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国内研究者論文紹介

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ユサコでは日本人の論文が掲載された海外学術雑誌に注目して、随時ご紹介しております。

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2016/06/27

エストロゲンは骨格筋と筋幹細胞の機能維持に重要である

論文タイトル
Estrogens maintain skeletal muscle and satellite cell functions
論文タイトル(訳)
エストロゲンは骨格筋と筋幹細胞の機能維持に重要である
DOI
10.1530/JOE-15-0476
ジャーナル名
Journal of Endocrinology BioScientifica
巻号
J of Endocrinology Vol.229 No.6 (2016) 267-275
著者名(敬称略)
北島 百合子、小野 悠介
所属
長崎大学原爆後障害医療研究所 幹細胞生物学研究分野(原研幹細胞)

抄訳

エストロゲンは,全身を通して組織や臓器に広く作用し,生体恒常性を維持している。そのため,エストロゲン分泌を減少させる過酷なダイエットによるエネルギー不足や閉経による卵巣機能低下は,骨粗鬆症を含む様々な病態の引き金となる。骨格筋はエストロゲン受容体を発現するが,骨格筋の機能維持におけるエストロゲンの役割は詳しくわかっていない。我々は,若齢雌性マウスの卵巣を摘出し,長期のエストロゲン欠乏状態が骨格筋に与える影響を検証した。その結果,エストロゲン欠乏により,筋力低下,筋萎縮,筋線維型の速筋化が観察された。さらに,骨格筋の修復・再生に欠かせない筋幹細胞を調べたところ,エストロゲン欠乏により,その数に変化は認められなかったものの,増殖・分化・自己複製などの幹細胞としての機能が著しく低下していた。薬剤により筋損傷を誘導したところ,エストロゲン欠乏マウスは不完全な筋再生を呈した。以上の結果から,エストロゲンは,骨格筋のみならず筋幹細胞にも作用し,筋力維持や筋再生に重要な役割を果たしていることが明らかになった。本研究は,女性特有の骨格筋の機能維持メカニズムの存在を示す所見である。

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2016/06/20

到達運動の学習を推進する運動野からもたらされる誤差の信号

論文タイトル
Error Signals in Motor Cortices Drive Adaptation in Reaching
論文タイトル(訳)
到達運動の学習を推進する運動野からもたらされる誤差の信号
DOI
10.1016/j.neuron.2016.04.029
ジャーナル名
Neuron Cell Press
巻号
Neuron Volume 90, Issue 5, p1114?1126, 1 June 2016
著者名(敬称略)
井上 雅仁 北澤 茂 他
所属
大阪大学 大学院 生命機能研究科 ダイナミックブレインネットワーク研究室

抄訳

目標に手を伸ばす運動は,プリズムにより視野をずらしたり外乱をあたえたりすると誤差を減らすように順応する。大脳皮質の運動野が誤差の信号を提供するという仮説が提唱された一方で,ヒトの脳機能イメージング法においては頭頂葉の連合野だけが誤差を表現すると報告されてきた。運動野は本当に誤差の信号を提供して学習を推進するのだろうか。筆者らは,サルを用いて1次運動野および運動前野が到達運動の終点の誤差の情報を表現することを確かめた。さらに,運動の直後に微小な電気刺激をあたえることにより,誤差は試行を重ねるごとに徐々に蓄積し,その残効は徐々に減少することが明らかにされた。これらの結果から,運動野から発せられる到達運動の誤差の信号は順応を推進することが明確に示された。

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2016/06/07

大域的に伝播する波に埋め込まれた神経の瞬間的な同期活動が安静時機能結合の元になっている

論文タイトル
Transient neuronal coactivations embedded in globally propagating waves underlie resting-state functional connectivity
論文タイトル(訳)
大域的に伝播する波に埋め込まれた神経の瞬間的な同期活動が安静時機能結合の元になっている
DOI
10.1073/pnas.1521299113
ジャーナル名
Proceedings of the National Academy of Sciences National Academy of Sciences
巻号
PNAS Published online before print May 16, 2016
著者名(敬称略)
松井 鉄平 他
所属
東京大学大学院医学系研究科統合生理学教室 (著者の方の了解をいただき、所属URLは九州大学にリンクしております)

抄訳

安静時機能結合(FC)は非侵襲的な脳のネットワークの研究に広く使われるツールであり、離れた脳部位における血流信号(HemoS)の相関により測られる。機能的結合の空間的なパターンは、血流信号の背後にある神経活動の空間パターンを反映するものと考えられている。これまでの自発的神経活動の研究では、大脳皮質全体を伝播する波のような活動から、解剖学的に繋がった脳領野の瞬間的な同期発火まで、様々な時空間パターンが見つかってきた。しかしながら、これらの様々なパターンが互いにどのような関係にあるのかは良く分かっていなかった。また、これら種々の時空間パターンが機能的結合に寄与するかどうかも不明であった。我々は今回このような問題を解決するために、マウスの大脳皮質全体において、神経活動由来のカルシウム信号(CaS)と血流信号を高時空間解像度で同時記録した。我々は二つの異なって見える活動パターン(大域的に伝播する活動の波と機能的結合の高い脳部位の瞬間的な同期活動)が、実は互いに関係していることを発見した。大域的な活動伝播の中では、それぞれが強い機能的結合で結ばれているような脳部位の組み合わせのうち、異なる組み合わせが異なる瞬間において同期発火しており、このことは機能的結合の持つ空間的な情報は大域的な活動伝播の位相情報として埋め込まれていることを示唆する。更に我々は、CaSで見た同期活動の空間パターンが、そのままHemoSでの空間パターンに反映されていること、そしてこのような同期活動がHemoSで見た機能的結合の空間パターンを作るのに必要なことを示した。これらの結果は、大域的に脳を伝播する自発的神経活動の波が、どのようにして血流信号における機能的結合を生み出すかを説明する。

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2016/05/18

ウマ子宮内膜における PGF分泌自己増幅機構の証明

論文タイトル
Evidence for a PGF2α auto-amplification system in the endometrium in mares
論文タイトル(訳)
ウマ子宮内膜における PGF分泌自己増幅機構の証明
DOI
10.1530/REP-15-0617
ジャーナル名
Reproduction BioScientifica
巻号
Vol.151 No.5 (73-82)
著者名(敬称略)
香西 圭輔、奥田 潔 他
所属
岡山大学農学部 環境生命科学研究科 動物生殖生理学研究室

抄訳

ウマにおいて、子宮内膜から分泌される prostaglandin F (PGF) は主要な黄体退行因子である。ウシやヒツジなど他の家畜において、PGFがPGF産生を刺激する自己増幅機構の存在が報告されている。本研究において、我々はウマ子宮内膜においてもPGF 自己増幅機構が存在するかどうかを調べた。黄体中期のウマへPGF製剤cloprostenol を投与し、血中 progesterone(P4) およびPGFmetabolite (PGFM) 濃度への影響を調べた。血中 P4濃度は cloprostenol 投与 45 分後減少し始め、24 時間後まで減少し続けた (P<0.05)。一方、血中 PGFM 濃度は cloprostenol 投与 4 時間後増加し始め、72 時間後まで増加し続けた (P<0.05)。子宮内膜におけるPGF receptor (PTGFR) mRNA 発現は黄体後期において、黄体初期および黄体退行期に比べ有意に高かった (P<0.05)。PGF は子宮内膜組織ならびに子宮内膜上皮および間質細胞におけるPGF 産生を有意に刺激した (P<0.05)。さらに、PGF は子宮内膜上皮および間質細胞におけるPGF 合成関連酵素PTGS2 mRNA 発現を有意に刺激した (P<0.05)。本研究の結果より、ウマ子宮内膜におけるPGF 自己増幅機構の存在が強く示唆された。

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2016/04/28

Paenibacillus sp. IK-5キトサナーゼ/グルカナーゼに存在するCBM32糖質結合モジュールのキトサン認識機構

論文タイトル
Mechanism of chitosan recognition by CBM32 carbohydrate-binding modules from a Paenibacillus sp. IK-5 chitosanase/glucanase
論文タイトル(訳)
Paenibacillus sp. IK-5キトサナーゼ/グルカナーゼに存在するCBM32糖質結合モジュールのキトサン認識機構
DOI
10.1042/BCJ20160045
ジャーナル名
Biochemical Journal Biochemical Society
巻号
Vol.473 No.8 (1085-1095)
著者名(敬称略)
新家 粧子、深溝 慶 他
所属
近畿大学 農学部 バイオサイエンス学科 バイオ分子化学研究室

抄訳

Paenibacillus sp. IK-5キトサナーゼ/グルカナーゼに存在する二つのCBM32糖質結合モジュール (DD1とDD2) のキトサン認識機構を明らかにするために、NMRおよびX線結晶構造解析によってそれらの構造を決定した。これらのモジュールは両方ともにβ−サンドイッチ・フォールドをコアとしてもち、コア構造の上下にはいくつかのループが存在していた。NMR滴定実験やDD2-キトサンオリゴ糖複合体結晶構造に基づいて、キトサンオリゴ糖はその非還元末端糖残基を、モジュール上部のループ部分と接触させながら、直立して結合することがわかった。その際、DD2のGlu14、Arg31、Tyr36、Glu61がキトサンとの相互作用を担っており、このうち、Ty36はDD1ではGlu36に置換されていた。そこで、DD1のGlu36をTyrに、DD2のTyr36をGluに変異させてキトサンとの親和性を調べた。その結果、36番目のアミノ酸はキトサンとの親和性を支配し、とりわけ、Glu側鎖とキトサンの非還元末端残基に存在する遊離アミノ基との静電的相互作用は重要であることがわかった。

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2016/04/06

卵巣の卵胞局所におけるレチノイン酸合成が排卵準備を完結させ,雌の妊孕性を担保する

論文タイトル
De novo-synthesized retinoic acid in ovarian antral follicles enhances FSH-mediated ovarian follicular cell differentiation and female fertility
論文タイトル(訳)
卵巣の卵胞局所におけるレチノイン酸合成が排卵準備を完結させ,雌の妊孕性を担保する
DOI
10.1210/en.2015-2064
ジャーナル名
Endocrinology Endocrine Society
巻号
Endocrinology Online: March 29, 2016
著者名(敬称略)
川合智子,矢中規之,JoAnne S. Richards,島田昌之
所属
広島大学 大学院生物圏科学研究科 生殖内分泌学,広島大学インキュベーション研究拠点 RCAS

抄訳

ビタミンA欠乏は,雌の繁殖(生殖)能力を減退させることが知られているが,卵巣における役割はほとんど解明されていない.我々は, 発情期において,顆粒膜細胞でFSH依存的にRA合成酵素群の発現が上昇し,それがRA受容体を介して遺伝子発現を誘導することを見いだした. さらに,RA合成抑制剤投与により,新規合成されるRAが排卵刺激を感受するLH受容体(Lhcgr)の顆粒膜細胞での発現を誘導し,それが排卵だけでなく卵成熟,受精および胚発生いずれをも促進することを明らかとした.ビタミンA欠乏飼料を給餌されたマウスにおいても,排卵抑制により発情期が延長する繁殖障害を呈した.これらの異常はRA投与により改善されたことから,雌の繁殖能力は,卵巣の卵胞局所におけるRA新規合成に依存することがはじめて明らかとなった.この成果は,ビタミンA欠乏のみでなくそれをRAに変換する酵素群の発現あるいは活性異常が,ヒトの不妊症や家畜の繁殖障害を引き起こす可能性を示している.

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2016/03/25

哺乳類の睡眠時間におけるカルシウム依存的過分極の関与

論文タイトル
Involvement of Ca2+-Dependent Hyperpolarization in Sleep Duration in Mammals
論文タイトル(訳)
哺乳類の睡眠時間におけるカルシウム依存的過分極の関与
DOI
10.1016/j.neuron.2016.02.032
ジャーナル名
Neuron Cell Press
巻号
Neuron Online March 17
著者名(敬称略)
多月文哉 上田泰己 他
所属
東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 薬理学講座 システムズ薬理学分野

抄訳

睡眠を制御する因子は主にハエを用いたフォワードジェネティクスによる探索で、体内時計に関係した遺伝子を中心に複数特定されてきた。しかしながら、体内時計とは別に睡眠時間を直接制御している遺伝子(睡眠時間制御因子)は未解明のままであった。フォワードジェネティクスは表現型から遺伝子に遡るため、多くの時間とコストを要し、従来の睡眠測定法も脳波測定用の電極を頭蓋骨に装着する手術が必要であるため、侵襲が大きく、多くの時間とコストがかかっていた。近年、本研究グループは、遺伝子と表現型を直接結びつけることができるリバースジェネティクスに注目し、高速に遺伝子改変動物を作製することができる技術(トリプルCRISPR法)と、高速に睡眠表現型を解析することができる手法(SSS)を開発した(Sunagawa et al., 2016)。今回、本研究グループは神経細胞のコンピュータシミュレーションにより睡眠時間制御因子を絞り込み、トリプルCRISPR法で作成された候補遺伝子のKOマウスの睡眠をSSSで測定することで検証を行った。その結果、Cacna1g, Cacna1h (電位依存性カルシウムチャネル)、Kcnn2, Kcnn3 (カルシウム依存性カリウムチャネル)、Camk2a, Camk2b (カルシウムイオン・カルモジュリン依存性プロテインキナーゼII)KOマウスが顕著な睡眠時間の減少を示す一方で、Atp2b3 (カルシウムポンプ)ノックアウトマウスは顕著な睡眠時間の増加を示し、カルシウムイオン関連経路が睡眠時間制御因子の役割を担うことを明らかにした.

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2016/03/25

淡水湖から分離された新属新種Sulfurirhabdus autotrophica

論文タイトル
Sulfurirhabdus autotrophica gen nov sp nov isolated from a freshwater lake
論文タイトル(訳)
淡水湖から分離された新属新種Sulfurirhabdus autotrophica
DOI
10.1099/ijsem.0.000679
ジャーナル名
International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology Microbiology Society
巻号
Int J Syst Evol Microbiol, January 2016 66: 113-117
著者名(敬称略)
渡邉 友浩、小島 久弥、福井 学
所属
北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野

抄訳

Sulfuricellales目を代表する唯一の属であるSulfuricellaは、化学合成独立栄養性の硫黄酸化細菌Sulfuricella denitrificansのみから構成される。本論文では、本属に近縁な新規硫黄酸化細菌を分離し、その形態的、生理生化学的、化学分類学的な特徴を報告する。BiS0株は琵琶湖の堆積物から限界希釈法によって分離された。細胞形態は桿状(1.4−4.6×0.4−0.7 µm)でグラム染色陰性だった。二酸化炭素の固定と酸素を電子受容体とした無機硫黄化合物の酸化によって生育した。温度0−32℃、塩化ナトリウム濃度0−546.4 mM、pH 5.2−8.1で生育が認められ、至適な生育条件は温度15−22℃、塩化ナトリウム濃度0-66.7 mM、pH6.1−6.3だった。16S rRNA遺伝子配列に基づく系統解析の結果、本菌株は最も近縁な純粋培養株Sulfuricella denitrificansと96.3%の配列相同性を示した。本研究結果に基づき、BiS0株を代表とする新属新種Sulfurirhabdus autotrophicaを提唱する。

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2016/03/15

がん細胞のフェロトーシスにはリソソームの機能が必要である

論文タイトル
An essential role for functional lysosomes in ferroptosis of cancer cells
論文タイトル(訳)
がん細胞のフェロトーシスにはリソソームの機能が必要である
DOI
10.1042/BJ20150658
ジャーナル名
Biochemical Journal Biochemical Society
巻号
Vol.473 No.6 (769-777)
著者名(敬称略)
鳥居 征司 他
所属
群馬大学 生体調節研究所 分泌制御分野 生体情報シグナル研究センター

抄訳

  変異Ras発現がん細胞に対する抗腫瘍化合物の開発により、細胞内の遊離鉄に依存する新しいタイプの細胞死「フェロトーシス」が見出され、注目されている。本研究でフェロトーシスの分子機序の解析を進めたところ、オートファジー・リソソーム関連阻害剤が細胞死を抑制することを見つけた。蛍光プローブを用いて細胞中の活性酸素種(ROS)を解析すると、Ras発現がん細胞においてROSはミトコンドリアに加えリソソームに検出された。また細胞死の主因とされる脂質過酸化も、エンドソーム周辺領域からの拡散が観察された。リソソーム関連阻害剤は細胞内外からの鉄供給を抑えることで、リソソーム由来のROS産生を抑制し、結果としてフェロトーシスを阻害することが判明した。 本研究結果は、がん細胞が示す鉄取り込みやオートファジー機能の亢進がROS発現(酸化ストレス)を高め、抗癌剤によるフェロトーシス感受性に関わることを示している。

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2016/03/10

日本国内と周辺における水産生物資源の放射性同位体汚染のリスク評価

論文タイトル
Risk assessment of radioisotope contamination for aquatic living resources in and around Japan
論文タイトル(訳)
日本国内と周辺における水産生物資源の放射性同位体汚染のリスク評価
DOI
10.1073/pnas.1519792113
ジャーナル名
Proceedings of the National Academy of Sciences National Academy of Sciences
巻号
PNAS Published online before print February 29, 2016
著者名(敬称略)
岡村 寛 他
所属
国立研究開発法人 水産総合研究センター 中央水産研究所

抄訳

福島第一原発事故によって放出された放射性物質による日本産水産物の汚染度の定量化を行った。厚生労働省のデータベースを利用し,20114月から20153月の放射性セシウム(セシウム134とセシウム137)の測定値を使用した。県と魚種(養殖魚等を除く)の組み合わせで,1646の異なる水産物のデータを使用した。しかし,データには検出限界値未満とされたものが多くあり,従来の方法では汚染度の評価が困難であった。我々が新しく開発した統計モデルを利用することにより,検出限界値未満が多いデータに対しても汚染度の評価が可能となった。その結果,汚染度は全体に低く,海産魚の汚染は従来考えられているほど高くないことが分かった。しかし,天然の淡水魚の汚染は相対的に高いことから,今後も引き続きモニタリングを継続することが重要である(ただし,市場に流通する淡水魚の多くは養殖魚であり,汚染度の高い淡水魚が一般家庭で食べられる可能性は低いであろう)。

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