品の発送スケジュールについて:http://www2.usaco.co.jp/shop/t/t1091/ オンラインショップに関するお問い合わせ: https://www2.usaco.co.jp/shop/contact/contact.aspx
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