抄訳
最近承認されたFaecalibacterium hominisの1株は、Faecalibacterium duncaniaeの基準株と16S rRNA遺伝子配列において99.0%の類似性を有していた。本研究の目的は、F. hominisとF. duncaniaeの分類学的関係を評価することである。F. duncaniae JCM 31915TはF. hominis JCM 39347Tと73.0%のDNA-DNAハイブリダイゼーション(dDDH)値を示した。また、この2株間の平均塩基同一性(ANI)値は96.7%であった。これらの結果から、F. duncaniae JCM 31915TとF. hominis JCM 39347Tは同種であることが示された。これらのデータに基づき、我々はFaecalibacterium hominisをFaecalibacterium duncaniaeの後の異型シノニムとして提案する。また、このシノニムの説明文に修正を加えた。