抄訳
健康な日本人の糞便から分離された嫌気性桿菌の3株はSellimonas monacensis(97.5%)および'Lachnoclostridium phocaeense'(97.2%)と最も高い16S rRNA遺伝子配列類似性を示した。また分離株は、デオキシコール酸を産生するEubacterium sp. c-25と単系統のクラスターを形成していた。分離株およびEubacterium sp. c-25株間のDNA-DNAハイブリダイゼーション(dDDH)値および平均ヌクレオチド同一性(ANI)値は、種の閾値よりも高く、これらは同一種であることが示された。一方、これらの菌株のdDDH値およびANI値は、他の菌株に対する種判定の閾値よりも低く、さらに、これらの菌株間の平均アミノ酸同一性値は属境界の閾値よりも高かった。収集されたデータによると、分離株は、Lachnospiraceae科の新属に属すると考えられ、Claveliimonas bilisを提案した。