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2026/08/24

馬鼻疽の迅速診断を目的としたラテラルフローアッセイの開発

論文タイトル
Development of lateral flow assays for the rapid diagnosis of glanders in equids.
論文タイトル(訳)
馬鼻疽の迅速診断を目的としたラテラルフローアッセイの開発
DOI
10.1128/spectrum.00154-26
ジャーナル名
Microbiology spectrum
巻号
Microbiol Spectr 14:e00154-26
著者名(敬称略)
新保 了, 木村 享史 他
所属
北海道大学大学院獣医学研究科比較病理学教室
著者からのひと言
本研究は、「結核と鼻疽の制圧プロジェクト」(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)2020~2025)の一環として実施されました。
https://www.amed.go.jp/program/list/20/01/001.html
https://www.jica.go.jp/oda/project/1900802/

抄訳

本研究では、鼻疽菌 Burkholderia mallei による人獣共通感染症「鼻疽」の迅速診断を目的として、抗体検出用ラテラルフローアッセイ(LFA)を3種類開発した。抗原には、間接ELISAで有用とされたHcp1、GroEL、全菌体抽出液(WCL)を用い、金コロイド標識組換えプロテインGで抗原結合抗体の発色を行った。モンゴルで収集した陽性31例・陰性51例のウマ血清で評価した結果、Hcp1-LFAは感度・特異度とも100%、WCL-LFAは感度100%、特異度98.0%を示した。GroEL-LFAは感度100%であったが特異度は90.2%と低かった。Hcp1およびWCL-LFAは無症状馬にも高感度で、日本由来の他疾患60例では交差反応を認めなかった。さらに、全LFAは37℃で16週間以上安定して機能した。以上より、Hcp1およびWCLを用いたLFAは、簡便・迅速・高精度で、資源の限られた流行地域における現場診断に有用であることが示された。

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