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2026/08/18

模擬土壌下での種固有のグルコース無機化作用:Bacillus subtilis および Streptomyces cinnamoneus の単独・共培養からの知見

論文タイトル
Species-specific glucose mineralization in artificial soil: insights from Bacillus subtilis and Streptomyces cinnamoneus mono- and co-cultures.
論文タイトル(訳)
模擬土壌下での種固有のグルコース無機化作用:Bacillus subtilis および Streptomyces cinnamoneus の単独・共培養からの知見
DOI
10.1128/spectrum.00605-26
ジャーナル名
Microbiology spectrum
巻号
Microbiol Spectr 14:e00605-26
著者名(敬称略)
藤原 奏、濱本 亨 他
所属
東北大学 農学部 土壌立地学分野
著者からのひと言
土壌は非常に複雑な地球環境であり、生物多様性のホットスポットの一つです。本研究では、これまで困難であった個々の土壌微生物動態をモニタリングするため、自然環境を模倣した模擬土壌システムを構築しました。本アプローチが、個々の微生物レベルでの物質循環メカニズムを解明するための重要な基盤となることが期待されます。

抄訳

自然土壌は非常に複雑で不均一なため、個々の微生物がどれだけ炭素循環(CO2放出)に関与しているかを定量的に評価することは困難でした。本研究では、自然土壌を再現した「模擬土壌」を活用し、代表細菌であるB.subtilisS.cinnamoneusの単独・共培養を行い、グルコース分解に伴うCO2放出量を測定した。その結果、前者は迅速にグルコースを分解する一方、後者は緩やかに分解するという顕著な差を明らかにした。さらに、共培養下では、前者の割合が高まるほどCO2放出量が増加した。模擬土壌が個々の微生物の代謝や相互作用を解明する有効な手法であることを示す成果であり、将来的な土壌炭素循環モデルの開発に期待される。

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