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ユサコニュース詳細

USACO News:詳細

2025/02/28:2月のニュース (ユサコニュース第370号)
 

CELUS:COUNTER5.1実装確認サイト公開
 電子リソースの利用実績管理ツールをクラウドサービスで提供するCELUSは,COUNTER準拠を表明する300以上のプラットフォームのCOUNTER5.1(C5.1)実装状況を独自に集計し,同社サイト「COUNTER 5.1 INFO」で公開しています。

 COUNTER準拠の出版社などのプラットフォーム運営者は,C5.1のレポートを2025年1月分から提供することが求められています。また,C5のデータは最短で2025年3月分まで継続して提供する義務があります。
前回のC4からC5への移行時には多くのプラットフォームがC5実装までに時間を要しましたが,今回のC5からC5.1の変更は軽微なため,遅延するプラットフォームは少なくなると予想されています。

 当該サイトでは,COUNTER公式サイト(COUNTERレジストリ)でのC5.1の記載有無のほか,COUNTER API(旧SUSHI)の稼働確認用エンドポイントの状況と,CELUS利用機関がCELUSを使ってC5.1レポートのハーベストに成功した実績があるかを確認することができます。

 C5からC5.1移行期のデータ収集のガイドとして,COUNTER利用機関のコミュニティに寄与することを目的にしています。

・COUNTER 5.1 INFO
https://www.counter51.info/

・COUNTER R5.1のリリース (ユサコニュース第367号)
https://www.usaco.co.jp/u_news/detail.html?itemid=2297&dispmid=605#un01

・弊社商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=504

Microbiology Society:S2Oモデル成立
 The Microbiology Societyは,購読機関の支援により,以下の2誌について2025年のS2O(Subscribe to Open)モデルが成立したことを発表しました。S2O成立を受け,2025年に両誌で発表される論文は,全て恒久的にオープンアクセス(OA)で公開されます。

1.Journal of Medical Microbiology
2.Journal of General Virology

 S2Oは,持続可能なアプローチで,年間購読誌をOAに移行するためのモデルです。購読機関は通常のプロセスで更新することができ,十分な数の購読が更新されS2Oモデルが成立すれば,その年の論文がすべて無料でオンライン公開されます。

Microbiology SocietyのS2Oモデル詳細については,下記FAQページをご覧ください。
https://www.microbiologyresearch.org/frequently-asked-questions#7

・Microbiology Societyニュースサイト:
https://microbiologysociety.org/news/society-news/subscribe-to-open-threshold-met-journal-of-general-virology-and-journal-of-medical-microbiology-now-open-access.html

・弊社Microbiology Society紹介ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=160

APA PsycInfo:GetFTRによる論文の撤回・訂正情報を追加
 米国心理学会(American Psychological Association)が提供するAPA PsycInfoに,GetFTR(Get Full Text Research)の機能が実装されました。

 この実装により,行動科学・社会科学をカバーしたアブストラクトとインデキシングのデータベースAPA PsycInfoに掲載された論文の撤回と訂正に関する情報が表示されるようになりました。研究の透明性と公正性の向上が期待されています。

・Get Full Text Researchページ
https://www.getfulltextresearch.com/apa-psycinfo-integrates-getftrs-retraction-and-errata-feature

・弊社APA紹介ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=2

Third Iron: Cabells Predatory Reportsへのリンク実装
 学術・研究図書館向け電子ジャーナル閲覧支援システムを提供するThird Iron社の「LibKey」とCabells社のPredatory Reportsのリンクが実装されました。「LibKey」は,機関の内外で,PCのみならずタブレットやスマホからのフルテキストアクセスを円滑にするサービスです。また,Cabells Predatory Reportsはハゲタカジャーナル情報のデータベースです。

 LibKeyとCabells Predatory Repots両方のご契約がある場合,問題があるとされているジャーナルのドメイン及びDOIを検知し,「Problematic Journal」というアラートリンクが表示されます。そのリンクをクリックするとCabellsからの情報が表示され,そのジャーナルの何が問題となっているのかをLibKey上で確認することができます。
 ディスカバリサービスなどLibKeyがAPI連携されているサービスにおいても同様に機能します。

 LibKey.ioを利用されている研究者の方がDOIやPMDIで論文を検索した場合,またPubMedやWikipediaなどのWebサイトから始めた場合も,LibKey Nomadのブラウザエクステンションにより,同様のアラートが表示されます。

実際の連携画面は下記ニュースレターからご確認ください。
https://thirdiron.com/newsletters/cabells-data-now-integrated-with-libkey/

・弊社Cabells紹介ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=217

・弊社LibKey商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=307

CELUS:COUNTER 5.1に対応
 電子情報サービスの利用実績データを一元管理するCELUSが,バージョン8.0をリリースしました。主な変更点は以下の通りです。

・COUNTER 5.1のサポートを追加
・COUNTER 5の認証情報をCOUNTER 5.1に複製するボタンを追加
・COUNTER 5.1とCOUNTER 5のデータ比較のためレポート機能を更新
・SUSHI認証情報管理ページに「潜在的な問題」フィルターを追加
・非COUNTERプラットフォームのサポートを5つ追加

 CELUSは,学術情報のベンダーや出版社の業界標準であるCOUNTER準拠の利用実績データを,SUSHIプロトコルを使って自動取得し集計するオンラインプラットフォームです。
 COUNTERデータほかに,医中誌Webなどの非COUNTERの利用実績データも取り込むことができ,利用データの収集と利用分析の業務を大幅に効率化します。

 今回COUNTER5.1がリリースされ,5からの移行と共存にどう対処するかが課題になるなか,CELUSはベストプラクティスを提供します。

詳細は弊社までお問い合わせください。

・CELUSウェブサイト
https://www.celus.net/

・弊社CELUS商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=504

Overleaf:米FedRAMPセキュリティ認証を取得
 オンラインで共同編集ができるLaTeXエディタ・Overleafは,FedRAMP(Federal Risk and Authorization Management Program)のセキュリティ認証を取得しました。
 FedRAMPとは,クラウドサービスを対象とする米国連邦政府の調達要件に関する認証制度です。
 OverleafのFedRAMP認証(Impact Level: LI-SaaS / ID: FR2414718666)の概要は下記より確認できます。
https://marketplace.fedramp.gov/products/FR2414718666

・弊社Overleaf商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=424

Multi-Sigma:ウェビナー開催
 弊社は3月と4月に各一回,Multi-Sigmaウェビナー(無料)を開催します。Multi-Sigma(マルチシグマ)はAI解析プラットフォームで,少ないデータからでも高精度な予測と最適化を実現することができるアプリケーションです。

 AIを活用して研究の効率化を図りたいといった方に,AI入門編と活用編の2つのウェビナーをご用意しました。参加登録者には録画が提供されますので,ライブイベントに参加できない場合もぜひご登録ください。

■第一回 Multi-Sigmaウェビナー「はじめてのAIデータ分析:データの準備から前処理,そして分析まで」
開催日時:3月26日(水)午後12時00分~12時50分
参加登録:
https://usaco-co-jp.zoom.us/webinar/register/WN_vjDzqP75QPGhLybbd4mq6A

【ウェビナー内容】
・AI技術の基本概念
・最適な学習データの選び方と取得方法
・データの前処理から高度な分析方法
・ガウス過程回帰やニューラルネットワークを使った分析とは

■第二回 Multi-Sigmaウェビナー「ニューラルネットワークを用いたデータ解析:ノーコードAI解析プラットフォームMulti-Sigmaの高精度予測,要因分析,多目的最適化,AI連鎖解析」
開催日時:4月9日(水)午後12時00分~12時50分
参加登録:
https://usaco-co-jp.zoom.us/webinar/register/WN_pDrHyXTUQd2DIn4Gm90zPQ

【ウェビナー内容】
・機械学習の基礎知識とその活用法
・誰でも簡単にできるノーコードデータ分析アプリ(Multi-Sigma)のご紹介
・実際の適用事例で学ぶ実務活用法

■【講師】金井 龍一 博士(統計科学)(株式会社エイゾス 事業部長)
・弊社Multi-Sigma紹介ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=426

Citavi:新たにAIアシスタント機能を搭載
 文献管理とナレッジ整理を強力にサポートするCitaviの新バージョン「Citavi 7」がリリースされました。 ユーザーインターフェースが新しくなったことに加えて,研究者・学生・ビジネスユーザー向けに新たにAIアシスタント機能が搭載され,作業効率が大幅に向上します。

 Citavi 7のAIアシスタント機能は生成AIを活用し,文献の検索や評価,情報整理をサポートします。主な機能は以下の通りです。

1. 研究論文を検索(Find Papers)
 AI(Semantic Scholar)を利用し,2億件以上の文献からキーワードに基づいた精度の高い検索結果を提供します。

2. 重要なポイントをピックアップ(Evaluate Key Findings)
 文献内の重要なポイントを自動的にまとめて,評価として追加できます。これにより,プロジェクト内の文献を迅速に評価することができます。

3. テキストを要約(Summarize Text)
 文献内の任意のテキストを選択し,その要約を自動的に生成します。生成された要約はナレッジアイテム(要約,間接引用,コメント)として保存可能です。

 これらの機能により,情報収集や文献管理の負担が軽減され,より本質的な研究活動に時間を割くことができます。

▼ Citavi 7 AIアシスタント機能の詳細はこちら
https://rs.usaco.co.jp/product/citavi/tips/Streamline-Your-Research-Workflow-with-Citavi-AI-Assistant.html

▼ Citavi 7の詳細,無料トライアルのお申込みはこちら
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=420

最新看護索引Web料金改定とリニューアルのお知らせ
 特定非営利活動法人 医学中央雑誌刊行会の最新看護索引Webについて,提供元である公益社団法人日本看護協会の決定に基づき,2025年4月1日(火)より料金が改訂されます。
 また,それと同時にデータベース本体も大規模にリニューアルされます。

■サービス概要など
 最新看護索引Webは,日本看護協会図書館の編集による,同図書館で所蔵する国内発行の看護および周辺領域の雑誌・紀要等に掲載された文献の中から看護の実践・研究・教育に関する文献情報を集めたデータベースです。
詳細はこちら:https://www.jamas.or.jp/service/kango/about.html
最新看護Webマニュアル:https://kango-sakuin.nurse.or.jp/company/manual.pdf

■改定料金および改定時期
改訂後の料金は以下の通りです。2025年4月1日(火)付で開始・更新されるご契約分より適用されます。

・同時アクセス数1
 現行:年間利用料金(税抜)12,000円
 改定後:年間利用料金(税抜)14,000円

・同時アクセス数3
 現行:年間利用料金(税抜)30,000円
 改定後:年間利用料金(税抜)35,000円

・同時アクセス数10
 現行:年間利用料金(税抜)60,000円
 改定後:年間利用料金(税抜)70,000円

・同時アクセス数15
 現行:年間利用料金(税抜)84,000円
 改定後:年間利用料金(税抜)98,000円

■リニューアルによる変更点
詳細は医学中央雑誌刊行会のページに記載がありますのでご覧ください。
 https://www.jamas.or.jp/news/ver/202501_kango.html

・ログインURLの変更とHELPページ
 リニューアルのタイミングでログインURLが変更となります。

・検索画面のデザイン変更
 検索画面のデザインは,現在の医中誌Webと同じような構成となります。
 ※一部医中誌Webとは異なるものもございます。

・絞り込み条件の変更
 医中誌Webと同じ様式にリニューアルすることに伴い,「条件検索」の項目の内容や名称も変更されます。

・辞書参照機能
 登録されている件名(キーワード)や雑誌名で検索できます。

・書誌確認画面
 断片的に分かっている書誌から文献情報を調べることができます。

・クリップボード機能
 検索結果の文献情報の中から必要なものを一時的に保存する機能である「フォルダ機能」は,今回のリニューアルで「クリップボード」に名称変更します。
 ログアウトするまで保存され,まとめて文献情報をダウンロードすることができます。

学会展示・セミナー開催スケジュール
  • 日本感性工学会春季大会(京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス):2025年3月5日(水)~3月7日(金)
  • Science Japan Meeting(京都大学百周年時計台記念館):2025年3月10日(月)
  • 応用物理学会(東京理科大学 野田キャンパス & オンライン):2025年3月14日(金)~3月17日(月)
  • APPW2025(日本解剖学会,日本生理学会,日本薬理学会合同大会)(幕張メッセ):2025年3月17日(月)~3月19日(水)
  • 日本薬学会年会(福岡国際会議場,マリンメッセ福岡 B館):2025年3月26日(水)~3月29日(土)
  • Japan DX Week(AI・業務自動化 展(春))(東京ビックサイト):2025年4月23日(水)~4月25日(金)
  • 日本神経学会学術大会(大阪国際会議場,リーガロイヤルホテル大阪):2025年5月21日(水)~5月24日(土)
  • 日本医学図書館協会通常総会・分科会(JMLA)(日本教育会館):2025年5月22日(木)~5月23日(金)
  • 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(札幌コンベンションセンター):2025年6月20日(金)~6月22日(日)
  • 日本毒性学会学術年会(沖縄コンベンションセンター):2025年7月2日(水)~7月4日(金)
  • 医学情報サービス研究大会(札幌医科大学記念ホール):2025年8月23日(土)~8月24日(日)
  • 日本心理学会大会(東北学院大学 五橋キャンパス):2025年9月5日(金)~9月7日(日)

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