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2006/04/30:第162号韓国特許庁,ソウル大など16大学に特許教科目開設
 

韓国特許庁,ソウル大など16大学に特許教科目開設
韓国特許庁は,ソウル大学校,延世大学校,高麗大学校,韓国科学技術院(KAIST)など,
全国16箇所の理工系大学が,特許関連の正規科目を新設したことを明らかにした。

 今回開設された特許教科目は,特許情報の検索や情報分析などの実務教育を中心に編成して
おり,特許法などの法律理論を中心とした既存の特許教育と一線を画する内容になっている。

 ソウル大とKAISTでは,特許情報分析実務カリキュラムを大学院生向けに設置したが,
特筆すべきは,延世大と高麗大が理工系学部生が卒業前に必ず履修しなければならない
核心教養科目として位置づけたことだろう。

 特許庁は,今回開設された特許授業を受けた学生は,研究所や企業における実際の特許業務に
直ちに活用することができるだろうとの見解を示している。
 また,Kim Sung Hwan情報企画本部長は,2学期には教科目開設を全国の大学に拡大する予定で
あり,大学が希望する場合は特許専門家を派遣したり,関連教材の開発・提供などサポートを
積極化させる考えだ。

 特許に対する取り組みは,大学の,ひいては国家レベルの科学技術政策を考える上で重要な要素と
考えられ,このような動向が技術立国を目指す他の国にも広がることが予想される。

<参考資料>
・ソウル経済新聞(2006年3月6日)
http://economy.hankooki.com/lpage/news/200603/e2006030616503270300.htm
・東亜日報(2006年3月6日)
http://www.donga.com/fbin/outputsfrm=2&f=total&&n=200603060219
・ソウル新聞(2006年3月6日)
http://www.inews24.com/php/news_view.phpg_serial=194420&g_menu=020700
・韓国経済新聞(2006年3月6日)にも掲載あり

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