EndNote 2025.1 にアップデート後、「EndNote を終了させること(ライブラリを閉じること)ができなくなった」というお問い合わせをいただくことがあります。(Windows / Macintosh 問わず)
EndNote の開発元であるクラリベイト社に報告したところ、自動同期の処理に不具合が発生しており、同期を実行せずに終了しようとすると本不具合に遭遇する場合があるとの回答を得ました。
クラリベイト社には不具合を修正するアップデートを急ぎリリースするよう依頼をしています。
当面の対応方法として下記をお試しください。
【1. 自動同期機能をオフにする】
本件は自動同期の処理中の不具合に起因しているため、当該機能をオフにすることで解消することが見込めます。
自動同期の設定については下記ページをご参照ください。
Q:自動同期の設定について教えてください
※自動同期がオフだと起動時や起動中に自動同期が実行されず、また終了時の同期の確認画面が表示されません。
少なくとも起動時と終了時に手動で同期を実行する習慣を付けていただきますようお願いいたします。
手動で同期は、メニューバーの [Library] → [Sync] を選択することで実行可能です。
※EndNote が同期の対象とできるライブラリは一つのみです。
普段同期を実行していないライブラリにおいては終了前に同期を実行しないようご注意ください。
EndNote に同期の実行を指示した際に "Warning" 画面が表示された場合は普段同期をしていない
ライブラリの可能性が高いです。[いいえ] や [No] を選択して同期実行をキャンセルし、
現在開いているライブラリ内のデータを今一度ご確認ください。
【2. EndNote 終了前に同期を実行する】
本件は EndNote 終了前の「同期の確認画面」を表示させてしまうことが主な発生原因となっている模様です。
自動同期をオンのまま使用する場合は、終了前に必ず同期を実行していただきますようお願いいたします。
なお、EndNote 2025 で同期設定を行っていない場合も本件が発生する要因となる場合があります。
下記ページをご参照の上、同期設定を完了し、終了前に同期を実行していただきますようお願いいたします。
EndNoteの同期機能(Sync)を活用して、 いつでもどこでも文献情報にアクセスできる環境にしよう
【3. バージョンをアップデート前(EndNote 2025.0)まで戻す】
本件は EndNote 2025.1 アップデート適用前までは発生していませんでした。
上記対応で解決ができない場合、アップデート前までバージョンを戻してください。
バージョンを戻す方法は下記の手順をご参照ください。
- EndNote 2025.1 を強制終了
- EndNote 2025 をアンインストール
※下記ページ内の「完全アンインストールの方法」以下の操作は実行「不要」です。
(Windows) https://rs.usaco.co.jp/product/endnote/faq/81.html
(Macintosh) https://rs.usaco.co.jp/product/endnote/faq/76.html
- EndNote 2025 初期バージョンのインストーラーを下記 URL からダウンロード
(Windows) https://download.endnote.com/updates/22.0/EN2025Inst.exe
- PC を再起動
- 上記「3.」でダウンロードしたインストーラーをダブルクリックなどで開く
- 通常の操作でインストールを実行
(Windows) https://rs.usaco.co.jp/product/endnote/faq/310.html
(Macintosh) https://rs.usaco.co.jp/product/endnote/faq/311.html
- インストール後、EndNote 2025 を起動
- EndNote 2025.1 のアップデート通知が表示されたらバージョンを戻す操作成功です。
通知画面左下の [Ignore This] を選択すると、次のアップデートが配信されるまで通知画面が表示されなくなります。
ご利用者の皆様には大変ご不便をおかけしますが、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。