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学術ジャーナルのオープンアクセス(OA)出版の費用は,一般的に著者側が支払う論文掲載費(APC)によって賄われている。近年ではOAを推進する動きの中で,出版費を著者自身ではなく,研究助成機関が政策的に負担する,あるいは研究機関が集中的に管理する財源から支出するケースが増えつつある。 また,所属機関が購読と出版の双方の費用をカバーする転換契約を結んでいれば,APCはその中に含まれ,個々の著者の支払いは免除される。 費用をどこが負担するかという問題は,所属機関の異なる複数の共同研究者が資金的にも複数の助成金のサポートを受けるマルチ・ラテラルな出版が進む中で,ますます複雑化してきている。 OA Switchboardはこのような状況を解決するソリューションとして,学術出版におけるステークホルダーによる2018年12月の会合で提案され,オープンアクセス学術出版協会(OASPA)の監督のもとにステークホルダーによるイニシアチブとして活動をスタートした。 OA Switchboardはその名称から想起されるイメージ通り,OA出版費を請求する出版社と,支払う側である研究機関または助成機関のシステム間において,各出版単位で必要となる情報伝達を合理化するための交換ハブとして構想された。中立かつ独立した中間体として,基幹となるインフラ・規格・事務処理サービスを提供する。 2020年はプロジェクト期間として,Yvonne Campfens氏をプロジェクトマネージャーに迎え,カリフォルニア電子図書館(CDL)のIvy Anderson氏,Max Planck Digital Library(MPDL)のRalf Schimmer氏ら学術出版界で著名な9名で構成される運営委員会と,37名の諮問グループが各専門分野から支援する体制をとった。 資金的にはAries Systems,CCC,Hindawi,eLife,MPDL,ゲイツ財団,Wiley,OASPAなどから助成を受け,実用最小限の製品(MVP)を8月にオープンソースとしてリリースするなどの具体的な進展をみせた。 MVPは次の予め定義された標準化された2種類のメッセージタイプを,APIやユーザインタフェース(UI),e-mailから送受信する。 ・Eligibility Enquiry:ジャーナルが研究機関・助成機関による出版条件を満たしているか,またいずれかの集約化した予算から支払い可能かを確認 ・Publication/Payment Settlement Notification:論文のアクセプトや出版の段階で,出版費用の支払いが完了したかを確認 メッセージのやり取りにより,個々の論文の情報を照会したり,機関が所属する著者の出版活動をリアルタイムでモニターできる。また機関や出版社ごとに集計することでレポートの作成などもできる。 2020年10月16日,OASPAはOA Switchboardをイニシアチブから独立した非営利組織としてオランダに設立させ,2021年より持続可能で自立した運営体制に移行した。 プロジェクトマネージャーのCampfens氏が事務局長に,2020年の運営委員会の多くが理事にスライド就任した。すでにCDL,MPDL,CERN,Hindawi,eLife,Jisc,UKRI,ウェルカム財団,ゲイツ財団などが初期導入機関として署名している。 OA Switchboardは2021年から有料サービスとなり,利用料金として年間固定購読部分のほかに利用量に応じた従量課金部分が請求される。 固定部分は機関の規模によりSmall / Medium / Large / Very Largeの価格帯が設定され,出版社(*)と助成機関はそれぞれ1,000 / 2,500 / 5,000 / 10,000ユーロ,研究機関は500 / 1,000 / 2,500 / 10,000ユーロとなっている。 従量制部分は研究・助成機関,出版社いずれも1論文1回の照会につき1ユーロ加算される。 2021年1月からPlan Sが発効することに伴い,特に欧州ではOA出版への動きが活発化している。呼応してOA出版の費用負担に関する契約や支払い確認などの作業の必要性も増していくと考えられる。 OA Switchboardは今のところ支払い手続き機能を持たないものの,出版費用に関する情報を複数の出版社,研究機関,助成機関を通し単一の規格,手順で照会が可能となれば相応の効率化が期待できる。 今後のOA出版の先行指標として,また新たな標準としてどのように普及・成熟するか動向を見守りたい。 <参考> ・OA Switchboard https://www.oaswitchboard.org/ ・OA Switchboard技術資料 https://bitbucket.org/oaswitchboard/api/ ・OASPA(オアスパと発音) https://oaspa.org/ * 出版社向け年間購読価格にはSmallの下にVery small 50ユーロがあります。
文献管理・論文作成支援ソフト『EndNote』の最新版,バージョン20のダウンロード版を1月12日に発売しました。 新しいインターフェースやPDFリーディング機能の改善が行われ,従来の便利な機能は継承しつつ,さらに使いやすくなったEndNote 20をぜひお試しください。 <EndNote 20の新機能> ■新しいインターフェース ユーザーテスターの95%に好まれたより直感的なインターフェースで,文献管理と論文原稿の準備にかかる時間をさらに節約できます。 ■PDFリーディング機能の改善 フルサイズで表示されるPDFや直感的に洗練されたツールバーにより,フルテキストの読み込みや注釈の追加がより簡単になります。 ■文献情報の編集機能改善 文献情報の中でもっとも重要な部分を一目で判断でき,フォーマット済みの文献情報をすばやくコピーできます。 ■検索機能の改善 ライブラリ内にあるかオンラインデータベースにあるかを問わず,文献情報をより簡単に検索できます。 ■重複文献除去機能の改善 ライブラリに同じ文献情報が複数個収録されているときの検知機能が強化され,DOIやPMCIDでも重複文献か判定できるようになります。 特にシステマティックレビューなどの大規模なプロジェクトを行っているとき,重複した文献をより素早く取り除けるようになります。 ・EndNote 20ウェブサイト https://www.usaco.co.jp/endnote/
弊社はこのたび,無料ウェブセミナー「Ex Librisアップデート, 2021 Winter」を開催いたします。 本セミナーでは「SFXを活用できていますか?」をコンセプトに,SFXが提供する仕組みから有効な機能や盲点となる設定などをご紹介します。また最新情報としてCDI(Central Discovery Index)関連のアップデート情報,ディスカバリーサービスPrimoの機能詳細をご紹介します。 ご多忙とは存じますが,皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。 開催日時: 2021年1月27日(水) 13:15 - 14:00 オンラインセミナーツール: Zoom Webinar 主催: ユサコ株式会社 言語: 日本語 ▼お申し込みはこちら https://forms.gle/5WgoCvPCwGpHEqvS8 【お問い合わせ先】 ユサコ株式会社 アカデミア事業部 プロダクトマネージメント E-mail: product@usaco.co.jp
研究・教育動画を提供するJoVEは,1月26日,2月4日,2月9日に,JoVEの研究・教育ビデオの活用方法やJoVEでの出版方法に関するオンライン・セミナー(無料・英語)を開催します。 特に生物学・化学系の授業を担当される先生方におすすめのWebinarですが,JoVEの活用・JoVEでの出版に興味がある研究者の方,オンライン授業の提供方法などにご興味がある図書館・研究推進のご担当者様など,研究・教育に関わる多くの方にとって有用な内容となっています。 JoVEの教育ビデオは,コロナ禍でニーズが高まっているオンライン授業や,参加人数を制限した対面授業での効率的な教育・学習に最適です。多くの大学などで教育の機会が失われていることを鑑み,JoVEは昨年4月より,お申込頂いた機関や先生方・学生の皆様にJoVE教育ビデオの全コンテンツを無料開放していました。この無料開放は昨年12月末で終了しましたが,今回のオンライン・セミナーにご登録頂き,2021年の授業でJoVEを利用したい先生には,期間やコンテンツなど個別にご相談の上,無料トライアルを提供します。 是非,ご興味がありそうな方に情報共有お願いします。事前登録が必要ですので,下記URLよりお申込ください。皆様のご参加をお待ちしております。 開催日時: 2021年1月26日(火),2月4日(木),2月9日(火)17:00-18:00 オンラインセミナーツール: Zoom Webinar 主催: JoVE 言語: 英語 ▼詳細,登録用URLはこちら 日本語版:https://www.usaco.co.jp/Portals/0/images/product/JoVE/202101_JOVE_WEBINAR_AP.pdf 英語版:https://www.usaco.co.jp/Portals/0/images/product/JoVE/202101_JOVE_WEBINAR_ENG_AP.pdf 【お問い合わせ先】 ユサコ株式会社 プロダクト部 JoVE担当 E-mail: product@usaco.co.jp ・弊社JoVE紹介ページ(こちらにも日本語版・英語版のWebinar案内をリンクしています) https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=131
このたびQuertle社は,AIベースのドキュメント検索プラットフォーム「Qinsight™」のアップデートを実施しました。 1. クラウド環境への移行 今後,増大するユーザーや新たなコンテンツの搭載,AI機能の強化に備え,Qinsight™ はクラウド環境へ移行しました。これによりサービス全体のパフォーマンスが向上しています。 2. AI 機能の向上 最新の曖昧性除去の手法が新たに追加されました。 3. 視覚分析(Visual Analytics)の仕様変更 同じセッション内で実行した視覚分析を同一条件(同じ検索語,絞り込み条件)で再実行した場合,結果を即時に表示するよう改善されました。 4. Power Term の追加 約30種類のPower Termが新たに実装されました。 詳細は弊社までお問い合わせください。 弊社Qinsight™ホームページ https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=305
英国物理学会の出版部門であるIOP Publishing (IOPP)は,学術会議の出版ワークフローの強化のため専門家や学術機関にバーチャル会議やコンテンツソリューションを提供するMorressierとパートナー契約を締結しました。この提携により,合理的で使いやすい投稿承認プロセスを通じたより良いユーザー体験と,IOPPが提携する数百の会議主催者にとって便利な管理ツールが単一のプラットフォーム内で提供されます。 世界最大級の会議録出版社であるIOPPは,Morressierの強力な会議ツールを活用し,論文,ポスター,プレゼンテーション動画を含む広範なコンテンツを電子的に保存・索引付け・出版します。またMorressierの使い勝手の良い投稿プロセスにより,IOPPのコンテンツプラットフォームであるIOPscienceでのより効率的なOA出版が可能になるでしょう。 IOPPのassociate directorであるDavid McDade氏は,「地域社会に対して,変化するニーズを満たす製品やサービスの技術革新を提供することが,私たちのカンファレンス・シリーズ・プログラムの中心となっています。Morressierとのパートナーシップ締結は,Covid-19の大流行により研究者の仕事や共同作業の方法が大きく変化したことを受けてのものです。それは私たちが会議主催者の負担を緩和し,学術会議のインパクトと可視性を高めるようなワークフローを再考する中で,自然な選択でした」と述べています。 またMorressierの共同創業者でありmanaging directorのSami Benchekroun氏は,「2020年,科学系会議はオンラインの領域に移行し,会議の内容を議論したり互いに共有したりする新しい方法が生まれました。この前例のない変化は,科学者コミュニティが,より多様な研究の様相を指先から発見できるユニークな機会を得たことを意味します。貴重な初期段階のコンテンツを,世界の物理学におけるイノベーションの可視性を飛躍的に向上させるやり方で構造化するという課題解決のためにIOPPと提携することができ非常に嬉しく思っています」と述べています。 Morressierは学術的な成果にフォーカスをあて,その集約・共有・公開と学術イベントを開催するためのプラットフォームです。学術大会,大学・学部・研究機関・企業など様々な組織におけるイベント開催や,組織内での成果の共有や外部への公開などの役割を単一のプラットフォームが一貫してサポートします。商品の詳細については,弊社までお問い合わせください。 ・IOP Publishingプレスリリース https://ioppublishing.org/news/iop-publishing-partners-with-Morressier-to-introduce-a-new-standard-in-conference-workflows/ ・弊社Morressier商品ページ https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=216
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