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所属機関の購読状況などを考慮した適切コピー(Appropriate Copy)にナビゲートする学術リンクナビゲーションシステム(リンクリゾルバー)は,学術図書館を中心に世界的に普及している。 SFXをはじめとする,これらリゾルバーのリンクモデルを可能にしたのが,OpenURLと呼ばれる,メタデータや識別子情報を統一した表記方法である。OpenURL準拠の動きは,海外の主要プラットフォームをはじめ,CiNii,JDreamII,医中誌Web ver.4 MAGAZINEPLUSなど,国内でも確実に拡大している。しかし,フリーの検索サイトや ペイ・パー・ユース(Pay Per Use)など,不特定多数のユーザ向けのサイトに関しては,OpenURLの必須条件であるBASE-URL(ユーザ所属に応じたリゾルバーアドレス)の特定が困難とされていた。 そこで,OpenURL準拠の新たな手段として提唱されたのがCOinS(ContextObjects in Spans)で ある。COinSモデルでは,各サイトを提供する側がHTMLにspan要素としてDESCRIPTION(引用メタデータや識別子)を埋め込み,同時にユーザ側がブラウザ拡張機能としてインストールするソフトウェアにBASE-URLを登録することで,はじめてOpenURLが完成する。2005年3月に最初のドラフトが発表されたのち,現在はver.1.0が公開されており,主な対応サイトとしては,CiteULike,Wikipedia,HubMed,Open WorldCat(OCLC)などが確認できる。 現在公開されているCOinS対応のブラウザ拡張機能を以下に紹介する。 ・LibX LibXは,Webサイト向けの“図書館ツール”というアイデアのもと,FirefoxとInternet Explorerブラウザの拡張機能として開発された。ユーザに一番近い場所,すなわち,Webブラウザそのものに,所属する機関のOPAC検索機能やデータベース,OpenURLリゾルバーへのアクセス機能を追加するオープンソースプラグインである。2008年4月現在,334機関の図書館が自館向けに カスタマイズしたファイルをLibXサイト上で公開しており,国内では東京大学が2008年2月に開発したベータ版を公開している。 ・OpenURL Referrer OpenURL Referrerは,Web上に存在するOpenURL書式の書誌情報に自動的に反応し,ユーザが 所属する機関リゾルバーへのOpenURLリンクを自動表示する,FirefoxおよびInternet Explorerブラウザ向けの機能拡張である。 ・Zotero 上述のソフトウェアとは性質を異にするZoteroは,Web情報管理機能を中心としたFirefox専用の 拡張機能として,ジョージ・メイソン大学歴史・ニューメディアセンター (Center for History and New Media at George Mason University)で開発された。Web上の幅広い情報源(書誌情報,フルテキスト文献,ウェブページ,画像イメージなど)を容易に収集・管理し,論文原稿の引用文献リストを自動作成したり,取り込んだ情報から,ユーザが所属する機関リゾルバーへOpenURLリンクを作成したりするソフトウェアである。Embedded RDF,COinS,Dublin Core XML,MARCなどの標準に準拠することで,350を超えるサイトとの互換性を持つと発表されている(報告されていないサイトも多数ある)。 COinSの対応サービスが増え利用環境が整備される中,SFXもCOinSをメニューバナーに追加した。 ベンダー側はOpenURLに対応するためにOpenURLを実装する必要があったが,開発の負担が少ないCOinSに対応する選択肢を取りやすくなった。COinSを使う際には,リンクリゾルバーのアドレスをブラウザの拡張機能設定の中で入力することになり,OpenURLやリゾルバーに関する利用者の認識が広まると考えられる。 学術図書館で生まれ育ったリンキング技術が身近になり,その範囲を広げることを期待したい。 ※span要素:id属性やclass属性を付けることでスタイルシートやスクリプトの対象にしたり、 lang属性を付けて言語を明示したりするインライン要素 ・COinS http://ocoins.info/ ・LibX http://libx.org ・OpenURL Referrer http://openly.oclc.org/openurlref/ ・Zotero http://zotero.org ・HubMed http://www.hubmed.org/ ・本誌第168号【トピックス】 「ユーザ主導のサービスの利用:COinSとRSSに見る共通性」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=49&dispmid=605 ・本誌第181号【トピックス】 「knowledge baseをめぐる動向」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=64&dispmid=605
オンライン情報サービスの利用統計フォーマットの国際的統一化を推進するプロジェクトCOUNTER (Counting Online Usage of NeTworked Electronic Resources)が,電子ジャーナルおよびデータベースに関する実務指針COUNTER Code of Practice Journals and Databases:Release 3のドラフト案を公開しています。主な方針は以下の通りです。 1. 利用統計の信頼性の向上 2. 利用統計の収集,管理,分析ツールの提供 3. コンソーシアム向け利用統計の向上 4. ジャーナルアーカイブに関する利用統計の向上 今回公開された実務指針において,COUNTER準拠の利用統計データをベンダーから利用機関に自動転送することを目的としたSUSHI*(Standardized Usage Statistics Harvesting Initiative)プロトコルが取り込まれたことで, Release3正式公開後には,図書館員による利用統計の収集・管理・分析業務が大幅に効率化される ものと期待されます(COUNTER準拠の利用統計データは2008年4月現在,約100近い出版社やシステムベンダーが採用)。また,従来,ロボットアクセスや横断検索における影響が問題点として指摘されていたが,その対策も盛り込まれています。 Release3は,2008年5月31日までパブリックコメントを募集し,2008年6月末までに最終版を正式公開,2009年初頭の運用開始を予定しています。 * ANSI/NISO Z39.93 ・COUNTER http://www.projectcounter.org/index.html ・COUNTER Code of Practice for Journals and Databases:Release3 Draft(PDF) http://www.projectcounter.org/r3/r3_release.pdf ・本誌第178号記事 「NISO:SUSHIを認可」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=60&dispmid=605 ・本誌第154号【トピックス】 「電子サービス利用統計国際標準:COUNTER Release 2発表」 https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=34&dispmid=605
HighWire Pressが,新プラットフォーム「H2O」のリリースを発表しています。HighWire Pressは現在,140を超える出版社から1,129タイトルの電子ジャーナルをホストし, 約470万件の論文(うち,約180万件はオープンアクセス)を提供するオンラインプラットフォームです。 H2Oは,全面的にXMLによるデータ送受信を採用し,Atom Publishing ProtocolやMarkLogic Serve rなどの最新のWeb技術に対応します。これにより利用環境を選ばない,より柔軟なコンテンツ配信と その利用が期待されます。 H2Oが提供する最初のサイトとしては,米国科学アカデミー紀要(PNAS:Proceedings of the National Academy of Sciences)が予定されており,現在,そのベータ版が公開されています。詳細は以下のHihgWire Pressプレス・リリースを参照ください。 ・HighWire Pressプレス・リリース http://highwire.stanford.edu/inthepress/stories/H2OPlatform.pdf ・PNAS ベータ版サイト http://beta.pnas.org
2008年4月17日,トムソン社(The Thomson Corporation)社とロイター(Reuters)社の合併が完了し,トムソン・ロイター(Thomson Reuters)社が発足しました。 同社は,ビジネスおよび金融,法務,税・会計,科学,医療,メディア分野の専門家に対する知的情報の供給元として,世界6大陸,93カ国に展開し,この領域を牽引する企業となっています。また,2007年度総収益は,およそ124億ドルに上ると予想されています。 ・トムソン・ロイター社 サイト http://www.thomsonreuters.com ・トムソン・ロイター社 プレス・リリース http://www.thomsonreuters.com/content/press_room/corp/corp_news/212378
英国製薬産業協会Association of the British Pharmaceutical Industry(ABPI)と英国産業連盟Confederation of British Industry(CBI)は,イギリス製薬業界の未来に関するアンケートを共同で実施し,その調査結果を公開しています。 アンケートは2008年3月7日から13日にかけて,製薬会社170社を対象に,電話インタビュー およびオンライン調査にて行われました。170社中101社から回答があり,調査結果は,イギリスの製薬業界の未来を不安視する内容であったと報告されています。 現在のイギリスの製薬市場環境については,75%の企業が「あまり信頼していない」もしくは「全く信頼していない」と回答しており,今後1年間のイギリスの製薬市場環境については,わずか1%の企業が「状況の好転」を予想したのに対し,83%の企業は「状況の悪化」を予想しています。 プレス・リリースでは,ABPIのNigel Brooksby氏は,製薬市場の安定性の向上に向けて早急に取り組む姿勢が必要であると,CBIのJohn Cridland氏は,7万人の雇用問題に関わる本市場を慎重に ケアする必要性があるとそれぞれ述べています。 ・英国製薬産業協会(ABPI)プレス・リリース http://www.abpi.org.uk/press/press_releases_08/200308.asp ・英国産業連盟(CBI)プレス・リリース http://www.cbi.org.uk/ndbs/press.nsf/0363c1f07c6ca12a8025671c00381cc7/be0f3 bdd5cebd6d78025741100335178OpenDocument ・Pharmaceutical Survey CBI/ABPI レポート http://www.abpi.org.uk/press/CBI_ABPIsuvery.pdf ・Key stakeholder research Full Results and Data Tables for the ABPI and CBI http://www.cbi.org.uk/ndbs/press.nsf/0363c1f07c6ca12a8025671c00381cc7/be0f3 bdd5cebd6d78025741100335178/$FILE/Pharma%20Survey%20Full%20Results.pdf
医学・薬学・化学関連の出版社Thieme Publishing Groupが,医学生・一般を対象にした新たなサービスWinkingSkull.com(無料)を公開しています。
WinkingSkull.comは,解剖学を学ぶ上で必須とされる,人体の部位名称に関する自己学習を補助するツールです。利用者は,以下の7領域に分類(各領域は複数のトピックにさらに分類)された人体構造の中から,学習を希望する部位を自由に選択します。選択したテーマをクリックすると, 詳細画像(イラスト)が表示され,指定された各部位の名称をオン・オフ表示することで, 学習を進めることができます。 ・胴体および背部(Trunk & Back) ・胸部(Thorax) ・腹部および骨盤(Abdomen & Pelvis) ・上肢(Upper Limb) ・下肢(Lower Limb) ・頭部および頸部(Head & Neck) ・神経構造(Neuroanatomy) また,Count UpやCount Downタイマー機能により,自らの知識をテスト形式で確認し,My Accountページにおいて,テスト結果の平均値を,全ユーザの平均値と共に確認することも可能です。 WinkingSkull.comの全機能を利用するには,アカウント作成(無料)が必要です。 ・WinkingSkull http://www.winkingskull.com/navigation.aspx ・Thieme プレス・リリース http://www.thieme.com/SID2416378612325/pr/news/20080331_01.html
世界100か国,1,000以上の機関に導入され,オンラインならではの機能を備えた新しいタイプの電子ブックプラットフォームebraryは,2008年3月,買取型コレクションの提供方法として,新たに2つの分野別パッケージプランを追加しました。
“Starter Packs”,”Subject Guides”と名付けられたこれらのプランは,いずれもBusiness & Economics(ビジネスと経済),Computers & IT(コンピューターとIT),Education(教育),Humanities(人文科学),Medical(医学)など,利用頻度の高い20の学術分野をカバーしています。 Starter Packsは,分野毎に約25-50タイトルを収録しており,希望する分野のパッケージを一括契約することで,通常価格に比べ5%〜9%程度の割引が適用されます。 Subject Guidesは,それぞれの分野においてStarter Packを包括する内容の約150-190タイトルを収録しており,希望するタイトルのみを自由に選択して購入することが可能です(価格は選択するタイトルによって変動し,契約数による割引が適用される場合もあります)。タイトルは年間を通じて更新されるため,図書館の電子ブックコレクションの形成・強化のための選書ツールとして活用することもできます。 各パッケージの収録タイトルや価格などの詳細については,弊社までお問合せください。 ・ebraryプレス・リリース http://www.ebrary.com/corp/newspdf/ebrary_perpetual_packs.pdf ・弊社ebraryサイト http://www.usaco.co.jp/products/ebrary/ ・ebraryオンライン・トレーニングプログラム(機能紹介ビデオ) http://www.ebrary.com/corp/collateral/flash/QuickStart_ja/
Reed Elsevier社,Thomson社,Wolters Kluwer社の2007年度決算内容が各社サイト上で発表されています。 ・Reed Elsevier社 ※(1ポンド=1.98アメリカドル(4/10時点)) 総収益:90億7632万ドル(前年比1.6%増) 営業利益:17億5824万ドル(前年比6%増) ・Thomson社 総収益:72億9600万ドル(前年比10%増) 営業利益:12億9700万ドル(前年比3.9%増) ・Wolters Kluwer社 ※(1ユーロ=1.58アメリカドル(4/10時点)) 総収益:53億9254万ドル(前年比1%増) 営業利益:8億6268万ドル(前年比25.5%増) 英米に拠点を置くマーケティング・コンサルティング企業Outsell社は,情報産業に関わる6,000を超える出版社やInformation Providerの情報を含む独自のデータベースを構築していますが,2008年1月に発表された同社のレポート“Information Industry Market Size and Share Rankings:Preliminary 2007 Results”では,同産業の2007年の成長率は5.3%(3,810億ドル)であり,前年の6%に比べやや減速した傾向にあったことを述べています。レポートの筆者であるOutsell社のKate Worlock氏は,このような傾向の中でそれざれ業績を伸ばしている業界をリードする上記3社とそのたの企業との差別化要因として,技術分野への投資をあげています。 ・Reed Elsevier Financial highlights http://www.investis.com/reports/reed_ar_2007_en/report.phptype=1 ・Thomson Corporation Annual Report 2007 http://ar.thomson.com/flash.htm ・Wolters Kluwer 2007 Annual Report http://www.wolterskluwer.com/2007annualreport/content/ ・Outsell社サイト http://www.outsellinc.com/ ・Information Industry Market Size and Share Rankings : Preliminary 2007 Results http://www.outsellinc.com/store/products/546refid=home
「がんサポート」(発行:株式会社エビデンス社)は,がん患者とその家族の支援を目的に, 2003年10月に創刊されたがん関連情報誌であり,弊社は,記事広告や別冊の企画などの 業務提携を行っています。 日本人の2人に1人ががんに罹患し,3人に1人が亡くなると言われる現在,がんサポートは, 患者や家族,医療従事者だけでなく,広く一般にがんに関する正しい情報と知識を提供することを 目的としており,標準治療情報や最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた医療情報を 提供しています。その他,がん治療体験記や,Q and Aなどの患者参加型の記事を掲載しています。 2008年6月号は,分子標的治療薬(特定の体内物質にのみ作用する新しいタイプの治療薬)を 特集します。 「がんサポート」 定価\1,200(税込み) 毎月16日発売 全国の書店,病院売店,医大生協や,がんサポートホームページなどで 取り扱っています。 詳細は弊社までお問合せください。 ・がんサポートホームページ http://www.evidence-inc.jp/ ・「立法と調査」265号 がん対策基本法の意義とがん医療の在り方〜立法過程からみた現状と課題〜 http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/kounyu/20070302/20070302055.pdf
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