ユサコニュース詳細

　弊社総代理店誌の，米国科学アカデミー紀要（PNAS：Proceedings of the National Academy of Sciences）が，2010年よりPrint Onlyの購読体系を廃止 するとのことです。Print＋Onlineの購読体系は今までどおり継続される予定 ですが，今後はオンラインを中心としたコンテンツ提供を推進する模様です。
・PNASサイト
http://www.pnas.org/
・弊社PNASサイト
http://www.usaco.co.jp/products/agent/pnas.html

　コアな学術ジャーナルのバックナンバーを初号から電子的に提供するプロジェクト JSTORに新たに「Ireland」コレクションが
追加されました。
   
　Irelandコレクションは，英クイーンズ大学ベルファースト（Queens University Belfast）との共同開発により，同大学が所有する雑誌や研究論文， 以前は限られた研究者にのみ利用が限定されていた原稿などの重要資料への 電子的なアクセスを提供します。JSTOR初の地域研究にフォーカスしたコレク ションとして，音楽，芸術，歴史，文学，民俗学，考古学，社会学，数学， 科学などの分野を幅広く網羅し，19世紀初頭に廃刊となった雑誌やクイーンズ 大学のBuntingコレクションの一部，また，今日のアイルランドの文化や政治 を理解するうえで欠かせない多くの現代出版物を収録しています。2009年末の コレクション完成時には75タイトル以上の雑誌，200の研究論文と2,500の 原稿を収録予定です。

　初年度の価格体系は，機関規模によって算定されるアーカイブ利用料（ACF： Archive Capital Fee）と年間アクセス料（AAF：Annual Access Fee）から構成 され，2年目以降はAAFのみが請求されます。※美術館・博物館，公共図書館 においても，本コレクションの利用には追加料金が必要となります。
JSTORは本コレクションに関して，以下の通りAAFの割引価格を提示してい ます。
・2008年度：AAF免除
・2009年度：AAF約25％割引

　Irelandコレクションは，JISC（Joint Information Systems Committee） デジタル化プログラム（Digitisation Programme）の一環です。また，JSTOR は同プログラムを通じて，RLUK（Research Libraries UK）と共同で19世紀の 英国政治・経済・社会問題にフォーカスした2万3,000件のパンフレット 「19th Century Pamphlets」の電子化にも取り組んでいます。

　価格等の詳細は，弊社までお問合せください。

・JSTORホームページ　「The Ireland Collection」タイトルリスト
http://www.jstor.org/page/info/about/archives/collections.jspcookieSet=1
・JISC Digitisation Programmeサイト
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/programme_digitisation.aspx
・JSTORホームページ「19th Century British Pamphlets」関連サイト
http://www.jstor.org/page/info/participate/other/contribute.jsp
・弊社JSTORサイト
http://www.usaco.co.jp/products/jstor/index.html

Porticoは，電子的に発行された学術ジャーナルをアーカイブし，研究者や学生にその永続的なアクセスを保証するために設立された非営利団体です。

　このたび，学術ジャーナルの保存から大きく飛躍した，新たなサービスを展開することを発表しました。

■ 電子ブック（e-books）と電子新聞（d-newspapers）
　電子ブックと電子新聞の永続的保存に取り組みます。参加を希望する出版社 は，Porticoとライセンス契約を締結し，初回の設定費用（set-up fee）および 継続的に生じる年間拠出金とともに，長期保存の対象となるソースファイルを Porticoに寄託します。図書館はすでにPorticoと締結している既存契約を通じ て，これらの保存を支援することになります。アーカイブされたファイルへの アクセスは，電子ジャーナルの場合と同様，トリガーイベント（引き金となる 事象）の発生に基づき，Porticoに参加するすべての図書館に付与されます。

　2008年6月，エルゼビア（Elsevier）社は同社が提供する学術文献データ ベースScienceDirectに収録される電子ブックの保存に関して，Porticoとの ライセンス契約締結に合意したことを発表しました。ScienceDirect上で利用 できる電子ブックは現在4,400タイトル以上あり，2008年夏から順次保存を 開始する予定です。

　Porticoは現在，その他複数の電子ブック出版社，電子新聞出版社との活発な 交渉を行っており，今後も進捗情報をお知らせしていく方針です。

■ 機関独自の電子資料（content created or digitized by libraries and their parent institution）
　図書館とその機関が独自に作成・電子化した学術コンテンツをアーカイブ するサービスです。Porticoは本サービスの初期段階（introductory phase）に おいて，以下の15機関との合意に達しています。
＊サービス開始は2009年中 旬を予定
・American University
・Baylor University
・Binghamton University
・Brigham Young University
・California State Polytechnic University, Pomona
・City University of New York
・Colorado State University
・McMaster University
・Middlebury College
・Northwestern University
・Trinity College, Dublin
・University of British Columbia
・University of Notre Dame
・University of Queensland
・Vassar College

新たな情報を入手次第，本ニュースにてご案内します。
詳細は弊社までお問合せください。

・Porticoホームページ　
http://www.portico.org/
・Porticoプレス・リリース
http://www.portico.org/news/preservation.html
・Elsevierプレス・リリース　Porticoとの合意に関する発表
http://elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.careers/companynews05_00960

ユサコと株式会社リコーは，2008年9月3日（水）と5日（金）に，それぞれ東京と大阪でEx Librisセミナーを共催します。

　今回のセミナーでは，イスラエルに本社をおく図書館システムベンダー
Ex Librisが提供する電子コンテンツ管理ツールの機能紹介を中心に，複数
データベースの横断検索を実現するMetaLib，機関独自のリンクナビゲーション
ツールSFX，電子情報資源管理システムVerde，次世代の統合的図書館システム
Primoの現在までの実績，最新動向，将来の取り組みなどを，デモンストレーション
を交えながら紹介します。

　同社製品のご利用に関わらず皆様にご参加いただけます。

▽　▽　▽　開催要領　▽　▽　▽

【日時・会場】
東京会場：平成20年9月3日（水）　13:30 - 17:00　（受付開始：13:00）
〒108-0075　東京都港区港南1-9-36　アレア品川内
東京コンファレンスセンター・品川 406号室
アクセス&マップ：http://www.tokyo-cc.co.jp/access.html

大阪会場：平成20年9月5日（金）　13:30 - 17:00　（受付開始：13:00）
〒531-6122　大阪府大阪市北区大淀中1-1
梅田スカイビル22階会議室A1
アクセス&マップ：http://www.skybldg.co.jp/use/access.html

【参加費用】無料
先着順受付となります。是非お早めにお申込みください。

【お問い合わせ・お申し込み先】
ユサコ株式会社　システム販売事業部
Tel: 03-3505-3257 Fax: 03-3505-6283


・本誌第176号「Ex Libris」社製品の大学・学術機関向け販売において提携
https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=58&dispmid=605

ユサコは，Ex Libris社が提供する横断検索システム「MetaLib」の国内リソースに，日経BP社が提供する「日経BP記事検索サービス 大学版」を追加しました。

　日経BP記事検索サービス 大学版は，日経BP社が発行する雑誌のバックナンバー記事をオンライン上でテキスト形式（本文のみ）またはPDF形式 （記事全体）でダウンロードすることができる有料サービスです。

　2008年7月現在，ビジネス，コンピュータ，ネットワーク，電子・機械・科学，建設・土木，サービス，医療関連など，多岐にわたる分野の48誌を 収録しています。
※MetaLibで検索できるのは日経サイエンス以外の47誌です。

・日経BP記事検索サービス 大学版
http://bizboard.nikkeibp.co.jp/daigaku/

医中誌Web（Ver.4）の機能改善をお知らせします。
　
【撤回論文の扱いについて】
雑誌に掲載された後，何らかの理由により撤回された論文（撤回論文）に関して， 発行元が誌面などで撤回する旨を公知した論文については，データベースから 削除せず，標題の先頭に【撤回論文】と表示し，抄録の冒頭に撤回情報を掲載 することになりました。2008年7月現在，該当する文献は5件です。

【RCT，CCTの検索が全年度データで可能に】
今までは1999年以降のデータのみで提供されていた“ランダム化比較試験 （RCT）”，“準ランダム化比較試験（CCT）”による検索が，2008年7月5日（土） より，1983年〜2008年の全データで可能になりました。

【アクセスログ情報の変更】
管理者用画面で閲覧できるアクセスログ情報に，“検索回数”情報が追加され ました。検索回数はアクセス回数（従来のアクセス数）のうち，検索・絞込み検索・ 履歴検索・候補語参照など，検索に関する操作をカウントしたもので， 2007年8月1日以降のログに表示されます。

・医中誌Web（Ver.4）バージョンアップ情報・
http://www.jamas.or.jp/ver4/v4_top.html
・医学中央雑誌刊行会お知らせ
http://www.jamas.or.jp/news.htm#1130

2008年6月，韓国ソウル市で行われた国際科学技術情報会議（ICSTI：International council for Scientific and Technical Information）年次大会にて， 世界の科学データベースへのゲートウェイ“WorldWideScience.org（WWS）” のアライアンス（同盟）調印式が行われました。

　2007年6月に米国エネルギー省（DOE）と英国図書館（BL）により運営が 開始されたWWSは，2008年7月現在，世界44か国32のデータベースを 対象に，クローラベースのテクノロジーに頼る一般的なサーチエンジンと 異なり，深層ウェブにある科学データベースの横断検索を可能にしています。
（日本語ソースとしてはJ-EAST，J-STAGE，J-STORE，Journal@rchiveが 登録済）

　このゲートウェイを維持・発展させるための多国間管理機構として， 今回結成されたアライアンス（同盟）調印式には，DOE，BL，韓国科学技術情 報研究院（KISTI：Korea Institute of Science and Technology Information）， 科学技術振興機構（JST），African Journals Onlineなど，38カ国を代表する メンバーの参加が報告されています。

・ICSTI 2008 Public Conferenceサイト
http://icsti2008.kisti.re.kr/
・WWSサイト
http://worldwidescience.org/index.html
・WWS プレス・リリース
http://worldwidescience.org/news.html