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大英図書館（British Library：BL）は所蔵コレクションの電子化でMicrosoft社と提携することを
発表した。
　2006年中に，著作権が消滅した約10万冊の書籍、2500万ページを電子化し，将来的にも提携を
継続する。
　同館が2005年6月に開始した主要施策「National Digital Library」の一環であり，同国の知的財産の
恒久的な利用が目的である。同館の電子文書管理システムである「Digital Object Management
（DOM）」システムにより，電子ジャーナル、電子書籍、CD-ROMなどを長期にわたって保管、
利用することが可能になる。

　電子化された文書は，同社の検索サービス「MSN Book Search」で検索できるようになる。
2006年に同サービスのパブリックベータ版が公開される。

　書籍電子化プロジェクトにはGoogle社が先鞭をつけているが，同社はさらに，米国議会図書館
（LC）のWorld Digital Libraryプロジェクトに300万ドルを提供し，貴重書や手稿などの歴史的
文化遺産の電子化と無料公開に協力する。資金提供に加えて，技術協力も実施することを
発表している。

＜参考資料＞
・British Libraryニュースリリース
http://www.bl.uk/news/2005/pressrelease20051104.html
・BBC NEWS
http://news.bbc.co.uk/1/hi/technology/4402442.stm
・カレントアウェアネス-E
http://www.ndl.go.jp/jp/library/cae/2005/E-72.html#E416
・本誌第157号【トピックス】
　「新コンソーシアムOCAが書籍のデジタル化プロジェクトを開始」
https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=37&dispmid=605