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2026/08/21

哺乳類ネクチン4オルソログはモルビリウイルスの受容体として広い許容性を示すが、イルカネクチン4は、その例外である

論文タイトル
Broad permissiveness of mammalian nectin-4 orthologs for morbilliviruses: a notable exception in dolphin nectin-4.
論文タイトル(訳)
哺乳類ネクチン4オルソログはモルビリウイルスの受容体として広い許容性を示すが、イルカネクチン4は、その例外である
DOI
10.1099/jgv.0.002319
ジャーナル名
The Journal of general virology
巻号
Journal of General Virology 2026;107:002319
著者名(敬称略)
冨永 みづき 竹田 誠
所属
東京大学大学院医学系研究科・医学部・微生物学 微生物学教室
著者からのひと言

抄訳

モルビリウイルスには、麻疹ウイルスやイヌジステンパーウイルスなど、ヒトやさまざまな動物に感染するウイルスが含まれ、免疫細胞と上皮細胞に感染することを特徴とします。本研究では、モルビリウイルスが上皮細胞に感染する際に利用する「ネクチン4」という分子に注目し、動物種によるネクチン4の違いが、それぞれのウイルスがどの動物(ヒト、イルカ、コウモリ、イヌ、アザラシなど)に感染できるかに関係しているのかを調べました。その結果、いずれのモルビリウイルスも、多くの動物種のネクチン4を利用できる一方、イルカのネクチン4だけは、わずか1つのアミノ酸の違いによって、一部のウイルスに利用されにくいことが分かりました。これらの結果から、ネクチン4のわずかな違いも、モルビリウイルスがどの動物に感染できるかを決める要因の一つであることが明らかになりました。

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