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学術出版産業の経営コンサルタントとして著名なMichael Clarke氏が業界の現状と成長戦略について考察した記事がSSP(米国学術出版協会)のScholarly Kitchenに掲載されている。 学術出版産業は1990年代後期から電子ジャーナルのサイトライセンス契約への移行と,インド,中国,中東などへの市場拡大という2つのけん引役に支えられ,堅調な成長を遂げてきたが,ここに来てその勢いは弱まり,ジャーナルビジネスはピークに達したとの見方が業界関係者の間で広まりつつある。出版される研究成果は増え続けるが図書館予算の伸びはそのペースに及ばず,今後も売上の増加は続くものの以前よりも穏やかなものになると考えられている。同氏はそのような状況下でも成長を続けるために出版機関がとっている戦略を3点に集約した。 1. 市場占有率の拡大 法人市場が頭打ちになりつつある中で,さらに売上を増やすには他者のパイを奪うことになる。ビッグディールは提供・利用双方のメリットが大きいためなくならないと考えられ,引続き図書予算の多くが充てられる。今後もそこに学協会の必須タイトルを加えたり,ブランド力で集めた論文をカスケード査読の活用により姉妹誌で刊行することでシェアを増やしている。 2. 新しい収入源の追加 ゴールドOAでのAPC(論文出版加工料)がこの顕著な例。今まで培ってきた強み,既存のスキルや技術,スケールメリット,既存の従業員と配信システムを活かせ,投資も少なくすみ新しい分野に踏み込むようなリスクはない。しかしながら,APCの利益貢献はまだ少なく,Outsellの調査によるとSTM業界全収入の約1%,学協会メンバーシップを除く雑誌市場の2%を超える程度に留まっている。同調査ではAPCモデル自体の持続性も不確実で,近い将来にAPCが従来の購読料モデルと置き換わるとは考えづらい。とはいえ,購読物全体の成長が一桁台前半で停滞している中,OAの利益は2012-2015年に年平均成長率27%で増加するとOutsellは見積もっており,多くの出版機関が好機ととらえている。 3. 新製品の開発 臨床意思決定支援ツール(McGraw-Hill ClinicalAccess等),ドキュメント共有ツール(Elsevier Mendeley等),分析ツール(Elsevier SciVal等)のようなサービスがこのカテゴリーに当てはまる。前述の戦略よりも投資規模が大きい割に成功の保証はなく,従来の経験や販路も活かせない場合が多い。負担とリスクが高い分,成功すれば得られる利益も大きく利用者と深い関係を築くことができ,高い継続率を期待できる。 上記の3つの戦略は相反するものではなく,実際,大半の出版者は規模にかかわらず全てを考慮に入れていると考えて良いだろう。同氏は製品開発管理と上記戦略の投資の管理が今後10年における組織指導者の大きな課題となるだろうと結んでいる。 ・The Scholarly Kitchen記事" Peak Subscription" http://scholarlykitchen.sspnet.org/2014/10/01/peak-subscription/ ,(accessed 2014-10-31) Outsellの調査レポートの無料ダウンロードサイト http://img.en25.com/Web/CopyrightClearanceCenterInc/%7B1eced16c-2f3a-47de-9ffd-f6a659abdb2a%7D_Outsell_Open_Access_Report_01312013.pdf?elq=4c79909c6a6d42488899e89deb9be4b7&elqCampaignId= (accessed 2014-10-31)
10月20日より,メディカルオンラインを提供する株式会社メテオが個人向け電子書籍サービス,メディカルオンライン・イーブックスの提供を開始しました。主な製品の特長は下記のようになります。 ・2000冊以上収録,毎月50-100タイトル追加予定 ・閲覧方法はダウンロード,ストリーミングの2方式 ・立ち読み機能の搭載 ・1冊ごとの購入だけでなく,単元ごとの購入も可能 ・電子書籍内の参考文献からリンクアウト(メディカルオンライン・DOI・PubMed) ・同社運営のメディカルオンライン(個人会員)・メディカルブックセンターのIDでも 利用することが可能 ・メディカルオンライン・イーブックスホームページ http://ebooks.molcom.jp/
American Medical Associationから,2015年初旬にJAMAの11番目の姉妹誌となるJAMA Oncologyが創刊されます。JAMA Oncologyは臨床腫瘍学,放射線腫瘍学,外科腫瘍学などのすべての領域を取り上げ,またその下位専門分野も収載予定です。影響力の大きいがん研究分野において先導的な役割を担うことが期待されています。 オンライン版は毎週木曜日に発行され,冊子体は月に一回の発行となります。JAMA各誌をオンラインで機関購読中のお客様は2015年末まで無料でアクセスすることができます。また、個人の方は、JAMA Network Readerに登録することで過去4週間の記事を無料で閲覧できます。 詳細については,弊社までお問い合わせください。 ・American Medical Associationホームページ http://media.jamanetwork.com/news-item/new-journal-jama-oncology-to-debut-in-2015-disis-named-as-editor-in-chief/ ・JAMA Network Readerに関するユサコニュース249号記事 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=138&dispmid=605
第37回日本分子生物学会
第62回日本図書館情報学会研究大会
第11回情報プロフェッショナルシンポジウム (INFOPRO 2014)
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