本文へスキップします。

H1

ユサコニュース詳細

USACO News:詳細

2025/06/30:6月のニュース (ユサコニュース第374号)
 

クラリベイト:JCR2025年版リリース
 クラリベイトは,ジャーナル評価分析ツールJournal Citation Reports(TM)(以下,JCR)の2025年版をリリースしました。1975年に誕生したJCRとジャーナル・インパクトファクター(以下,JIF)は,今年で50周年を迎えました。

 JCR 2025年版では最新のJIF 2024を参照できます。2025年版は,データの正確性,透明性,責任への取り組みを強化しました。今年から, JIFの分子を計算する際に,撤回された論文に対する引用と,撤回された論文からの引用を除外します。これにより, JIFの確実性がさらに高まります。

収録対象ジャーナルについて:
・111カ国,254の研究分野からの22,249誌の質の高いジャーナル
 自然科学分野のジャーナル:14,591誌
 社会科学分野のジャーナル:7,559誌
 人文学分野のジャーナル:3,368 誌
・完全なオープンアクセスジャーナル:6,245誌
・初めてJIFが付与されたジャーナル:618誌

詳細は,クラリベイトの下記ウェブサイトをご確認下さい。

・ブログ記事
https://clarivate.com/academia-government/blog/celebrating-50-years-of-journal-citation-reports/

・JCR統計情報ページ
https://clarivate.com/academia-government/scientific-and-academic-research/research-funding-analytics/journal-citation-reports/infographic/

・JCR製品ページ
https://clarivate.com/academia-government/scientific-and-academic-research/research-funding-analytics/journal-citation-reports/

KGL Accucoms:図書館向けアンケート実施中
 世界の学術・専門出版社や図書館に様々な情報やサービスを提供している KGL Accucoms社が,全世界の図書館員を対象にアンケートを行っています。

 今回はオープンアクセス(OA)に関するアンケートで,図書館員の皆様から,所属機関におけるOA契約の現状,それが図書館の予算に及ぼす影響,そしてOAの将来に対する見通しについて,ご意見を伺うことを目的としています。アンケート結果は,学術出版社と共有され,図書館や研究者のニーズに合わせたサービス提供の改善に役立てられます。

アンケートの所要時間は約5~7分です。アンケートに回答するとUS$ 100のギフトカードがあたるチャンスがあります。

・Accucoms 図書館向けアンケート 回答入力フォーム(回答期限:7月31日)
原文:英語 https://survey.zohopublic.com/zs/vrDTN3?lang=en
日本語表示(自動翻訳)https://survey.zohopublic.com/zs/vrDTN3?lang=ja

 このアンケート結果からまとめられるレポートは今年の秋にAccucomsのウェブサイトで提供される予定です。

・2024年のAccucoms Librarian Survey Report
https://accucoms.com/news/accucoms-librarian-survey-2024/

CELUS:バージョン9.0をリリース
 電子情報サービスの利用実績レポートを一元管理するCELUSが,バージョン9.0をリリースしました。主な変更点は以下の通りです。

 ・レポートのメール定期配信と月刊ハーベストサマリー配信機能
 登録した設定によるレポートを月刊,季刊などの頻度で送信することができるようになりました。また,COUNTERデータ取得状況の月間サマリーの送信機能が追加されました。

・登録されたレポートの変更出力
 利用機関が登録したレポートの出力設定を上書きせずに,異なる日付範囲や組織でレポート出力することが可能になりました。

・ジャパンナレッジ等の非COUNTERレポートに対応
 ジャパンナレッジの利用実績レポートを含め,15の非COUNTER準拠プラットフォームのレポートが取り込めるようにました。

 CELUSはCOUNTER5.1に対応しており,医中誌Webや医書ジェーピーなどの非COUNTERの利用実績レポートも取り込むことが可能です。利用データの収集と利用分析の業務を大幅に効率化します。

詳細は弊社までお問い合わせください。

・CELUSウェブサイト
https://www.celus.net/

・弊社CELUS商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=504

APA Style Manual:新商品のご紹介
 米国心理学会(American Psychological Association)は6月23日に,新商品:APA Style Manualをローンチしました。APA Style Manualは,世界で広く使用されている学術論文フォーマット「APAスタイル」のデジタルガイドです。

■APA Style Manualの特徴
・APAの出版マニュアル(Publication Manual of the American Psychological Association)最新版のフルテキストにアクセス可能
・法人講読により,キャンパス内外から利用者数無制限で利用可能
・直感的な操作で,コンテンツの検索,ハイライト表示,注釈付けが可能
・出版マニュアルの内容をわかりやすく解説するクイックガイド
・モバイルデバイスに対応し,あらゆる端末で使いやすいデザイン

■導入のメリット
・学生:APAスタイルに関する唯一の公式かつ完全な情報源にいつでもアクセスでき,執筆プロセスや論文フォーマットに関する情報を簡単に調べられる
・教員:APAスタイルの最新ガイドラインに基づき,効果的な論文作成指導,正確な評価,学生への信頼できる情報源の紹介が可能に
・ライティングセンター:このリソースにより多くの利用者をサポートでき,学生の成功と機関全体の成果向上に貢献
・研究者:倫理および出版ガイドラインに準拠していることを確認でき,出版を促進

 APA Style Manualは現在,APAの独自プラットフォームのみで提供されています。(EBSCO,ProQuest,Ovidのプラットフォームでは提供無し)
  お見積や無料トライアルをご希望の場合は,弊社までお問い合わせください。

・APA Style Manual 紹介ページ
https://go.apa.org/apastylemanual/

・弊社APA紹介ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=2

ChronosHub:IEEE向け出版ポータルを受託
 OA出版の支援プラットフォームを提供するChronosHubは,IEEE(米国電気電子技術者協会)と研究者による出版活動を一元的に管理できる次世代型出版ポータルを提供する提携をしたことを発表しました。ユーザーファーストの設計理念に基づいた,出版プロセスの簡素化と運営の効率化を目指します。

 ChronosHubのプラットフォームを活用した新しいIEEE出版ポータルは,既存のシステムと統合し,使いやすいインターフェースを実現しています。このポータルは,著者,査読者,編集者,学会の主催者など,IEEEの出版活動に関わる全ての人々に包括的な機能を提供するゲートウェイとして役割を果たします。

 個別にカスタマイズされたダッシュボードが表示され,出版活動の全体像を把握できるほか,タスク管理機能を活用して,論文原稿の準備,提出,最終出版までのプロセスを平易に進めることができます。また,すべての出版物が統一されたワークフローに沿って処理され,スムーズなユーザー体験が保証されます。

 IEEEのPublishing Operations部門のシニアディレクターであるDawn Melley氏は,「ChronosHubは,優れた出版ワークフローソリューションの開発で実績があり,今回の重要なプロジェクトを成功に導く鍵となります。」と述べています。一方,ChronosHubの創設者兼CEOであるChristian Grubak氏は,「世界から尊敬を集めるIEEEのような団体がChronosHubを選定したことを光栄に思います。私たちのプラットフォームを活用することで,システム変更やアップグレードに妨げられず,ユーザーに快適な体験を提供することにフォーカスできます。」とコメントしています。

・ 本件のプレスリリース
https://chronoshub.io/news/news-and-media/ieee-chooses-chronoshub-to-deliver-next-gen-publishing-portal/

・ChronosHub Newsletter の配信登録サイト
https://chronoshub.io/contact/

クラリベイト:公開ウェブセミナーのご案内
 2025年7月開催の,クラリベイト主催の公開ウェブセミナーをご案内いたします。

 知らないと損をする!ジャーナル・インパクトファクター活用術

【日時】2025年7月8日(火)14:00-14:45(予定)
【参加対象】研究者,URA,研究推進の方など,研究および研究支援に関わる方
【概要】今年のJournal Citation Reportsがリリースされます。
 2025年版のJCRは,データの正確性,透明性,責任への取り組みを強化しました。
 今年から,ジャーナル・インパクトファクター(JIF)の分子を計算する際に,撤回された論文に対する引用と,撤回された論文からの引用を除外します。これにより,ジャーナル・インパクトファクター(JIF)の確実性がさらに高まります。
 このウェブセミナーでは,今年のジャーナル・インパクトファクターの進化を中心にジャーナル指標の活用についてご紹介いたします。

お申込みは下記リンクをご覧ください。
https://interest.clarivate.jp/20250708_Webinar_JCR

学会展示・セミナー開催スケジュール
  • 日本毒性学会学術年会(沖縄コンベンションセンター):2025年7月2日(水)~7月4日(金)
  • 日本うつ病学会総会(浜松町コンベンションホール&Hybrid スタジオ):2025年7月11日(金)~7月12日(土)
  • 日本リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション学会学術集会(金沢商工会議所):2025年7月19日(土)~7月20日(日)
  • 日本食品工学会(つくば国際会議場):2025年8月7日(木)~8月8日(金)
  • 医学情報サービス研究大会(札幌医科大学記念ホール):2025年8月23日(土)~8月24日(日)
  • JACET第64回国際大会(東早稲田大学早稲田キャンパス11 号館):2025年8月27日(水)~8月29日(金)
  • 日本食品科学工学会(日本大学生物資源科学部湘南キャンパス):2025年8月27日(水)~8月29日(金)
  • 日本調理科学会(東海学園大学 名古屋キャンパス):2025年8月30日(土)~8月31日(日)
  • 日本看護研究学会(石川県立音楽堂:石川県金沢市):2025年8月30日(土)~8月31日(日)
  • 日本心理学会大会(東北学院大学 五橋キャンパス):2025年9月5日(金)~9月7日(日)
  • 日本畜産学会(岐阜大学):2025年9月12日(金)~9月15日(月)
  • 日本癌治療学会学術集会(パシフィコ横浜):2025年10月16日(木)~10月18日(土)
  • 日本救急医学会総会・学術集会(大阪国際会議場):2025年10月28日(火)~10月30日(木)
  • 日本動物実験代替法学会(パシフィコ横浜):2025年11月1日(土)~11月3日(月)
  • 国際混合研究法学会アジア地域会議2025東京(聖路加国際大学):2025年11月8日(土)~11月9日(日)
  • 第67回日本小児血液・がん学会学術集会/第23回日本小児がん看護学会学術集会/第30回がんの子どもを守る会公開シンポジウム((福岡国際会議場):2025年11月19日(水)~11月21日(金)
  • 日本分子生物学会(パシフィコ横浜):2025年12月3日(水)~12月5(金)
  • 第45回日本看護科学学会学術集会(朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター):2025年12月6日(土)~12月7(日)
  • 第103回日本生理学会大会(東京医科大学):2026年3月10日(火)~3月12(木)

ユサコニュース一覧に戻る