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今年4月にワシントンで開催されたSTM分野の出版者による国際的な団体International Association of STM(STM)の年次会議において,2015年のTech Trendsが公表された。これは昨年の12月にロンドンで行われたワークショップの結果であり,出版者26機関の代表が今後3~5年以内で各機関の出版活動に影響を与えると予想される技術的トレンドのトップ3を挙げている。参加機関は商業出版社,学協会,大学出版局などがバランスよくミックスされていたようだ。討議の成果はインフォグラフィックと呼ばれる視覚的な図に整理され,そこには以下,3つの相関する主要なトレンドが記載された。 (1)重要な研究成果物としてのデータ (Data as First Class Research Object) ひとつ目は重要な研究成果物 (First Class Research Object)としてのデータの出現である。このような研究成果は科学研究データの再現性と再利用性を保証する鍵である。その意味で,こうした研究成果物はいつでもどこでも他の研究者から再利用されるために,検証,整理され,発見とアクセスが可能な状態で保存されなければならない。大量のデータを扱う研究が急増し,出版者は出版物から研究データへのリンク,データマイニングの促進,データを出版の一要素に取り込むことを求められている。 (2)評判管理 (Reputation Management) 説明責任と透明性のため,助成機関は投資効果の確認手段が必要になり,研究機関も助成金を獲得する上で研究者の貢献を評価しようとしている。この10年間で様々な新しい指標が登場し,正当性が試されてきたが,研究者の影響力は単なる出版の業績により評価されるものではない。同時にいずれの指標もゲーミフィケーションや誤用を避ける方法で構築されなければならないという認識が存在する。研究者のキャリアマネージメントにおいて,出版は常に重要な役割を果たしてきたが,今後もそのサポートが続けられるように出版者の模索が続く。 (3)ハブとしての論文 (The Article in a Hub and Spoke Model) 学術成果には動画やデータなどのテキスト外の形態が増えている。特定コミュニティのニーズを効果的に満たすような新たなネットワークサービスのなかで,こうした要素は最終的に論文にパッケージ化され,公表,保存がされるだろう。これを『論文』と呼び続けるかは別としても進化する学術成果をどのようなフォームで提供したら良いのかSTM出版者は検討している。 学術出版が技術の進歩によりもたらされた変化にどう対応するか,誰がその開発コストを負担するのか,関連する全てのステークホルダーの協調が必要であろう。 本稿は以下のJill O'Neill氏によるThe Scholarly Kitchenの記事を参考に,許諾を受け編集しました。 ・The Scholarly Kitchen記事" Emerging from the STM Meeting: 2015 Top Tech Trends" http://scholarlykitchen.sspnet.org/2015/04/27/emerging-from-the-stm-meeting-2015-top-tech-trends/ ,(accessed 2015-6-30) ・Tech Trendsのインフォグラフィックは以下のURLよりPDF形式でダウンロード可能 http://www.stm-assoc.org/2015_04_08_STM_Tech_Trends_2015_Infographic.pdf ,(accessed 2015-6-30)
トムソン・ロイターの学術誌評価分析データベースJournal Citation Reports (JCR)最新版が6月19日にリリースされました。 今回のリリースでは,2014年のインパクトファクターほか従来の各指標に加えて,Journal Impact Factor Percentile および Normalized Eigenfactor の2指標が追加されるとともに,より詳細なジャーナル分析やオープンアクセス(OA)による絞り込みを含むいくつもの機能強化が行われています。 最新版の概要は以下の通りです。 ・82か国,237分野の学術誌データを収録 ・収録誌総数は,自然科学系と社会科学系合わせて11,149誌 ・今回,272誌に新たにインパクトファクターを付与(そのうち日本のジャーナルは4誌) 新たにインパクトファクターが付与された日本のジャーナルは以下の4誌です。 ・ALLERGOLOGY INTERNATIONAL / JAPANESE SOCIETY ALLERGOLOGY ・JOURNAL OF ORAL SCIENCE / NIHON UNIV, SCHOOL DENTISTRY ・JOURNAL OF PROSTHODONTIC RESEARCH / Japan Prosthodontic Society ・MICROSCOPY / Japanese Society of Microscopy 詳細は弊社までお問い合わせください。 ・トムソン・ロイター JCR最新版に関するプレスリリース http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2015/40th-annual-JCR/
微生物学およびウイルス学における重要な学術雑誌を発行するThe Society for General Microbiology(SGM)から,オープンアクセス誌:Microbial Genomicsが2015年7月に創刊されます。本誌には、臨床的に重要な病原体から, 多様な生態系における微生物まで,微生物学のより深い理解のための遺伝子学的アプローチに基づいた論文が掲載されます。 本誌はオープンデータを義務化したSGM初めての雑誌となり, 著者は論文のデータをリポジトリ(Figshare)に収録することを義務づけています。SGMのプロダクトマネージャーParita Patelは “データの共有はオープンアクセスと同様に,可視性・透明性とデータの再利用を通じ,微生物学の発展のためのコラボレーションを促す”と述べています。 ・Microbial Genomicsホームページ http://mgen.sgmjournals.org/
米国臨床腫瘍学会(ASCO: American Society of Clinical Oncology)の学会動画速報サービスASCO Virtual Meetingに,5月29日-6月2日に開催された2015 Annual Meetingが収載されました。 Annual Meetingは5日間でおよそ30,000人以上の参加者を世界中から集めるがん治療・研究における最高峰の会議です。 ASCO Virtual MeetingはAnnual MeetingをはじめASCO主要6会議の各セッションを動画で配信するサービスです。オーラルセッション・ポスターセッションを含む最新のがん研究の成果が発表後24時間以内にアップロードされ視聴可能となります。 ・ASCO Virtual Meetingホームページ http://meetinglibrary.asco.org/vm ・弊社ASCO Virtual Meetingホームページ http://www.usaco.co.jp/itemview/template44_1_207.html
The Society for General Microbiology(SGM)は,6月23日に電子ジャーナルのプラットフォームをHighWireからpub2webへ移行しました。pub2webでは,Microbiology誌を始めとしたSGMの主要誌をシームレスにアクセスすることができます。 pub2webの管理者用ID/PWについては, 新しいアカウントが発行され, すべてのお客様宛に送付されていますのでご確認ください。 ・ユサコニュース過去の掲載記事(2014年6月第251号) https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=141&dispmid=605 ・弊社SGM各ホームページ Microbiology http://www.usaco.co.jp/itemview/template44_1_1054.html Journal of General Virology http://www.usaco.co.jp/itemview/template44_1_1058.html Journal of Medical Microbiology http://www.usaco.co.jp/itemview/template44_1_1057.html International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology http://www.usaco.co.jp/itemview/template44_1_1056.html
世界をリードする研究者の講義 (Talks) を提供するサービス: Henry Stewart TalksのThe Biomedical & Life Sciences Collectionに,下記2つの新シリーズが追加されました。 1. Nanomedicine http://hstalks.com/?t=BL195 Editor: Prof. Thomas J. Webster – Northeastern University, USA 2. Vaccines http://hstalks.com/?t=BL194 Editor: Dr. Wayne Koff – International AIDS Vaccine Initiative, USA またProf. Kim Lewisによる,今年初旬にNatureで発表され大変話題となった新規抗生物質teixobactinの研究・発見についてのTalkが追加されました。 Teixobactin kills pathogens without detectable resistance http://hstalks.com/?t=BL1003923 Speaker: Prof. Kim Lewis – Northeastern University, USA 詳細については弊社までお問合せください。 ・The Biomedical & Life Sciences Collection http://www.hstalks.com/access ・弊社Henry Stewart Talksホームページ http://www.usaco.co.jp/itemview/template44_1_221.html
第13回日本臨床腫瘍学会学術集会
第32回医学情報サービス研究大会
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