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ユサコニュース詳細

USACO News:詳細

2024/11/29:11月のニュース (ユサコニュース第367号)
 

COUNTER R5.1のリリース
 学術的な電子サービスにおける利用実績レポートの業界標準となっている,COUNTER Metricsの実務指針(Code of Practice)Release 5.1が2025年1月に正式リリースされます。
 今回の改訂では,現行版であるRelease 5.0.3の基本的な仕様を堅持しつつ,オープンアクセス出版や電子書籍への対応強化が図られています。

 R5.1は,2023年5月に公開され,主要なサービス提供者が実装に向けた準備を進めています。R5.1へ移行後も,2025年3月までのレポートはR5でも提供されることになっています。なお,サービス提供者によってはR5.1に移行しない場合があることも予想されます。各サービス提供者の最新の準拠状況はCOUNTERのレジストリで確認することができます。

 COUNTERでは日本語の公式資料も用意しています。

・COUNTERによるリリース5.1変更点(日本語)
 https://www.countermetrics.org/wp-content/uploads/2024/04/Japanese-Changes-Guide.pdf

・COUNTERによるリリース5.1実務指針の紹介(日本語)
 https://www.countermetrics.org/wp-content/uploads/2024/04/Japanese-Metrics-Guide.pdf

 ・レジストリ
 https://registry.countermetrics.org/

AI解析プラットフォーム「Multi-Sigma」取り扱い開始
 弊社はこのたび,株式会社エイゾスが提供するAI解析プラットフォーム「Multi-Sigma」の取り扱いを開始いたしました。

 Multi-Sigma(マルチシグマ)は,少ないデータからでも高精度な予測と最適化を実現することができるアプリケーションです。

Multi-Sigmaの特徴:
1. 革新的実験計画法により研究開発を効率化
 研究開発の現場における複数の要因と,複数の目的変数がある多入力・多目的システムに対し,革新的実験計画法により研究開発の効率化を支援します。

2. 少ないデータでも高精度予測
 AIモデルのハイパーパラメータを高度に調整することにより,データ量が少なくても過学習することなく高精度な予測ができます。

 3. 複数の目的を同時に満たす条件探索
 最適化のAIが,複数の目的を同時に満たす条件を自動的に探索します。パレート解の中から,最適なバランスの条件を抽出できます。

 4. 説明できるAI
 要因分析を通じて,各説明変数が予測結果に与える影響の大きさと方向性を定量的に評価することができ,ブラックボックスと言われるAIを説明可能にします。

 5. 安全性の確保と導入・維持管理コスト削減
 Google Cloud上に構築されたセキュアなSaaSアプリケーションを使用します。お客様でハードウェアやソフトウェアを用意する必要はなく,使い慣れたパソコンやタブレット端末のウェブブラウザからすぐにAI解析を始められます。

詳細は弊社までお問い合わせください。

・Multi-Sigmaウェブサイト
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=426

ASCB:特別号で論文募集
 The American Society of Cell Biology (米国細胞生物学会)が発行するオフィシャルジャーナルMolecular Biology of the Cell(MBoC)では,特別号への論文投稿を募集しています。

 特別号のうち,The Nucleus in Stem Cells and Developmentは,京都大学の斎藤通紀先生と,マサチューセッツ工科大学の山下由起子先生が編集者を務めています。
 現在,随時投稿を受け付けています。この機会にご検討ください。

■ 特別号「The Nucleus in Stem Cells and Development」(随時投稿受付)
https://www.molbiolcell.org/nucleus-stem-cells

以下のトピックを含む様々な分野での投稿を歓迎します。
・核の構造と組織
・核ラミナ
・核内構造
・染色体の構造と機能
・相分離
・DNA複製,修復,組換え
・トランスポゾン
・転写/エピジェネティック制御

 その他の特別号でも投稿を募集しています。詳しくはMBoC Webサイトをご覧ください。

・MBoC Webサイト:Call for Papers
 https://www.molbiolcell.org/call-for-papers

※MBoCの査読済論文は,適切なクレジットを付与しURLリンクを掲載することでCC-BYクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもと,エンバーゴ期間なく掲載された論文をリポジトリに公開することができます。詳しくはMBoC Webサイトをご覧ください。

・MBoC Webサイト:Instructions for Authors
https://www.molbiolcell.org/info-for-authors#special

HSTalks:ノーベル賞・ラスカー賞受賞者によるトークのご紹介
 世界をリードする研究者・専門家によるプレゼンテーションのオンライン動画コレクション:HSTalksのThe Biomedical & Life Sciences Collection及びThe Business & Management Collectionについて,本年度のノーベル賞・ラスカー賞受賞者によるトーク(プレゼンテーション)をご紹介します。

 ・Daron Acemoglu氏
 The Sveriges Riksbank Prize in Economic Science in Memory of Alfred Nobel 2024受賞
 HSTalks掲載トーク
 " In search of a new paradigm for innovation, free markets, and regulation. "
 受賞論文の題材に関するAcemoglu氏のインタビューをご覧いただけます。
https://hstalks.com/t/5623/in-search-of-a-new-paradigm-for-innovation-free-ma/?business&source=nbl3

・David Baker氏:The Nobel Prize in Chemistry 2024受賞
HSTalks掲載トーク
" Prediction and design of protein structures and interactions "
https://hstalks.com/t/446/prediction-and-design-of-protein-structures-and-in/?biosci

・Zhijian Chen氏:Albert Lasker Basic Medical Research Award 2024年受賞
HSTalks掲載トーク
" The interplay between protein phosphorylation and ubiquitylation in the NF-κB pathway "
https://hstalks.com/t/1891/the-interplay-between-protein-phosphorylation-and-/?biosci

 HSTalksのコレクションにはノーベル賞やラスカー賞を受賞した研究者のキャリア初期のトークも収録されています。現在も最先端の研究を行っている一流の研究者のトークが随時追加されており,今後も当コレクションの講演者の中から名誉ある賞を受賞する研究者が出ることが期待されます。

・弊社HSTalks紹介ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=202

Rayyan:旧インターフェース終息のお知らせ
 文献レビューツールRayyanの旧来のオレンジを基調としたレガシーインターフェースが,2024年10月1日をもって終息しました。
 今後は,現行インターフェースに機能改善をしていきます。

 弊社では,法人やグループによる購読のお申込みを承っております。利用プランの詳細やお申込み方法については,弊社までお気軽にお問い合わせください。

・弊社Rayyan商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=425

Research Solutions:Article Galaxy機能強化
 ドキュメントデリバリーサービスを核に文献の発見・取得・管理を合理化するソリューションを提供しているResearch Solutions社のプラットフォームArticle Galaxyに実装された機能をご紹介します。

■Article Galaxy Referenceスマートフォルダによる効率化
 スマートフォルダは,高度な自動デポジット機能を提供します。Article Galaxy Referencesにある機関用PDF Library内を継続的に検索し,関連記事が機関用PDF Libraryに新たに保存されるたびに,個人フォルダ内にもその関連記事が保存されようになりました。

⇒研究者にとっての主なメリット:
・自動更新: 検索語に基づいて関連記事を自動的に収集します。
・高度な検索ツール: クエリビルダーと拡張検索バーを使用して,検索結果を改善し,検索の精度を高めることができます。
・ユーザーへの通知: 新しい関連記事が追加されると,メールで個人に通知を送信します。
・コラボレーションと柔軟性: 保存済のPDFやメタデータに影響を与えることなく,スマートフォルダを共有,名称変更,削除が可能です。
・エクスポート・オプション: フォルダ内のデータをRIS,BibTeX,CSV,Excel,PDFなど複数の形式でエクスポートできます。研究のワークフローにシームレスに統合できます。

■RSSフィード通知アラートによる最新情報の入手
 RSSフィード内の新しいアイテムが追加された場合にアラートメールを受信できるようになりました。個々のフィードの通知を簡単に設定でき,重要なアップデートの見逃しを防げます。

・こちらで紹介した機能に関するお問い合わせ先
https://www.usaco.co.jp/contact/?frmid=33&pdname=Article+Galaxy

・Research Solutions社リリースノート
https://www.researchsolutions.com/resources/release-notes/fall-2024-updates

BioOne Vista 11月号:蘚苔学特集
 生物(生命)科学,生態学,環境科学系の電子ジャーナルを提供するBioOneより,BioOne Vista 11月号が公開されました。

 BioOne Vistaは,毎月異なるタイムリーなテーマに基づき,BioOne Completeに掲載されている論文を紹介しています。11月は蘚苔学です。

 蘚苔学の研究により,水循環の調整から微小動物の生息地の提供に至るまで,蘚類・苔類・ツノゴケ類が生態系健全性に果たす重要な役割が明らかになります。コケ植物学者が発見した知見は,生物多様性の保全と環境回復力の向上に役立ち,持続可能な生態系に貢献し,環境に対する理解を深めます。

 本特集には,BioOne Completeパートナー出版社の雑誌:The Bryologist,Candollea,Cryptogamie,Bryologie,Evansia,Herzogia,Lindbergia,Southeastern Naturalistなどから厳選した論文が掲載されています。

 オープンアクセス論文も含まれていますので,下記リンクより是非ご覧ください。

・BioOne Vista November 2024 | Bryology
https://bioone.org/vista-bryology

・弊社 BioOne 商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=212

学会展示・セミナー開催スケジュール
  • 日本看護科学学会学術集会(熊本城ホール,市民会館シアーズホーム夢ホール):2024年12月7日(土)~12月8日(日)
  • 日本機能性食品医用学会(東洋大学 赤羽台キャンパス):2024年12月7日(土)~12月8日(日)
  • 日本臨床微生物学会総会・学術集会(名古屋国際会議場):2025年1月24日(金)~1月26日(日)
  • 日本病院総合診療医学会学術総会(広島国際会議場):2025年2月22日(土)~2月24日(月)
  • Science Japan Meeting(京都大学百周年時計台記念館):2025年3月10日(月)
  • 日本薬学会年会(福岡国際会議場,マリンメッセ福岡 B館):2025年3月26日(水)~3月29日(土)

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