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2026/09/11

付着・侵入性大腸菌におけるrfaG依存的な細胞表層生合成は1型線毛の発現と腸管内定着を支える

論文タイトル
rfaG-dependent cell envelope biogenesis supports type 1 fimbrial expression and intestinal colonization in adherent-invasive Escherichia coli
論文タイトル(訳)
付着・侵入性大腸菌におけるrfaG依存的な細胞表層生合成は1型線毛の発現と腸管内定着を支える
DOI
10.1099/mic.0.001766
ジャーナル名
Microbiology
巻号
Microbiology 2026;172:001766
著者名(敬称略)
三木 剛志 他
所属
東北医科薬科大学 薬学部 微生物学教室
著者からのひと言
付着・侵入性大腸菌(AIEC)はクローン病との関連が注目されている腸内細菌です。本研究では、rfaGに依存した細胞表層生合成が1型線毛の発現を支え、AIECの腸管内定着に重要な役割を果たすことを明らかにしました。病原細菌が腸管環境に適応し、定着するための新たな分子基盤の理解につながる成果と考えています。

抄訳

付着・侵入性大腸菌(AIEC)は病原性共生菌であり、1型線毛を介した腸管上皮への付着・侵入は、その病原性発現に重要な役割を果たす。本研究では、LPS生合成に関わるRfaGをコードするrfaG遺伝子の欠失により、1型線毛の発現が著しく低下することを見いだした。この変化には、1型線毛発現のON/OFFを決定するfimSの相変異が関与していた。さらに、rfaG欠失株ではマウス腸管内への定着能も低下した。以上の結果から、rfaG依存的な細胞表層生合成が1型線毛の発現を制御し、AIECの腸管内定着を支えることが明らかになった。本研究は、細胞表層構造の形成と病原因子発現を結びつける新たな機構を示すものである。

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