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2012年2月初旬に,NISO(米国情報標準化機構)は,電子情報資源管理(ERM)の標準化とベストプラクティスに関するレポート"Making Good on the Promise of ERM: A standards and Best Practices Discussion Paper"を公開した。 2004年にERMイニシアチブ(ERMI), その後ERMI2と呼ばれるプロジェクトでERMシステムの標準仕様の定義からその有用性の検証,利用環境を向上させるための業界標準の策定がなされたが,その後のERMを巡る状況は停滞が続いている。Klusendorfらの2010年2月の調査では,55%の図書館員は使用しているERMシステムに満足と回答した一方,24%は満足していない。また,ERMシステムを使用している94%のユーザーが表計算ソフトをメインまたは補完のために併用しているという結果も示された。他のシステムからのデータの取り込みに対する関心も高かった。2010年11月のColinsらの調査では,ユーザーがERMシステムに最も期待しているのは電子情報資源のワークフロー支援との結果で,ライセンス管理・利用統計管理・管理情報の蓄積や購入支援機能がそれに続いた。 レポートは,ERMに関連すると思われる現行の規格,優良事例,イニシアチブを取り上げ,過去にERMIで提案したERMデータ辞書に当てはめたり,補完することが可能か考察することを主目的とした。5つのカテゴリーに分けて報告された内容を簡単にまとめた。 1. リンクリゾルバーとナレッジベース OpenURL,KBART,IOTA(Improving OpenURL Through Analytics)を調査。リンキングはERM環境でも極めて重要でOpenURLはERMシステムの基礎との位置付け。KBARTとIOTAはその機能アップに貢献する。KBARTを取り込むことを全面的に支持するが,一部のデータ要素が他の規格と類似しているものがあり比較調整すべき。IOTAはリンク精度を点数化するシステムであるため,ERMの本質からは外れている。 2. 著作物とその同定情報とアクセス先 DOI,MARC21,ONIX for Serials,Project Transferを調査。MARC21に関しては多くの項目がERMIデータ辞書への充当が可能で変遷情報や永続的なアクセスに関する記述が可能なため,利用することを推奨。 ONIX for Serials (SOH, SPS, SRN)やTRANSFERは,ERMIよりも柔軟性があり,詳細なデータを記述できるため,ERMIデータ辞書とのギャップを埋めるとの見解。 3. コストと利用統計関連データの統合 CORE,COUNTER,SUSHIを調査。COUNTERはこのカテゴリーの根幹で,今後の進展を含めて全面的にサポートすべき。SUSHIはその送信を担うプロトコルとして重要。 COREは,有用な規格だが残念ながら採用が進んでいない。今後,システムベンダーの開発計画に含めるべき。 4. 契約条項 ONIX-PLとSERUを調査。SERUは契約を標準化することによりかかる手続の簡素化に貢献することから積極的な普及を支持。ONIX-PLはライセンス条項のコード化においてERMIより良くデザインされているが普及していない。また,どちらも図書館のニーズを十分に満たしていない。NISOはコミュニティーの上で成り立つより簡便で拡張性を持つ第3の選択肢の議論を促進する役割を負うべきとしている。 5. 機関識別子による交換方法 Institutional Identifier (I2),WorldCat Registry,Shibboleth,vCardを調査。I2は概してERMIより詳細な記述ができるが,今後の発展を考えI2を支持。WorldCat Registryは現状では図書館の情報に限られ,ベンダーなどの情報は今後に期待だが追従したい。Shibbolethは有用だがERMの目的からは外れているとの認識。vCardはコンタクト情報を記述するのに都合がよく,ERMIデータ辞書への取り込みを検討したい。 今後のNISOの取り組みとして,技術やビジネスモデルの発展にあわせたERMの機能を支えるためのデータ辞書の更新と保守は引き続き有用としているが,NISOが主導するのではなく,目的に応じたERMの機能に関するイニシアテチブを後押しすべきとしている。 また,ワークフローに関しては,今後,更に広範囲で強固なものになるとしているが,NISOがトピックベースのwebinerを開催し,図書館側のニーズを集約することで,システムベンダーの開発リスクを軽減する役割を果たしたいとしている。 ・NISO Publishes White Paper on the Future Standardization Needs for Electronic Resource Management Systems http://www.niso.org/news/pr/viewitem_key=b93c495341167780c8cbb46a007b186e652d0492 (accessed 2012-2-29) ・レポートへのリンク http://www.niso.org/apps/group_public/document.phpdocument_id=7946&wg_abbrev=ermreview (accessed 2012-2-29) (本稿に記載されたイニシアチブの多くは,過去の当ニュースで紹介しているので合わせて参照されたい) ・KBART 本誌第181号トピックス「knowledge baseをめぐる動向」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=64&dispmid=605 (accessed 2012-2-29) ・ONIX for Serials 本誌第158号トピックス「ERM(Electronic Resource Management):最近の動向」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=38&dispmid=605 (accessed 2012-2-29) ・TRANSFER 本誌第188号トピックス「UKSG TRANSFER Code of Practiceバージョン2.0を公開」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=71&dispmid=605 (accessed 2012-2-29) ・CORE 本誌第185号トピックス「ERMSと費用関連データ標準化の動き」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=68&dispmid=605(accessed 2012-2-29) ・ONIX-PL 本誌第182号トピックス「ライセンス情報標準化への試み- LEWGの活動の近況-」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=65&dispmid=605(accessed 2012-2-29) ・SERU 本誌第177号トピックス「SERU:電子情報資源ライセンスの新動向」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=59&dispmid=605(accessed 2012-2-29) ・I2 (institutional Identifiers) 本誌第190号トピックス「機関ID標準化の動き」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=73&dispmid=605(accessed 2012-2-29) ・Shibboleth 本誌第223号トピックス「NISO:SSOを実践するための指針を発表」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=109&dispmid=605(accessed 2012-2-29)
医学中央雑誌刊行会は2012年2月16日より,医中誌Webと日本看護協会が提供する最新看護索引Webの相互リンクを開始しました。 【相互リンクの詳細】 ・ 医中誌Webの検索結果に表示される最新看護索引Webのリンクアイコンは2種類あります。「PDF」と付記されていないアイコンは,最新看護索引Webへリンクします。表示内容は,書誌事項のみとなります。「PDF」と付記されたアイコンは,最新看護索引Webにリンク後,更に「日本看護学会論文集」のPDFも閲覧できます。PDFは2月末より日本看護学会論文集第42回老年看護から順次アップロード予定です。 ・医中誌Webで,最新看護索引Webへのリンクアイコンは初期設定で非表示設定のため,最新看護索引Webへのリンクを表示する場合は,ユーザー管理者用画面で「表示」に設定変更が必要です。 設定方法は,ユーザー管理者用画面HELPをご参照ください。 http://www.jamas.or.jp/houjin_help/ho_top.html ・医学中央雑誌刊行会サイト:「最新看護索引Web」へのリンクのお知らせ http://www.jamas.or.jp/news/news36.html ・日本看護協会サイト:「最新看護索引Web」のリニューアルのお知らせ http://www.nurse.or.jp/nursing/education/library/pdf/kangosakuin-1.pdf ・弊社医学中央雑誌刊行会サイト http://www.usaco.co.jp/products/jamas/index.html
トムソン・ロイターは,先端研究領域で活躍・貢献が認められる日本の研究機関に所属する研究者16名を「第3回リサーチフロントアワード」に選出しました。リサーチフロントアワードは,今後飛躍的な発展が期待される先端研究領域を特定するとともに,その領域で世界をリードする日本の研究機関に所属する研究者を広く社会に紹介することを目的としています。受賞者の選出は,トムソン・ロイターの論文データベースWeb of Scienceの2006-2011年の引用分析に基づいています。 ・リサーチフロントアワードの受賞者と研究領域,選出方法の詳細については,下記トムソン・ロイターのサイトをご覧ください。 http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2012/rf2012/ ・授賞式の模様はトムソン・ロイター学術情報ソリューションFacebookでもご覧いただけます。 http://www.facebook.com/trssrjp ・弊社トムソン・ロイターサイト http://www.usaco.co.jp/products/isi/index.html
生物(生命)科学研究の電子ジャーナルを独自に収集し提供しているBioOneが2月上旬,国立情報学研究所と全国の大学等が運営する「学術認証フェデレーション(学認)」に参加しました。 学術認証フェデレーションは,電子資源の利用機関・提供機関で構成されており,相互に認証連携を実現しています。学認に参加している利用機関のユーザーは,所属機関が導入しているサービスプロバイダーが学認に参加している場合,シングルサインオンや所属機関外でのサービスの利用が可能になります。 BioOneは,地球温暖化,幹細胞研究,環境保全や生物多様性の保存など,今日最も注目されているテーマを含む生物(生命)科学研究ジャーナルを独自に収集し提供しています。購読機関は世界中で1,250を超え,BioOneに参加する126の非営利学会や出版機関のうち,約36%の機関の新規コンテンツはBioOneでのみ入手可能です。 現在,学認に参加されていて,BioOneの学認でのご利用を希望されているお客様は弊社までご連絡ください。 ・学術認証フェデレーション ホームページ http://www.gakunin.jp/ja/ ・弊社BioOneサイト http://www.usaco.co.jp/products/bioone/index.html
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