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2026/06/11

 vmTrackingを用いたげっ歯類社会行動研究における多個体姿勢推定精度の向上

論文タイトル
Utilizing vmTracking to Improve the Accuracy of Multi-Animal Pose Estimation in Rodent Social Behavior Studies
論文タイトル(訳)
 vmTrackingを用いたげっ歯類社会行動研究における多個体姿勢推定精度の向上
DOI
10.3791/69506-v
ジャーナル名
Journal of Visualized Experiments(JoVE)
巻号
J. Vis. Exp. (225), e69506
著者名(敬称略)
筆頭著者:畦地 裕統 連絡著者:畦地 裕統
所属
同志社大学大学院脳科学研究科 システム神経科学分野 認知行動神経機構部門
著者からのひと言
動物の行動を定量的に解析するには、個体ごとの動きを正確に追跡したデータが必要です。しかし、複数個体が自由に行動する場面では、接触や遮蔽により個体識別が不安定になるため、データの精度が低下し、社会行動の定量評価にも影響します。本論文では、仮想マーカーを用いて既存のマーカーレス姿勢推定を補強するvmTrackingの手順を紹介しています。多個体行動解析の信頼性を高めるために有用な内容です。

抄訳

げっ歯類の社会行動研究では、動物が自由に動き回る環境下で、より自然な相互作用を評価する必要性が高まっている。そのためには、複数個体の姿勢を正確に追跡することが重要であるが、現在のマーカーレス多個体姿勢追跡ツールでは、遮蔽や密集場面、特に個体同士を視覚的に区別しにくい条件で精度が低下しやすい。本研究で提示する仮想マーカー追跡(vmTracking)は、仮想マーカーを用いてフレーム間の個体識別を維持し、困難な条件下での多個体姿勢追跡精度を向上させる手法である。本手法は標準的な追跡ワークフローに組み込むことができ、既存のマーカーレス多個体動画データにも適用可能である。本稿では仮想マーカーの割り当て方法と、ラベル付けされた動画における動物追跡の手順を示す。vmTrackingにより得られる高精度な多個体追跡データは、自由行動下で生じる社会的相互作用行動を、より信頼性高く定量解析することを可能にする。

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