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ユサコニュース詳細

USACO News:詳細

2021/11/30:第331号
 

ChronosHub:FNRでの導入事例報告@チャールストン会議
 OA義務の遵守と効率化のためのプラットフォームを提供しているChronosHubとルクセンブルク国立研究基金(FNR)が,11/1 – 5 に開催されたCharleston Library Conferenceで「新しいオープンアクセス(OA)管理のインフラが,いかに研究者の負荷を軽減しているか:ルクセンブルクにおける国家的コラボレーションから学んだ教訓」と題してセッションを行いました。

 ChronosHubから,OA化に伴って生じる研究システムにおける煩雑な業務を的確に処理する方法として,4つの側面が提示されました。著者中心のOA戦略や基金の集中化といった最善の方法,全ての第3者機関を包含したコラボレーション,全てのステークホルダー間の共通理解を確約する標準化,そして究極の目標として自動化,の4点です。

 また,FNRが経てきたOA化への道のりが公表されました。OA方針を掲げる2017年以前は多くの問題,例えば研究者が誤ったOAライセンスを申請したことによる時間と手間のかかる後処理などを抱えていました。それが現在では,明確なOA方針を持ち,資金をChronosHubに統合したことで,著者最優先に至り,著者がFNRのOA方針に遵守したジャーナルを見つけやすくなるなどの効果が出ていることが発表されました。

 以下に記載した,ChronosHubのページからレコーディングが視聴できます。

・ChronosHubニュースレター
https://chronoshub.io/news/blog/recap-how-new-open-access-management-infrastructure-is-unburdening-the-researchers-lessons-learned-from-a-national-collaboration-in-luxembourg/?vgo_ee=EtTeGM95hQjHNb3deNaNr61Qn%2BDaAInD6KNoD7fVjkw%3D
Morressier:AAASとのパートナープログラムを提供開始
 Science誌を発行するAmerican Association for the Advancement of Science(AAAS)と,バーチャル会議と初期段階の研究のためのプラットフォームを提供するMorressierは, Science Partner Conference(SPC)プログラムの開始を発表しました。
 この新しいプログラムはAAASのScience Partner Journal(SPJ)プログラムに付随し,厳選された学会に対してリアル,バーチャル,またはハイブリッド形式でインパクトのある学術大会を開催するための一連のサービスを提供します。

 SPCプログラムは,共通の品質基準や合理化されたプロセス,統一された見た目や操作感に基づいた信頼性の高いサービスからなるエコシステムを構築し,学術大会を計画から研究成果の普及までの全側面においてサポートします。参加学会はMorressierの一連の会議ツール利用およびプラットフォーム上での出版という恩恵を受けることができます。
 発表では「新たに開始されたSPCプログラムは,会議コンテンツへのアクセス性を向上させることにより,科学研究の成果を広く伝えすべての人々に利益をもたらすというSPJプログラムの目標に完全に応えている」と述べられています。

・プレスリリース
https://www.morressier.com/post/science-aaas-and-morressier-launch-the-science-partner-conference-program-as-a-complement-to-the-science-partner-journal-program

・SPCプログラムの詳細
https://spc.sciencemag.org/

・弊社Morressier商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=216
Morressier:プラットフォームをアップデート
 学術機関や専門家に向けてバーチャル会議の開催ツールを提供するMorressierのプラットフォームがアップデートされました。会議開催ツールConference Solutionsの最新版では,いくつかの機能の追加や改善が行われています。

 イベント出席者へのナビゲーションの点では,開催中のセッション,直近で開催予定のセッションが参加者画面に表示されるようになりました。ランディングページはプログラムの進行に合わせてリアルタイムに更新され,主催者側が手動で変更する必要はありません。

 また,ネットワーク機能が拡張され,最大50人までのビデオ通話参加に対応しました。会議参加者は,スピーカー,モデレーター,司会者,他の参加者を閲覧し,1対1で直接つながることもできます。主催者側の管理機能では,セッション中,聴衆が次のプログラムを待つ間にトピックを画面に表示する機能などが追加されています。

 Morressierは学術的な成果にフォーカスをあて,その集約・共有・公開と学術イベントを開催するためのプラットフォームです。学術大会,大学・学部・研究機関・企業など様々な組織におけるイベント開催や,組織内での成果の共有や外部への公開などの役割を単一のプラットフォームが一貫してサポートします。

 商品の詳細については,弊社までお問い合わせください。

・プレスリリース
https://www.morressier.com/post/conference-platform-evolves

・弊社Morressier商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=216
BioOne:論文紹介ページBioOne Vista開始
 生物(生命)科学,生態学,環境科学系の電子ジャーナルを提供するBioOneは,2021年10月より新たな論文紹介ページBioOne Vistaの更新を開始しました。

 BioOne Vistaでは,農業から動物学まで毎回異なるタイムリーなテーマに基づき,BioOne Completeに掲載されている最新の論文を紹介し,広範な研究からインスピレーションを得る機会を増やしていきます。
 10月のテーマは国際連合食糧農業機関が10月16日に制定した「世界食料デー」,11月はチャールズ・ダーウィンが1859年11月24日に発表した「種の起源について」にちなみ,進化生物学となっています。

 BioOneではその他にもTop and Trending Research in BioOne CompleteやSpecial Content Collectionsといった論文紹介ページが設けられています。オープンアクセスの論文も多く紹介されいますので,以下のURLからご覧ください。

・BioOne:Article Collection Archiveページ
https://bioone.org/article-collection-archive

・弊社 BioOne Complete 商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=212
ASCB:次期CEOにRebecca Alvania氏を指名
 細胞を研究する生物学者の包括的・国際的コミュニティであるAmerican Society for Cell Biology (ASCB)は,Rebecca Alvania氏が2022年1月3日より新たなCEOに就任することを発表しました。

 Alvania氏は2015年から2019年までJournal of Cell Biology誌のエグゼクティブ・ディレクターやRockefeller University Pressの編集開発ディレクターを務めており,更にそれ以前にはCell Pressのエディターとして,NeuronやTrends in Cell Biologyを5年間担当していました。

 次期ASCB代表およびコロンビア大学のMartin Chalfie氏は,「ASCBの新たなCEOとしてRebeccaが加わることを嬉しく思います。彼女は細胞生物学に関する深い知識と,STEMの包括性と多様性を改善するための熱心な取り組みをもたらします。彼女は素晴らしいリーダーになるでしょう。」と述べています。

 Alvania氏は,「私は自分のキャリアを科学の進歩と多様で包括的な科学コミュニティのサポートに捧げてきました。細胞生物学研究を促進および推進し,細胞生物学コミュニティに奉仕するというASCBの使命に貢献できることを光栄に思います。」と述べています。

・American Society for Cell Biologyプレスリリース
https://www.ascb.org/society-news/ascb-names-rebecca-alvania-as-incoming-ceo/

・弊社American Society for Cell Biology商品ページ
https://www.usaco.co.jp/product/detail.html?pdid=137
無料ウェビナー:論文執筆の困難を乗り越える20のポイント
 論文執筆には様々な障壁が伴います。本ウェビナーでは論文の執筆開始からアクセプトに至るまでの困難を乗り越える20のポイントをわかりやすく解説します。

▼詳細・お申込みはこちら
https://www2.usaco.co.jp/shop/pages/editage_webseminar.aspx

▼概要
テーマ:論文執筆の困難を乗り越える20のポイント
日時:2021年11月30日(火)18:00 - 19:30
場所:オンライン(ウェビナーツール“demio”にて配信予定)
講師:冨田洋介 氏(高崎健康福祉大学)
定員:最大1,000名
費用:無料
主催:カクタス・コミュニケーションズ(協力:ユサコ株式会社)

*予約者はセミナー終了後に録画版を視聴可(終了から15日間配信予定)

▼こんな方にオススメの内容です
・既に英語論文の執筆経験はあるものの,もっと効果的で洗練された論文に仕上げたい方
・医学・科学論文を英語で初めてご執筆される研究者の方
・修士・博士課程に在籍の学生の方々

参加資格はなく,どなた様でもご参加いただけます。皆様のご参加をお待ちしています。

【お問い合わせ先】
ユサコ株式会社 アカデミア事業部 EC Sales
E-mail: shop@usaco.co.jp

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