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日本人論文紹介

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ユサコでは日本人の論文が掲載された海外学術雑誌に注目して、随時ご紹介しております。

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日本人論文紹介:一覧

2021/09/21

Stenotrophomonas maltophilia K279a 株が産生するカテコール型シデロフォアの同定と構造的特徴New

論文タイトル
Identification and structural characterisation of a catecholate-type siderophore produced by Stenotrophomonas maltophilia K279a
論文タイトル(訳)
Stenotrophomonas maltophilia K279a 株が産生するカテコール型シデロフォアの同定と構造的特徴
DOI
10.1099/mic.0.001071
ジャーナル名
Microbiology
巻号
Microbiology Volume 167, Issue 7
著者名(敬称略)
久富 敦、田中 尚人 他
所属
東京農業大学大学院 農学研究科 環境共生学専攻

抄訳

多くの細菌は鉄を利用する際にシデロフォアを産生する。シデロフォア産生は病原性に関与していることも報告があり、シデロフォア構造を解明することは医薬品開発への応用に期待ができる。Stenotrophomonas maltophilia は、肺炎を引き起こすグラム陰性菌であり、様々な環境に棲息しシデロフォアを産生する。S. maltophiliaの産生するシデロフォア構造を解明することは病原性の制御への応用に期待ができるが、そのシデロフォア構造は未知である。そこで、本研究ではS. maltophiliaの産生するシデロフォア構造の解明を目的とした。逆相HPLCを用いてS. maltophilia K279a 株の培養物からシデロフォアを精製した。シデロフォア構造は、LC-MSや1H, 13C NMRを用いて解析した。S. maltophilia K279a 株は、エンテロバクチンのモノマー分子である2,3-dihydroxybenzoyl-L-serine(DHBS)を産生することが明らかとなった。同時に、S. maltophilia K279aはDHBSと鉄の複合体を取り込むことを示唆した。また、エンテロバクチン生合成遺伝子の一部が欠損していることが影響しS. maltophilia はDHBSを産生することが考えられた。これらの結果はS. maltophilia による感染の制御に期待できる。

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2021/09/15

玄米摂取はZucker ratにおいて非アルコール性脂肪肝の発症をレチノイン酸生合成経路の活性化によって抑制する

論文タイトル
Brown Rice Inhibits Development of Nonalcoholic Fatty Liver Disease in Obese Zucker (fa/fa) Rats by Increasing Lipid Oxidation Via Activation of Retinoic Acid Synthesis
論文タイトル(訳)
玄米摂取はZucker ratにおいて非アルコール性脂肪肝の発症をレチノイン酸生合成経路の活性化によって抑制する
DOI
10.1093/jn/nxab188
ジャーナル名
Journal of Nutrition
巻号
Journal of Nutrition Vol.151 Issue 9 (2705–2713)
著者名(敬称略)
松本 雄宇, 山本 祐司 他
所属
東京農業大学 応用生物科学部 農芸化学科栄養生化学研究室

抄訳

 肥満は、脂質異常症、高血圧、2型糖尿病の原因となるばかりでなく非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の原因であります。放置すると肝硬変、肝癌へと変遷することが知られておりますが、基本的に食事カロリーの制限と運動の推奨が治療戦略であり、積極的な治療方法はまだ確立されていないのが現状です。
 本研究ではNAFLDを発症することが報告されているZucker fatty ラットにAIN-93Gを基本飼料として飼料中の炭水化物源を白米や玄米に置き換えた飼料を調製し100日間与えたところ、AIN-93Gを給餌したラットは脂肪肝を発症したにもかかわらず、白米、特に玄米で置き換えを行った飼料群では、脂肪肝の形成の抑制がみられました。解析の結果、玄米摂取により肝臓中のビタミンAの活性本体であるレチノイン酸生合成経路が上昇していたことがわかりました。レチノイン酸は核内受容体を介して、脂肪酸の分解(β酸化)に関わる因子の遺伝子発現を制御することから玄米に含まれる未知成分がレチノイン酸生合成を高め、脂質代謝改善を促すことでNAFLDの改善効果が現れたものと考察しています。著者らは、肥満によるNAFLD発症が、玄米をたべることで、予防・抑制できることと、その作用機序がこれまで報告例のない「ビタミンA代謝を亢進」することで脂質代謝を改善することを明らかにしました。

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2021/09/07

小児肺移植後の吸気筋トレーニングの効果

論文タイトル
Effects of inspiratory muscle training after lung transplantation in children
論文タイトル(訳)
小児肺移植後の吸気筋トレーニングの効果
DOI
10.1136/bcr-2020-241114
ジャーナル名
BMJ Case Reports
巻号
BMJ Case Reports Vol.14 Issue 7 (2021)
著者名(敬称略)
山鹿 隆義 山本 周平 酒井 康成 市山 崇史
所属
健康科学大学健康科学部理学療法学科

抄訳

肺移植後の患者に呼吸リハビリテーションは重要とされている。しかし、肺移植後の呼吸リハビリテーションは確立しておらず、小児肺移植後の吸気筋トレーニングの効果は不明である.我々は,肺移植後の小児患者に吸気筋トレーニングを導入し、呼吸機能と呼吸困難を改善できるかどうかを検討した.症例は13歳の男児で、再生不良性貧血に対する同種骨髄移植後に移植片対宿主病による肺病変により、両側生体肺移植を実施された。その後、自宅退院したが、肺機能検査の値は年齢予測値と比較し、低値であり、日常生活は呼吸困難により制限があった。この症例に最大吸気圧の約30%の強さの吸気筋トレーニングを1日2回、2カ月間実施した。その結果、最大吸気圧の向上だけでなく、肺機能検査の値や呼吸困難の改善を認めた。小児肺移植後の吸気筋トレーニングは、呼吸機能や呼吸困難の改善に役立つ可能性を示した。

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2021/09/07

ペリセントロメア領域のノンコーディングRNAはCTCFの機能を阻害し、炎症性遺伝子群の発現を亢進させる

論文タイトル
Pericentromeric noncoding RNA changes DNA binding of CTCF and inflammatory gene expression in senescence and cancer
論文タイトル(訳)
ペリセントロメア領域のノンコーディングRNAはCTCFの機能を阻害し、炎症性遺伝子群の発現を亢進させる
DOI
10.1073/pnas.2025647118
ジャーナル名
Proceedings of the National Academy of Sciences
巻号
PNAS August 31, 2021 118 (35) e2025647118
著者名(敬称略)
宮田 憲一、高橋 暁子 他
所属
公益財団法人 がん研究会 がん研究所 細胞老化プロジェクト

抄訳

加齢に伴い体内に蓄積した老化細胞は様々な炎症性蛋白質を分泌するSASP (Senescence-Associated Secretory Phenotype)をおこすことで、周囲の組織に炎症や発がんを誘発する。そのため、超高齢化社会を迎えた我が国においてSASP制御機構の解明が重要な課題とされている。本研究ではエピゲノム解析の結果から、老化細胞ではゲノムの反復配列(ペリセントロメア領域)の染色体が開き、この領域からノンコーディングRNA(サテライトII RNA)の転写が亢進していることを見出した。また、サテライトII RNAは適切な染色体構造の維持に重要なCTCFと結合し、その機能を阻害することで染色体間相互作用を変化させ、炎症性遺伝子群(SASP遺伝子群)の転写を促すことを明らかにした。さらに、がん微小環境においてがん細胞だけでなく、がん関連間質細胞(CAFs: Cancer Associated Fibroblasts)においてもサテライトII RNAが高発現しがんの悪性化に寄与していることが示唆された。これらの結果より、サテライトII RNAによる新たなSASP制御機構が解明され、サテライトII RNAが加齢性疾患の新規治療標的となりうる可能性が示唆された。

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2021/09/03

SPATA33はカルシニューリンをミトコンドリアに局在させることにより精子運動性を制御する

論文タイトル
SPATA33 localizes calcineurin to the mitochondria and regulates sperm motility in mice
論文タイトル(訳)
SPATA33はカルシニューリンをミトコンドリアに局在させることにより精子運動性を制御する
DOI
10.1073/pnas.2106673118
ジャーナル名
Proceedings of the National Academy of Sciences
巻号
PNAS August 31, 2021 118 (35) e2106673118
著者名(敬称略)
宮田 治彦 伊川 正人 他
所属
大阪大学 微生物病研究所・附属遺伝情報実験センター 遺伝子機能解析分野

抄訳

カルシニューリンはカルシウム依存性の脱リン酸化酵素であり、免疫応答を含む様々な生命現象に関わっている。精子特異的なカルシニューリン (精子カルシニューリン) は、受精に必要な精子の運動性を制御しており、男性避妊薬の有望な標的だと考えられている。しかし、精子カルシニューリンと免疫細胞のカルシニューリンはアミノ酸配列が類似しており、精子カルシニューリンを阻害すると免疫機能も抑制されてしまう可能性がある。そのため、精子特異的にカルシニューリンの機能を制御する機構の解明が望まれていた。本研究では、カルシニューリンとの相互作用に関わるPxIxIT配列を含み、且つ精巣特異的に発現する遺伝子をin silicoで探索した。同定した3つの遺伝子のノックアウト (KO) マウスを作製したところ、SPATA33が精子カルシニューリンと相互作用することを見つけた。Spata33のKOマウスは、精子カルシニューリンのKOマウスと同様に精子運動性と生殖能力の低下を示した。さらに、Spata33のKO精巣ではカルシニューリンがミトコンドリアから消失していた。SPATA33はカルシニューリンをミトコンドリアに局在させることにより精子の運動性を制御していると考えられる。SPATA33を標的にすることで、精子特異的にカルシニューリンの機能を阻害する男性避妊薬の開発が期待される。

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2021/09/01

ヒトパルボウイルスB19感染症による全身性浮腫

論文タイトル
Generalised edema with human parvovirus B19 infection
論文タイトル(訳)
ヒトパルボウイルスB19感染症による全身性浮腫
DOI
10.1136/bcr-2021-243130
ジャーナル名
BMJ Case Reports
巻号
BMJ Case Reports Vol.14 Issue 7 (2021)
著者名(敬称略)
早野 聡史 押川 英仁
所属
熊本赤十字病院

抄訳

46歳女性が14日前からの全身浮腫と息切れにて来院した。彼女は1週間で6kgの体重増加を認めた。1ヶ月前に先行する発熱・倦怠感があり、関節痛はなかったが、体幹や四肢に紅斑を認めていた。身体所見では、両側性の下腿の圧痕性浮腫を認めた。また、胸部X線検査では、両側の胸水が貯留していた。その後、ヒトパルボウイルスB19(B19V)IgM(9.80)が陽性だったため、B19Vによる全身性浮腫と診断した。浮腫は少量の利尿薬の内服で改善を認めた。 B19V感染症による心不全や腎不全を伴わない全身浮腫の症例が報告されている。胎児と違って、成人のB19V感染症では心不全や溶血などは起こりにくく、本症例では、心筋炎・心外膜炎などを疑う所見はなく、心不全徴候も認めなかった。病因はまだ解明されておらず、発症から浮腫の期間は多くの場合、4-13日ほどであり、体重は2.5-7kg程度増加する。成人の急性発症の全身浮腫を認めた場合、B19V感染症も鑑別に挙げる必要がある。

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2021/09/01

成人XLH25例における合併症の頻度

論文タイトル
Incidence of Complications in 25 Adult Patients With X-linked Hypophosphatemia
論文タイトル(訳)
成人XLH25例における合併症の頻度
DOI
10.1210/clinem/dgab282
ジャーナル名
Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism
巻号
Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism Vol.106 Issue9 (e3682–e3692)
著者名(敬称略)
加藤 創生, 伊東 伸朗 他
所属
東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科

抄訳

X連鎖性低リン血症性低リン血症性くる病 (X-linked hypophosphatemic rickets:XLH)では成人期に骨軟化症以外の合併症を呈するが、頻度・重症度についてのまとまった報告は少ない。
今回我々は、成人XLH25例の脊椎CT、股関節・膝関節・アキレス腱Xp、腹部超音波検査、聴力検査の結果を後方視的に解析し、骨軟化症以外の合併症についてまとめた。前縦靭帯・後縦靭帯・黄色靭帯骨化症の重症度評価にOA・OP・OY indexを用い、OA/OP/OY indexの合計をOS indexとして脊柱靭帯骨化症の重症度の指標とした。また、股関節・膝関節の骨棘評価にはKellgren-Lawrence (KL) gradeを用いた。25例中20例(80%)で脊柱靭帯骨化を認め、OA/OP/OY/OS indexの中央値(range)はそれぞれ2(0-22), 0(0-15), 6(0-13), 12(0-41)であった。股関節骨棘・膝関節骨棘はそれぞれ24例(96%)、17例(68%)で認め、KL gradeの中央値はそれぞれ3および2であった。アキレス腱付着部症、腎石灰化、聴力障害はそれぞれ、17例(72%)、17例(72%)、8例(32%)で認めた。本検討によって、成人XLHの異所性骨化の頻度は一般人口と比較して高く、また重症であることが明らかとなった。今後は若年成人の脊柱靭帯骨化症や関節骨棘、および年齢にかかわらずそれらが顕著な症例では、未診断のXLHが背景にある可能性を考慮したい。

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2021/08/31

S1PR3-G12バイアスド作動薬ALESIAによるがん飢餓療法の可能性

論文タイトル
S1PR3–G12-biased agonist ALESIA targets cancer metabolism and promotes glucose starvation
論文タイトル(訳)
S1PR3-G12バイアスド作動薬ALESIAによるがん飢餓療法の可能性
DOI
10.1016/j.chembiol.2021.01.004
ジャーナル名
Cell Chemical Biology
巻号
Cell Chemical Biology Volume 28, Issue 8, August 19, 2021
著者名(敬称略)
萩原 正敏 豊本 雅靖
所属
京都大学大学院医学研究科・医学部 形態形成機構学

抄訳

がん組織は周辺の正常組織に比べて、組織重量あたりのグルコース量が著しく低下している。この現象は、がん細胞がワールブルグ効果によって多量のグルコースを消費していることに起因する。そこで我々は、低グルコース環境下のみでがん細胞増殖阻害を示す化合物を表現型スクリーニングで見出し、その化合物の標的分子と作用機序を解明した。本化合物はスフィンゴシン-1-リン酸(S1P)受容体S1PR3に結合するが、内因性リガンドのS1Pとは異なるバイアスド作用によって一酸化窒素産生を促進し、がん細胞のプログラム細胞死を引き起こすことが判明した。本化合はXenograftモデルマウスにおいても抗腫瘍作用を示し、がん細胞だけをグルコース飢餓で死滅させる副作用の少ない新しい抗がん剤として期待できるため、ALESIA; Anti-cancer Ligand Enhancing Starvation-Induced Apoptosisと命名した。

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2021/08/17

頭頸部傍神経節腫の遺伝子変異の鑑別におけるMR画像とCTの評価

論文タイトル
Assessment of MR Imaging and CT in Differentiating Hereditary and Nonhereditary Paragangliomas
論文タイトル(訳)
頭頸部傍神経節腫の遺伝子変異の鑑別におけるMR画像とCTの評価
DOI
10.3174/ajnr.A7166
ジャーナル名
American Journal of Neuroradiology
巻号
American Journal of Neuroradiology Vol. 42 No.7
著者名(敬称略)
太田 義明 他
所属
ミシガン大学神経放射線

抄訳

背景: 頭頸部の傍神経節腫は,コハク酸脱水素酵素ファミリーの遺伝子変異と関連することが報告されている。本研究は、頭頸部の傍神経節腫におけるコハク酸デヒドロゲナーゼ遺伝子変異を従来型C TとM R Iの画像的特徴や拡散強調画像により検出できるかどうかを評価したものである。 方法: 2015年1月から2020年1月の観察期間で、48病変(コハク酸デヒドロゲナーゼ遺伝子変異陽性30病変、コハク酸デヒドロゲナーゼ遺伝子変異陰性18病変を対象とした。従来型CTとMRIの画像的特徴とADC値を上記2群間で比較した。診断性能における2群間の差はt-testを用いて評価した。P値<.05を有意とした。 結果: ADCの平均値と最大値、正規化されたADCの平均値と最大値に2群間で統計的な有意差が認められた。従来型C TとM R Iの画像的特徴やA D Cの最小値、正規化されたADC値には有意差は認められなかった。 結論: ADC値は、頭頸部のコハク酸デヒドロゲナーゼ変異陽性を検出できる画像バイオマーカーである。

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2021/08/13

正常肝患者における左下横隔静脈の血管造影解剖
―門脈圧亢進症の治療戦略へのインパクト―

論文タイトル
Anatomy of Left Inferior Phrenic Vein in Patients Without Portal Hypertension
論文タイトル(訳)
正常肝患者における左下横隔静脈の血管造影解剖 ―門脈圧亢進症の治療戦略へのインパクト―
DOI
10.2214/AJR.20.23106
ジャーナル名
American Journal of Roentgenology
巻号
American Journal of Roentgenology Vol.217 No.2
著者名(敬称略)
荒木 拓次 他
所属
山梨大学医学部放射線医学講座

抄訳

左下横隔静脈は門脈圧亢進症の胃静脈瘤の排血路となりうる静脈であるが、正常肝患者での血管解剖はまとまった報告がない。今回、副腎静脈側からの左下横隔静脈造影血管解剖を分類評価した。逆行性左下横隔静脈造影を行った214例が対象。血管造影分類1型:造影剤が横隔膜下水平枝に到達71.5% (153/214); 1a:1本の主静脈で連続22.4% (48/214)、1b: 数本の細い静脈が吻合しながら到達49.0% (105/214)、2型: 造影剤が横隔膜下水平枝に到達しない28.5% (61/214); 2a: 非常に細く未発達6.5% (14/214)、2b:吻合枝から体循環静脈に流出11.2% (24/214)、2c: 門脈に流出10.7% (23/214)であった。門脈の描出は2c型以外にも1ab型などで17.3%(37/214)で認められ、門脈の吻合は28.0% (60/214)で確認された。左下横隔静脈は複雑な解剖的形態を持ち、門脈との吻合が28%で認められた。この吻合が胃静脈瘤の原型となると推測された。

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