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2026/11/02

受容体を脳内で直接亜鉛センサーに変換し、シナプス近傍の亜鉛イオン動態をイメージングによって記録する新戦略

論文タイトル
Imaging and recording of synaptic zinc in the brain by covalent chemistry-based semisynthetic biosensors.
論文タイトル(訳)
受容体を脳内で直接亜鉛センサーに変換し、シナプス近傍の亜鉛イオン動態をイメージングによって記録する新戦略
DOI
10.1073/pnas.2606947123
ジャーナル名
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
巻号
Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 123 (42) e2606947123
著者名(敬称略)
Hao Zhu 濵地 格 他
所属
京都大学 エネルギー理工学研究所
著者からのひと言
リガンド指向性化学とクリック反応をタンデムに、脳内で行う方法は、我々独自の化学戦略でchemical KIと呼んでいます。この論文では神経伝達物質受容体を標的に脳内で実施し、その有用性を実証しましたが、他の受容体や脳以外の組織にも適用可能と思いますので、ご興味あればお声掛けください。

抄訳

マウス脳内でリガンド指向性化学とクリック反応をタンデムに行うことによって、グルタミン酸受容体およびGABA受容体を蛍光性の亜鉛センサーに変換することに成功した。これらを用いて、興奮性と抑制性シナプス近傍の亜鉛イオン変化を、高い空間分解能で記録することが可能となった。マウス脳内でのシナプス近傍のbasal亜鉛濃度の定量値が得られるだけでなく、カイニン酸刺激によって興奮性シナプス間隙に放出される亜鉛の海馬での領域ごとのマッピングや、抑制性シナプスに漏れ込む亜鉛イオン(興奮性シナプスの1/100程度)の定量化が実現した。

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