本文へスキップします。

H1

ユサコニュース詳細

USACO News:詳細

2024/05/27:第361号
 

ASM:2025年にS2Oを導入するタイトルを発表
The American Society for Microbiology(米国微生物学会,ASM)は,主要な研究ジャーナル6誌の2025年に刊行されるコンテンツに Subscribe to Open(S2O)モデルを導入します。対象は下記の6誌です。

・ Antimicrobial Agents and Chemotherapy
・ Applied and Environmental Microbiology
・ Infection and Immunity
・ Journal of Bacteriology
・ Journal of Clinical Microbiology
・ Journal of Virology

国内からは2025年1月24日(予定)までに購読を申し込めばS2Oに参加することができ,成立のいかんに関わらず,参加機関には,購読価格を2024年価格(外貨ベース)に据え置き,所属著者のオープンアクセス出版の保証とAPC免除などの特典が適用されます。

現在の購読機関は従来通りの更新手続きをすれば特に申込は必要ありません。

詳しくはASMウェブサイトをご確認ください。

・ASM Subscribe to Openウェブサイト
https://journals.asm.org/s2o

・YouTube動画:Q&A with ASM’s CEO on Shift to Subscribe to Open Model
https://www.youtube.com/watch?v=QvE_9oJvzfU

・2023年8月ユサコニュースでのご案内
https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=2018&dispmid=605#un01
Third Iron:2024 Roadmapを公開
学術・研究図書館向け電子ジャーナル閲覧支援システムを提供するThird Iron社よりRoadmap 2024が公開されました。前号でお知らせしたCabells Predatory Reports連携以外のトピックをお知らせします。

■ 撤回論文を引用した文献のアラート通知(8月頃までに実装予定)
現在,LibKeyとBrowZineでは撤回論文をアラートメッセージ表示していますが,撤回された論文を引用している文献にもアラートメッセージを表示する予定です。

■ OA論文へのリンク強化(2024年中実装予定)
ハイブリッドOA誌が増える中,アクセス可能なVoR(Version of Record)コンテンツへのナビゲーションを強化します。Unpaywallとは別に,AussieOAと呼称する独自のVoR OAのデータセットを運用し,VoR OAへのアクセスを増やします。AussieOAは複数のデータソースから定期的にデータを取得し保守・更新することでカバー率と正確性を高めます。

■ 電子ブックリンク機能拡張(2024年中実装予定)
LibKey Nomadの電子ブックリンクが,すでに対応済みのAlmaに続き,EBSCO FTF利用機関でも利用が可能となります。

LibKey Nomadをインストール済のユーザーが,対象の出版社サイトやAmazonなど対応するプラットフォーム上から機関購入済みのeBookを参照した際,Nomadが自動的に所属機関で所蔵していることをお知らせし,表示されたバナーからeBookにナビゲートします。

■ LibKeyのCovidence対応(8月頃までに実装予定)
LibKey Nomadリンクが,文献レビュー支援ツールのCovidence上で表示されるようになります。

■ Nomad機関導入(実装済)
Microsoft以外に以下のグループポリシーを使いLibKey Nomadを機関が管理するPC全体に導入するようになりました。

・Microsoft Intune (Microsoft Endpoint Manager)
・JAMF
・Google Admin (GSuite)

すでに世界中の170以上の図書館が機関導入を実施しています。
ケーススタディーを以下ページからご確認頂けます。
https://thirdiron.com/articles-and-news/

・弊社LibKey商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=307
XLSTAT:2024.1アップデートをリリース
Excelアドイン型統計ソフトXLSTATのアップデートプログラム(Ver. 2024.1)が2024年5月にリリースされました。今回のアップデートでは,ユーザーのご要望にお応えし,使いやすさ,処理速度,分析機能の強化がされています。

主なアップデート内容
・操作性が向上した新しいリボンインターフェース
・Flash Profiling の新機能
・等高線プロットの新機能
・官能識別検査の機能強化
・RATA データ分析の機能強化
・Dataviz ツールの改善
・フリードマン検定の改善
・非線形回帰の高速化
・分類木の改善

下記ページにてアップデート内容の詳細をご紹介していります。
https://www.usaco.co.jp/news/detail.html?itemid=2164

ウェビナーのご案内
XLSTATを提供するLumivero社は,上記アップデートの新機能をご紹介する無料オンラインセミナー(英語)を開催いたします。

タイトル:XLSTAT 2024.1: Exploring New Features for Enhanced Data Analysis
日時:2024年6月21日(金)00:00 AM(日本時間)
参加費:無料
参加登録用URL:
https://lumivero.zoom.us/webinar/register/WN_ucGypIe2R-yczinPDEsnfA#/registration

日本時間では深夜の開催ですが,登録者には後日録画が提供されますので,ライブイベントに参加できない場合もぜひご登録ください。

・弊社XLSTAT紹介ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=423

・XLSTAT操作方法,活用例
https://rs.usaco.co.jp/product/xlstat/tips/
BMJ:Newsletter May 2024
BMJ Publishing Group からのニュースレター 2024年5月号の内容を抜粋しご紹介します。

■ 臨床意思決定支援ツール「BMJ Best Practice」関連
・追加コンテンツ
常時,コンテンツの充実を図っています。最近では,dermatitis herpetiformis(疱疹状皮膚炎), long COVID(長期化するコロナ感染の後遺症), hepatitis E(E型肝炎)などのトピックが追加されました。
・アプリのアクセス方法
ご所属機関のネットワーク/Wi-Fi経由,シボレス認証によるアクセスが可能になりました。

■ 新製品の紹介
・BMJ Impact Analysis
医療分野の研究が,実世界に及ぼしているインパクトの指標を図るツールです。
・BMJ Clinical Intelligence
ヘルスケア従事者に質の高い診療ガイドラインをグラフ形式で提供するデータベースです。
下記ページにてアップデート内容の詳細をご紹介していります。
・BMJ OnExam PACES
客観的臨床技能試験(Objective Structured Clinical Examination)の受験者が,AI設定のシミュレーションの中で,架空の患者と対話することで,診断能力を高めていくツールです。

・BMJニュースレター 2024年5月号
https://info.bmj.com/view/665618444/

・ユサコニュース第355号(2023年11月号)BMJ Best Practice 機能更新のお知らせ
https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=2077&dispmid=605#un11

・弊社BMJ Best Practice商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=154
JoVE:追加コンテンツ(免疫関連)
研究・教育動画を提供するJoVEの最新情報をお知らせします。

JoVE Researchの実験ビデオ百科事典:Encyclopedia of Experimentsの免疫学シリーズについて,下記のとおりコンテンツが追加されました。

免疫療法(Immunotherapy)
新たに追加されたコレクションで,免疫療法の理論的側面と実践的側面の両方に役立つ内容となっています。現在の収録動画はアニメーションによるコンセプト説明・実写映像によるデモンストレーション各10本ですが,今後コンテンツが追加される予定です。

抗体を用いた技術(Antibody-Based Technologies)
今年3月にリリースされたコレクションに,新しい動画(アニメーションによるコンセプト説明・実写映像によるデモンストレーション各40本)が追加されました。当コレクションは抗体の生成と精製,その機能と特異性の評価,生体サンプルや状態のイメージング,検出,または分析にそれらを使用するための幅広い技術をカバーしています。

Encyclopedia of Experimentsは,アニメーションと実際の実験動画で専門的な実験手技を学ぶことができ,研究目的の他,ラボでのトレーニング用ツールとしても活用できます。
また,さまざまな実験をブラウズでき,研究計画の立案やアイデア出しにも有用です。
Encyclopedia of Experiments:https://www.jove.com/encyclopedia-of-experiments

・JoVE:https://www.jove.com/

・弊社JoVE紹介ページ:https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=131
BioOne: S2Oパイロット参加表明の出版社を発表
生物(生命)科学,生態学,環境科学系の電子ジャーナルを提供するBioOneは2023年12月に,2026年1月よりSubscribe to Open(S2O)のパイロットを開始予定であると発表しました。その続報として5月23日に,S2Oパイロットへの参加を表明した出版パートナー第一弾が公開されました。

現在までに13の出版パートナー(学会,博物館,出版社など)の20ジャーナルが参加を表明しており,2024年末までに追加で最大50ジャーナルが当パイロットに参加可能です。
この取り組みは,重要なコンテンツへのアクセスを広範かつ公平に提供しながら,非営利出版機関が持続可能な収入源を確保するための重要な機会となります。

現在までにBioOne S2Oパイロットへの参加を表明した出版社や,当パイロットのタイムライン,FAQは下記サイトで確認できます。

BioOne Subscribe to Openページ:
https://bioonepublishing.org/our-work/subscribe-to-open/

・BioOneプレスリリース
https://bioonepublishing.org/press-release/bioone-announces-early-publisher-commitments-to-subscribe-to-open-pilot/

・ユサコニュース第356号(2023年12月号)
BioOne: S2Oパイロットを2026年開始予定のお知らせ
https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=2092&dispmid=605#un04

・弊社 BioOne 商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=212
BioOne Vista 5月号:絶滅危惧種特集
生物(生命)科学,生態学,環境科学系の電子ジャーナルを提供するBioOneより,BioOne Vista 5月号が公開されました。

BioOne Vistaは,毎月異なるタイムリーなテーマに基づき,BioOne Completeに掲載されている論文を紹介しています。
5月号では,毎年5月の第3金曜日に設定されている「Endangered Species Day」に敬意を表し絶滅危惧種を特集しており,厳密な科学データと生態系管理戦略に基づいた保護活動の必要性などに焦点をあてています。
BioOne Completeのパートナー出版社タイトルであるAmerican Malacological Bulletin, Arachnologische Mitteilungen, Bulletin of the British Ornithologists' Club, Mammal Study, Novon, Zoological Science他から厳選した論文を掲載しています。

・BioOne Vista May 2024
https://bioone.org/vista-endangered-species

・弊社 BioOne 商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=212
Lumivero:AI活用による執筆効率化セミナー開催
NVivo,Citavi,XLSTATの開発元Lumivero社が主催するウェビナーイベント「リサーチ・ライティング・インスティテュート:AIを活用して執筆を効率化しましょう」が開催されます。AIを活用したデータ分析ツールを使用して, より速く出版する方法の学習, 執筆スタイルの発展や説得力のあるプレゼンテーションの作成, 研究ストーリーを伝える定性的な発見や統計的結果を報告するのに役立つ4つの特別なトレーニングを提供します。

イベント概要:
開催日時:2024年6月11日〜12日 23:00〜翌日4:00(日本時間)
開催場所:Zoomイベント会場(※事前登録が必要です)
参加費:無料

ウェビナーの詳細や登録方法については, ユサコ研究支援サイトをご確認ください。
https://rs.usaco.co.jp/seminar/other/Lumivero-research-writing-institute.html

公式ウェブサイト(英文)はこちらです。
https://lumivero.com/lumivero-virtual-conference-2023-registration-page/
学会展示・セミナー開催スケジュール
・日本精神保健看護学会第34回学術集会
(千葉:国際医療福祉大学成田キャンパス)
2024年6月1日(土)~6月2日(日)

・日本内分泌学会学術総会
(パシフィコ横浜)
2024年6月6日(木)~6月8日(土)

・日本精神神経学会学術総会
(札幌コンベンションセンター)
2024年6月20日(木)~6月22日(土)

・医学情報サービス研究大会(MIS)
(名古屋市立大学)
2024年7月13日(土)~7月14日(日)

・日本医学教育学会大会
(帝京大学板橋キャンパス)
2024年8月9日(金)~8月10日(土)

・日本薬学教育学会
(東京薬科大学)
2024年8月17日(土)~8月18日(日)

・⽇本家族看護学会第31回学術集会
(鎌倉芸術館)
2024年9月14日(土)~9月15日(日)

・日本動物実験代替法学会
(ライトキューブ宇都宮)
2024年11月27日(水)~11月29日(金)

・日本看護科学学会学術集会
(熊本城ホール,市民会館シアーズホーム夢ホール)
2024年12月7日(土)~12月8日(日)

ユサコニュース一覧に戻る