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2026/08/07

高齢者における孤独感と安静時機能的脳結合との関連

論文タイトル
Loneliness and Resting-State Functional Brain Connectivity Among Older Adults: A Proportional Correlation
論文タイトル(訳)
高齢者における孤独感と安静時機能的脳結合との関連
DOI
10.1176/appi.neuropsych.20230167
ジャーナル名
The Journal of Neuropsychiatry and Clinical Neurosciences
巻号
Volume 37, Number 1
著者名(敬称略)
今井 鮎  松岡 照之
所属
京都府立医科大学大学院 医学研究科 精神機能病態学
著者からのひと言
本研究は、孤独感は認知症のリスク因子であるだけでなく、認知症前駆期の神経変性に伴う早期徴候である可能性も示唆している。両者の因果関係を明らかにするためには今後の縦断研究が期待される。

抄訳

孤独感は認知症のリスクを高めると報告されているが、その機序は十分には解明されていない。そこで、43名の高齢者(健忘型軽度認知障害13名、正常認知機能30名)を対象に孤独感と安静時機能的MRIによる機能的脳結合との関連を調べた。孤独感は改訂版UCLA孤独感尺度を用いて評価した。先行研究で孤独感との関連が報告されている両側の海馬、視床、前部島皮質、扁桃体、外側前頭前野、内側前頭前野、後部帯状回、前部帯状回をシード領域とし、CONN toolboxを用いたROI-to-ROI解析により全脳の関心領域との機能的結合を解析した。その結果、孤独感が強いほど、右海馬と左外側頭頂葉との機能的結合は強く、左扁桃体と左前頭弁蓋、および左扁桃体と右縁上回との機能的結合は弱かった。これらの結果から、孤独感は海馬、頭頂葉、前頭葉、扁桃体の機能異常と関連し、これらの脳領域はアルツハイマー病や軽度認知障害で異常が認められることから、孤独感は認知症に関連した脳機能変化と関連する可能性が示唆された。

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