抄訳
MODY様家系の発端者にHNF1A、HNF1B、ABCC8の3遺伝子に4変異を同定した。機能解析の結果、HNF1A p.Ser551Lysfs*2は転写活性が野生型の約5%に低下し、ABCC8 p.Arg298Cysはチャネル活性が77%に低下した。一方、HNF1Bともう片方のABCC8のバリアントは野生型と同等であった。家系解析ではHNF1AとABCC8の病的バリアントをそれぞれ糖尿病罹患した父と母から継承し、両変異を有する発端者は両親より早期に発症していた。子宮内高血糖曝露に加えてHNF1AとABCC8の病的バリアントが相加的に作用してMODYの発症に寄与することを機能解析により示し、複数のMODY関連遺伝子を評価する重要性を明らかにした。